logo

Nepal Now

p1

民族衣装でヤクのしっぽを振り回し踊る人。

p2
p3

歌い踊りながら村の歴史を演じる人々。
ヒマラヤ山地民族の祭「Badhe」を見る。

2004年11月15日

 ネパールには様々な宗教行事やお祭りがたくさんあります。その中でも、最も盛大に祝われるヒンドゥー教の「ダサイン」というお祭りは、北のヒマラヤ山地ではまるで別の国といった感じで、静かで何事も起こらず祝われません。

 ネパールには暦が何通りかあり、山地に住むチベット系の人々はチベット暦を使用し、新年なども各民族が使用しているそれぞれの暦にそって祝われるのです。

 先月、ヒマラヤ山地マナンのネイシャン谷の村であった「Badhe」というお祭を見物しました。このお祭りは、チベットの梵教に由来するものでした。この辺りはチベット文化の影響が根強く、言葉もチベット語に近いマナン語が話されています。

 この「Badhe」というお祭、なんと200年前には12人の少女を生贄として捧げていたとか。その後、村の女性の人口が減ってしまうという理由で羊の生贄に変わり、さらにチベットからの仏教の影響などもあって、おぞましい生贄の儀式は次第になくなっていったようです。


 今ではこのお祭も、民族楽器で音楽と伝統舞踊を見せ、地酒を飲んだりして祝うというシンプルなものになっています。その踊りや歌には様々なストーリーがあり、なかなか興味深いものです。

●from カトマンズ在住のヒビキ:profile
度々旅行で訪れたネパールに魅せられて、2003年からカトマンズにある語学学校に留学。学校は1日2時間で、朝は日本語を教えたり昼は旅行会社でバイトしたり…と、何もかものんびりゆっくり進むこの国であわただしい日々を送っています。


music & cinema
●音楽情報

社会派シンガー Raamesh のニューアルバム『Ey Indreni』

農民や労働者、貧しい人々の心情や、時には政治的なテーマも歌うことで有名な、社会派シンガー Raamesh のニューアルバム『Ey Indreni(虹)』が発売されました。このアルバムの歌詞のほとんどは、ネパール詩人たちの詩をそのまま歌っています。(The Kathmandu Post)

Hot Information

ネパールレストラン「KHUNBILA(クンビラ)」(東京・恵比寿)ではクリスマスディナー予約を受付中。(12/22-25)オンライン予約をするとウェルカムドリンクのサービスあり。
ネパール料理&Bar「MANDALA(マンダラ)」(東京・渋谷)ではオンラインクーポン割引実施中。
ネパール&インド料理「ナマステカトマンズ」(東京・吉祥寺)では毎週金曜夜「ネパール民族ダンスショー」(20〜21時)開催。*場所/吉祥寺本町2-11-7 横瀬ビルB1(中道通り沿い)TEL/0422-21-7010
更新日:2007.2.6
●back numbers

■ネパールの基本情報■
首都:カトマンズ
人口:約2321万人
言語:ネパール語
時差:-3時間15分
通貨:ルピー(Rs)
現地レート*
 1000円=1600Rs
*レートは刻々変動するので、大体の目安としてご覧ください。

●ネパールの情報サイト
駐日ネパール王国大使館
ネパール観光局
日本ネパール協会
ゴー! ゴー! カトマンドゥ
 (留学生による現地情報)

西遊旅行
 (ネパールに強い旅行会社)

パンチャ・ラマ
 (日本で活動中の音楽家)

Nepal Home Page
 (ネパール・ディレクトリ)

Gopi Krishna Movies
 (ネパールの映画館サイト)

Nepali Music For The World
 (ネパール・ポップが聴ける)