フィリピン流クリーン作戦
2004年9月22日
突然ですが、質問です。左の写真は何でしょう? 正解は、男性専用公衆トイレ。Metropolitan Manila Development Authority (MMDA)が首都圏クリーン作戦の一環として、約2年ぐらい前から圏内主要道路に設置し始めたそうです。
私が初めてフィリピンを訪れた1997年頃、他の東南アジアの大都市と同様、渋滞・排気ガスがひどく、塗装されていない鉄板むき出しのジープ型車が多く走っていたのをよく覚えています。しかし、訪れるたびに、町を走る車がどんどんきれいに、三菱、トヨタ、いすず、現代(韓国)、フォード(米国)などのメーカー車になっていくのに驚き(渋滞は一向に緩和されないけれど…)、昨年9月帰省した際、写真の物体を目にしたのでした。
そして、注意して町を見ると、道路標識の一部やバス停の屋根がショッキングピンクに替わっていました。「なぜ、ショッピン?」と思った私。「お役所」がどうしてど派手な色を選ぶんだろう?とただただ不思議に感じずにはいられませんでした。土建分野出身の夫に聞いてみると「明るくていいんじゃない」とつれない回答。でも、なるほど、緑色の元道路標識は、排気ガスにまみれて、薄汚れて見えるけど、ど派手ピンクなら、排気ガスに負けず(?)目立ち、強烈な南国の日差しにも映えるのかな、と納得しました。
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