logo


ASICRO FOCUS file no.17

『カンフーハッスル』記者会見&舞台挨拶

p1

東京国際映画祭でゲスト来日したチャウ・シンチー
2004.10.30
六本木ヒルズ・アリーナ(東京)にて


 朝からあいにくの雨模様で、開催が危ぶまれていた六本木アリーナでの特別イベント。この日は11月下旬並の寒さで小雨の上、風も吹いていたのですが、ほぼ定刻の7時過ぎからイベントが始まりました。

 まず最初に、黒スーツに斧を持ったダンサーズ(もちろん、映画のキャラクターと関係あり)が登場して踊りを披露。その後、司会の挨拶に続いて主役のチャウ・シンチー(周星馳)が拍手の中を登場します。シンチーにとっては、渋谷オーチャード・ホールでのレッドカーペット&舞台挨拶に続いて2度目のイベント。カンフースタイルで登場し、髪や衣装が風になびいて寒そうでしたが、そんな寒さも吹っ飛ばす笑顔で応えてくれました。(以下、アリーナ・イベント)


レッドカーペット

渋谷のオーチャードホールではレッドカーペットに登場! 舞台挨拶も大盛況だった。
 司会「イベント続きでお疲れではないですか?」

 シンチー「全然疲れていません。むしろ、興奮気味です。」

 司会「先ほど躍っていた後ろのスーツの人たちはどういう人たちですか?」

 シンチー「見た感じでは、いい人たちではないですね(笑)。」

ここから記者による質疑応答。

●『カンフーハッスル』と前作『少林サッカー』との違いは?

p2

ポーカーフェイスの時はちょっと恐いシンチーだが笑うとかわいい。
 シンチー「前作との大きな違いは、本物のカンフー映画だということです。この映画に限らず、映画を作る時は毎回違うものを取り入れたいと思っています。」

●ブルース・リャンさんなど、ひさしぶりに登場する大御所の方たちとの共演の感想はいかがですか?

 シンチー「今回は一緒に共演した俳優もたくさんいますが、初めて共演した新人もたくさんいるので、ここでは特に新人の俳優についてお話します。彼らは経験は少ないんですが、現場でとても努力しており、いい演技を見せてくれました。もうちょっとで僕と並ぶくらいじゃないかなと思います。ほんとに感心しました。」

ここで大阪試写会場(大阪梅田ブルク7)からスクリーンを通じて質問が。

●ブルース・リーへの愛、カンフーへの愛に満ちた素晴らしい映画でした。お好きな漫画、アニメへの愛情も感じたのですが、影響を受けたものがあれば教えてください。

p3
 シンチー「日本の漫画はたくさん読んでいてとても好きです。その中でどれが好きか、どれに影響を受けたか、というのはなかなか言いにくいのですが、あえて言うなら、一番影響を受けたのは『ドラえもん』と『ドラゴンボール』です。」

ここで東京側の司会者から、

●理由は何ですか?

 シンチー「とても面白いからです。」(会場爆笑)


続きを読む 記者会見1 > 記者会見2&舞台挨拶 > 登場人物紹介
更新日:2004.12.31
●back numbers

記者会見の表記
司会・質問者
シンチー(チャウ・シンチー)
●プロフィール
チャウ・シンチー(周星馳)
英語名:スティーブン・チョウ
1962年6月22日香港生まれ。
●経歴
 TVB俳優養成所の第11期生。(トニー・レオンと同期で、二人は親友でもある。)養成所を卒業した84年、TVBの子供番組『430穿浚機/430 Space Shuttle』の司会に抜擢され一躍人気者に。
 88年からドラマにも出演し、ダニー・リー監督の『霹靂先鋒』(88年)で映画デビュー。この作品でいきなり台湾金馬奨最優秀助演男優賞を受賞。香港電影金像奬でも助演男優賞にノミネートされた。
 90年頃から独特のアドリブギャグで笑いを誘う「無厘頭(モウレイタウ=ナンセンス)」スタイルを確立。チョウ・ユンファ主演の『ゴッド・ギャンブラー』のパロディ映画『ゴッド・ギャンブラー/賭聖外伝』(90年)で大スターとなり、コメディ・キングの地位を不動のものにする。
 その後の出演作はすべて大ヒット。96年の『食神』からは製作・脚本・監督も手がけるようになり、2001年の『少林サッカー』でアジア圏のみならず、世界中の注目を集めている。
*ちなみに、作家・馳星周氏のペンネームはチャウ・シンチー(周星馳)の逆読み。もちろんシンチーの大ファンである。
チャウ・シンチー関連サイト
亞洲明星総覧の周星馳ページ
日本公式ファンクラブ
カンフーハッスル関連サイト
公式サイト
日本公式サイト
アジクロシネマ紹介ページ