上海旅行で自分へのおみやげをどうぞ
オーダーメイドの洋服
2006年9月20日
現在、上海では新しい都市計画に基づき、あちこちの古いものを取り壊しています。市場も例外ではなく、世界的に有名な所では偽ブランド品を扱っている店が多くあった、襄陽(シャンヤン)服飾礼品市場が6月に幕を閉じました。また、地元の人にも観光客にも人気のあった、董家渡(ドンジィアドゥ)面料市場も3月に姿を消しました。
上海市内には、布を扱う大きな市場が数カ所あるのですが、そのほとんどが「軽紡市場」と呼ばれるもので、扱っているのはカーテンやソファ、布団カバー、クッションなどの布地(と仕立て)です。そんな中、董家渡面料市場は、上海市内唯一最大といっていいほどの布市場で、朝から夕方までたくさんの人でいつもにぎわっていました。
では、その市場が消えた後はどうなったのでしょう。小さな場所へ移っていった人たちも少なくありませんが、その大半は新しくできた2つの市場に移転しました。1つは「南外灘(ナンワイタン)軽紡面材市場」、そしてもう1つが、今回ご紹介する「上海十六鋪(シーリウプ)面料城」です。
以前の董家渡の市場は実に粗末な造りで、空調もないので夏は暑く冬は寒く、衛生的にもあまりよい環境ではありませんでしたが、十六鋪の市場は明るく、清潔でゆったりと商品を見ることができます。建物の構造上、やや店の位置を覚えにくいという難点がありますが、おおむね好評です。
それぞれの店では、布をメートル単位で売ってくれます。シルク、カシミア、シャツ用布地などなど、店ごとに特化した商品があり、気軽に相談にのってくれます。
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