夏の暑さはかき氷でふっとばしちゃえ!
2005年7月7日
今年の上海は空梅雨で、諦めて梅雨明け宣言らしいものをした途端に雨がお湿り程度に降る、という有り様で、すでに暑さでみんな疲れてしまっています。上海のテレビでは画面の隅に35℃以上だと赤いマーク、38℃以上だと黒いマークが表示され、市民に注意を促しているのですが、この黒いマークを朝から見てしまうと1日何もする気になれません。
上海の夏は気温も高いですが、湿度も高く、日中でかけようものなら、アスファルトからの照り返しとエアコンの室外機やバスから出る熱風にあおられ、見る見るうちに体力を消耗してしまいます。昔は皆国営企業だったので、気温が38℃ともなれば会社は休みとなり、暑い時は無理をしなくてもよかったわけですが、今はそうはいきません。電力が不足している上海では、今年も観光名物である夜のライトアップが自粛され、いつもの華やかさはありませんが、それも致し方ありません。
さて、そんな暑い暑い上海でも数年前から「来自台湾(台湾から来た、という意)」のかき氷が人気を呼んでいます。小豆の氷の写真を提供してくださった淮海中路の「小城故事」も台湾料理とスウィーツのお店。かき氷とスムージーだけでもかなりのメニューがあります。
台湾かき氷の特徴は、何がメインなのかわからないぐらいにたっぷりのったトッピングとそのボリューム。小豆だったり果物だったりアイスクリームだったり…いろんなものがたっぷりのっかっている上に、どう考えても一人では食べきれない量でどどーんとテーブルの上にそびえたつその姿は高い高い山のよう。大体2、3人で食べるのに適した量となっているのが一般的です。マンゴーはこのお店だけではなく、香港スウィーツのお店でも定番モノ。オレンジ色が暑さで落ちてしまった食欲を復活させてくれます。
面白いところでは「布丁冰(プディンビン)」という氷の上にプリンがのっかったメニューがあります。(24元/画像が無くてごめんなさいね。)練乳とカラメルソースがかかったきめの細かい氷の上にプリンが2つ。プリンだけでも美味しいのですが、意外に氷ともよくあいます。これも一人で食べるには量が多いので、お友達と一緒にどうぞ。そしてスムージー(冰沙)が好きな人は「花生(ピーナッツ)冰沙」にぜひトライしてみてください。手と口の動きが止まりません。
次にご紹介するのは「Thai Thai」というタイ料理のお店のかき氷。こちらは小ぶりで、日本のかき氷並みのサイズでしたが、甘さは数倍。甘ーい甘ーいシロップやチョコスプレーがたっぷりかかっていて、「白雪紅苺」にはイチゴジャムが、「百里果香」にはレモンシロップのほかにひまわりやスイカではないものの種までトッピングしてありました。みんな甘ーいものが大好きなのでしょうね。
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