日本でも試してみて!
上海の正月料理
2006年1月16日
日本は松の内ももう過ぎて、正月気分は無くなってしまっていることでしょうけれど、上海の正月はこれからです。
辛亥革命後の1912年に、孫中山(孫文)が南京で中華民国の臨時大総統に就任した際に太陽暦が採用され、以来新暦の1月1日を新年として「元旦」(ユェン・ダン)と呼び、旧暦の1月1日を区別して「春節」(チュン・ジィエ)と呼ぶようになりました。一般に「春節」は旧暦の1月1日から15日の元宵節(ユェン・シャオ・ジィエ)までの期間を指し、口語では「春節」という言葉よりも「過年」(グォ・ニィェン)の方がよく使われています。
さて、その「過年」には日本と同様にいろいろな準備があったり、年が明けてからも1日ごとに過ごし方があるのですが、上海ではあまりこのような古い習慣は重視されておらず、大晦日の夜、みんなで食べる「年夜飯」(ニィェン・イェ・ファン)も、レストランを予約して外食する家庭が増えています。
そんな古きにこだわらない都市だからか、はたまたいろんな地域から集まってきた人々の集まりだからか、上海では北方のように「正月は水餃子!」といった、コレを食べないと正月が始まらない、というものがありません。
そこで今回は、縁起物として正月料理にもあげられていて、普段も比較的好んで食べられている料理をご紹介することにします。レシピには詳細な材料の量の記載がありませんが、こだわる必要はありません。簡単ですのでぜひお試しあれ。
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