穴場中の穴場
美食大集合のセラングーンガーデン。
2004年8月15日
ホランドヴィレッジは、カフェやレストランやアジアン雑貨の店に、外国人居住者も多く集まり、観光客にも有名な町(というには小さいので一角)なので名前を聞いた方も多いと思います。
しかし島中部、アンモキオの工業地帯からちょっと離れたとこにあるセラングーンガーデンは、隠れた美食のメッカとしてシンガポーリアンの間では有名ですが、外国人の間ではほぼ無名の穴場。街並みは団地国家のシンガポールにしては珍しく、低層建築の住宅とショップハウス(東南アジア独特の、一階が店舗で二階が住宅となった長屋式建築)が立ち並ぶこぢんまりとした閑静な高級住宅街。ホランドヴィレッジにも共通するところがあります。
そこに近頃、改装工事を終えてきれいになったホッカーセンター(露店の屋台街。多くは「バサ」と呼ばれるいわゆる市場を併設。管轄はお役所)が2つと、コピショップ(これも屋台街だが、個人営業の大家が店子の屋台に場所貸しをしている形態)があちこちに。レストランも、超有名なチキンライス・レストランから回転寿司、ロシア風ステーキまで盛りだくさん。最近では、おしゃれなカフェとアジアンスパ、カラオケパブ、そして昔ながらの生活用具を売る金物屋まで…ありとあらゆるお店がてんこ盛りなのです。
有名なホッカーセンターのひとつ Chomp Chomp はイーストコースト・フードセンターと並ぶ美食の集まるホッカーセンターで、主に夜に営業を開始する店で成り立っています。さほど広くはない敷地内にお店がひしめき、BBQチキンウィングやサンバル(海老とチリのペースト)をつけて焼いたスティングレー(エイ)などが有名で、夜にこの近辺を通りかかると、もうもうと香ばしい煙が立ち込め、テーブルはいつも満席です。
一方、セラングーンガーデン・フードセンターでは、朝から沢山のお店が市場と共に営業しており、お昼時ともなると、猪雑湯(豚の臓物スープ)のお店には主にアンモキオあたりから車ではるばるやってきた会社勤めの人たちが大行列しています。
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