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ASICRO FOCUS file no.15

『誰にでも秘密がある』記者会見

p5
●日本のドラマや映画に興味がありますか?
将来、日本のドラマや映画に出る計画は?

 ビョンホン「日本映画はとても好きですし、関心もあります。今までにも聞かれたのですが、私の心は開かれた状態です。日本のドラマや映画に限らず、どこの国籍のドラマでも映画でも、いい監督、いいストーリーがあり、その中で演技ができるのであれば、いつでも出演したいと思っています。」

 チェ・ジウ「私も個人的に日本の映画は大好きです。言葉の壁さえ克服できれば、ぜひ出演したいと思っています。」

●再び共演してみて、お互いの印象は?

p4
 ビョンホン「初対面の俳優同士が、息を合わせて1つの作品を作るのは、とても大変なことです。息を合わせるまでにかなり時間が必要なので、撮影前に製作会社があえて一緒に会わせたり、たくさん話をする機会を作ったりします。それは俳優だけでなくスタッフも同じで、映画を作る全員が家族のような雰囲気づくりをします。距離感があるとうまくいかないので、距離感をなくす作業が必要なのです。

 チェ・ジウさんとはそういう作業をする必要がなく、もともとお互いよく知っていて気心も知れていたので、ほんとうに気楽に相手役として接することができたと思います。とてもやりやすい相手でした。」

 チェ・ジウさんへの印象については、隣りにいるから言うのではありませんが、普通女優さんというのはやや気難しい方が多いと思うのですが、まったくそういうところがなくてほんとうに円満な性格で、一緒にいる相手を非常に居心地よく楽にしてくれる女優さんです。仕事に対してもほんとうに誠実で、一生懸命取り組んでいる姿にはとても好感が持てます。」

p6

 チェ・ジウ「今回はほんとうに相手役のイ・ビョンホンさんに助けていただきました。私にとっては初めて挑戦するジャンルの映画ですから、親しくなければコミカルな演技はできなかったと思います。以前ドラマで6ヶ月間一緒にお仕事をしたことがありますので、お互いほんとに親しくて、自然な演技をすることができたのだと思います。俳優としては先輩にあたり、本当に多くのことを勉強させていただきました。たくさんのアイデアをくださったことに感謝しています。

 イ・ビョンホンさんへの印象ですが、韓国では元祖『キラー・スマイル』と言われておりまして(会場笑い)、この映画を観ると女性だったら誰もがメロメロになってしまうのではないかと思います。(隣りで照れて笑っているイ・ビョンホンを指して)まさにこの笑顔です。そして意外と面白いところもあり、その辺は映画の中では感じられないかもしれませんが、普段は非常にいたずらっ子で茶目気のある方です。」


p7
 以上、記者会見の模様でした。

 翌日の30日は、映画の上映と舞台挨拶が行なわれましたが、なにせ取材陣の数が多過ぎる。そこで入り切れない取材関係者のために、臨時撮影会が開かれました。上と右はその時の模様です。ドレスアップした二人の華やかな姿とスマイルはまさにスターという印象ですが、新潟の地震被災者の方々への心遣い(チェ・ジウさんは見舞金も持参)など、日本のファンへの感謝の気持ちを忘れない謙虚な姿勢にも心暖まるものがありました。

 そんな二人が、大胆に挑戦した明るいラブ・コメディ『誰にでも秘密がある』。「このシーンは本気で笑ってるんじゃないの?」と思えるくらい自然な演技が見所です。(11/27より上映中)


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更新日:2004.11.30
●back numbers

記者会見の表記
●質問者
ビョンホン(イ・ビョンホン)
チェ・ジウ(チェ・ジウ)
監督(チャン・ヒョンス監督)
●チェ・ジウ
1975年6月11日生まれ。釜山女子大舞踊科、漢陽大学演劇映画科卒。『韓国のイザベル・アジャーニ』に選ばれ、94年にMBSに採用され芸能界へ入る。リュ・シウォン、チャン・ドンゴン、イ・ビョンホン、ペ・ヨンジュン、クォン・サンウなど、最高の人気俳優と共演。『冬のソナタ』で韓流トップスターとなる。
主な出演ドラマ
・戦争と愛(95)
・初恋(96)
・サラン(98)
・友情(99)
・真実(2000)
・新貴公子(2000)
・美しき日々(01)
・冬のソナタ(02)
・天国の階段(03)
主な出演映画
・バクボンゴン家出事件(96)
 *1月に映画祭上映あり
・ハレルヤ(97)
・罠(97)
・キスしましょうか(98)
・情け容赦なし(99)
・ピアノを弾く大統領(02)
 *2005年春上映予定あり
・誰にでも秘密がある(04)