左からイ・ビョンホン、チェ・ジウ、チャン・ヒョンス監督
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2004.10.29
六本木ヒルズ・アカデミーヒルズ(東京)にて
東京国際映画祭のゲストスターの中でも、一際華やかさで目立っていたのが、『誰にでも秘密がある』のイ・ビョンホンとチェ・ジウ。韓流スターとしてもホットな二人だけに、物凄い数の報道陣が早朝から会場前に並んでいました。二人はなぜこの軽快コメディを選んだのか? 演技で苦労した所は? 微笑ましい会見の様子をお届けします。
*作品に関しては作品紹介ページへ。
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ビョンホン「とてもたくさんの方に来ていただき、大変うれしく思います。来るたびに取材の方が増えているようで、毎回新記録を出している気分です。この作品に多くの関心を持っていただいて、とても安心しました。ほんとうにありがとうございます。」
チェ・ジウ「こんなに多くの皆様に集まっていただけるとは思ってもみませんでした。ほんとうにありがとうございます。『誰にでも秘密がある』に、これからも多くの関心を寄せてください。ありがとうございます。」
監督「まず、皆さんにお会いできてとてもうれしく思います。また、この二人は日本でスターなんだなあとあらためて感じました。二人はこんなにたくさんのカメラに囲まれるのに慣れていると思いますが、私は初めてなのでちょっとびっくりしています。」
●お二人は地震のニュースを聞いておられたそうですが…。
ビョンホン「地震のことは、韓国の新聞やニュースで知っていました。たいへん多くの方々が被害に遭われ、犠牲になられたのは残念です。日本は今悲しい雰囲気に包まれていますが、そんな中で僕たちはロマンチック・コメディ映画の宣伝活動に来てしまった訳です。俳優としては、多くの記者の皆様の前で笑顔で明るく宣伝しなくてはならないのですが、そういう状況なので、非常に申し訳なく思っています。」
「しかし、とにかく宣伝に来ましたので、一人でも多くの方にこの映画を観ていただきたいと思います。この作品はとても軽快で愉快で気分のいい映画なので、少しでも皆さんの希望になり、笑顔を提供する小さな力になれればと思います。」
チェ・ジウ「私もニュースでそのお話をたくさん耳にしました。ほんとうに残念なことだと思いますし、心からお見舞い申し上げます。皆さんが少しでも早く元気になって、希望を取り戻してくれればと思います。」
●イ・ビョンホンさんにとっては、ドラマ『Happy Together』以来のコミカルな役柄ですね。演じてみて楽しかったですか? 難しかったですか?
ビョンホン「『Happy Together』というドラマは、キャラクターそのものが非常に面白かったので、私がどう演技するかによって主人公に変化をつけられました。それに対して、今回の『誰にでも秘密がある』は、キャラクターが面白いとかセリフが面白いというよりも、状況設定そのものが非常に面白かったと思います。そこが違うところです。」
「新しいジャンルに挑戦してみたかったので、今回はとても軽く明るい気分でスタートしました。なので、大変ではありませんでしたが、どのくらいの演技を見せればよいかというのが難しかった。ロマンチック・コメディの場合、今までやってきたリアリティのある演技とは違い、あまりオーバーでない演技が必要とされます。そのさじ加減時が難しかったです。」
●お二人を演出する上で、特別に気を遣ったところは?
監督「日本の皆さんにとって今回の映画は、これまで抱いているイ・ビョンホンさんやチェ・ジウさんのイメージとは大きく違うと思います。これは韓国の人々にとってもそうですし、少なくとも私の目にはそう思います。イ・ビョンホンさんとは10年前からの知り合いなので、スヒョン役は彼が一番いいと思っていました。彼のことは彼以上によく知っているつもりなので、彼ならできると思いお願いしたのですが、実際演じてもらって大正解でした。」
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*2度もカメラ目線を頂きました。隙間カメラにも気を配れる細やかさはさすが!
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「チェ・ジウさんとは今回の作品で初めて会いまして、うまく演じてもらえるかちょっと心配だったのですが、本人が自信を持ってやってくださり、とても楽しく撮影できました。チェ・ジウさんは皆さんが外見から感じるように、とてもおとなしそうで、どちらかとういとお利口さんなイメージがあるのですが、映画の中で見せてくれるとてもかわいらしい姿、ああいう要素も持っていらっしゃると思います。」
●これまでのイメージと違いますが、注意した点、気をつけた点は?
チェ・ジウ「今回は今までのイメージとは全く違うキャラクターで、シナリオを読んだ時はとても面白かったのですが、次女のソニョン役をお願いされて、はたして自分はうまくできるかなあと心配が先に立ちました。しかしちょうどドラマ『天国の階段』の撮影が終わった頃で、それまで悲恋のヒロインが続いていたので、一度変身して違う役をやってみたいという欲が生まれてきたんです。」
「いざ撮影が始まってみると、最初は少しぎこちなさを感じながら演じていたのですが、監督が隣りで私が演じやすいような雰囲気作って助けてくれました。それに、イ・ビョンホンさんとはドラマに続いて2度目の共演で、気心が知れていますので、肩の力を抜いて気楽に撮影にのぞむことができました。ですから、監督が作ってくれた映画の枠の中で、自由に遊ぶことができたと思います。オーバーになってしまうと、監督から『今のはちょっとオーバーだったかな』と声をかけていただいたりして、自由に撮影できました。ほんとに、私にとっては今までとは違う経験ができて、楽しい撮影でした。」
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