南国シンガポールは
早々とクリスマスムードです。
2004年11月18日
もともと、日中は暑いのでイベントが夜に多いシンガポールでも、10〜11月から翌年3月頃までは、ディパバリ、ハリラヤ、クリスマス、そして中国正月と行事を控えて、夜の街のライトアップが一番盛んな時期となります。
今年の11月のシンガポールは、11日がヒンドゥー系住民の正月にもあたる「ディパバリ(光の神が闇に打ち勝った日)」でお休み。そしてリトル・インディアでは、インド式のライトアップがされていました。続く14日は、イスラム系住民の断食明け「ハリラヤ・プアサ」でこれも正月気分。ゲイラン・セナイでは断食月中からナイトバザールが大盛況でした。
例年なら、10〜11月にやってくるディパバリが終わってからクリスマス商戦が始まるのが通例なのですが、今年は11月になるやいなやもうクリスマス気分。「えー?いくらなんでも気が早くない?」とは思いますが、実際は常夏なので、早く始まろうが遅く始まろうが季節は一緒。いまいちピンと来ないというのが正直な気分です。
とはいえ、毎年恒例のクリスマス・ライトアップは、シンガポーリアンの夜のそぞろ歩きの楽しみの一つ。特にオーチャード・ロードは、街全体が毎年ひとつのテーマで飾られ、点火式には大統領もじきじきにお出ましになるほどです。加えて、数多くあるショッピングセンターが、それぞれ趣向を凝らしたライトアップを行うので、この時期のオーチャード・ロードはまさしく光の洪水となります。
週末の夜ともなると、ライトアップを通り抜けしながら見ようとする車で大渋滞です。歩道の方も家族連れやカップル、これからクラブに繰り出す若者達、観光客などで大賑わい。それに出店やはたまた大道芸も出て、こちらも楽しめます。
|