上海モーターショーの1日
−AUTO Shanghai 2005
2005年4月24日
4月22日に『第11回上海国際汽車工業展覧会−AUTO Shanghai 2005』(上海モーターショー)が、浦東にある上海新国際博覧中心で開幕しました。初日、2日目のトレーディング・デイが終了し、24日からは一般公開が始まりました。車そのものの話は、あちこちのニュースやブログなどで十分に楽しむことができると思いますので、車の知識のほとんど無い私が語るのは失礼して、今回はそこで見たいろんな「人」や私の雑感についてお話します。
一般公開の期間中で唯一の休日とあって、会場は朝から人、人、人。会場周辺の道路には、普段このエリアで見ることのできないほどの車、車、車。路肩には臨時駐車の駐車料金徴収員がしっかり待ち構えていて、車を停めた人をみつけると、すかさず駐車料を徴収していきます。私たち家族は、開場から30分ほど後の9時半に現地に到着したものの、車を停めることができず、はるか彼方まで車を停めに戻り、わざわざタクシーに乗り直して会場入りするはめに。
入場券は一人40元。このチケット販売ブースにもすでに長蛇の列ができています。並ばないことで有名な上海っ子たちも、ここでは仕方ありません。じっと我慢の子で、皆並んで待っています。しかし、中には割り込みたい人もいるわけで、そういう人はしっかり保安員がチェックしていて、すぐに現場へ現れては引きずり出していました。
チケットを買いに行った夫と息子を待っていた私と娘の目の前でも、その光景が。「まあまあ、そんなこと言わずに頼むよ」と、へらへらした笑いを浮かべる一人の中年男性。けれど、この人を黙認してしまえば後の収拾がつきません。保安員は落ち着いた声で「順番は順番だ。ちゃんと並べ。」と言って、その男性を追い出しました。
こうして20分ほど並んで、ようやく手に入れたチケットを持ってX線の荷物チェックも済ませたら、さあ車を見るぞ!と中に入ったものの、これまた人、人、人の波。車をまともに見ることなんぞできません。熱心に車の中をのぞきこんで製品チェックに余念のない人。ひたすらビデオカメラやデジカメに車の様子をおさめる人。シートに座ってご満悦な家族連れ。目的はどっち?といったコンパニオン目当てのカメラ小僧(?)。ひたすら、パンフレットの入った紙袋を手に入れるために並んでいる人…。どこもかしこも人で溢れています。
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