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左からエス監督、ディアオ監督、ヨン監督、チャーリー、フォーカス、チャルームポン、トン監督、ビン監督、ボール監督
(*各監督の名前が長いので、略称を使用しています。)
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●昔の遊びをやってみてどうでしたか? 今はどんなことをして遊んでいますか?
チャルームポン「輪ゴム吹きは以前にちょっとありましたし、サッカーは今でも好きな遊びです。サッカー以外ではコンピュータ・ゲームで遊ぶのが好きです。」
フォーカス「映画の中の遊びは今ほとんどしなくて、もうちょっとハイテクなお人形とか他のもので遊んでいます。」
チャーリー「輪ゴム吹きは今はほとんどやりません。サッカーは今でもよくやります。今好きなゲームは、コンピュータ・ゲームとラジコン飛行機です。」
●80年代がタイの皆さんにとって懐かしいというのはなぜでしょう?
ヨン「80年代のタイは、現在のように競走社会ではありませんでした。当時のタイ人は、幸せであればほどほどの暮しでいいという考え方でした。ところが現在では、例えば、子どもの受験戦争や就職活動で競走が激しくなります。ですから、80年代にタイ人が心を惹かれるのは、ほどほどの生活をしてのびやかな生活を送っていた時代の雰囲気が、懐かしいからだと思います。」
●皆さんは今、のびやかな生活をしていらっしゃいますか?
ヨン「そうですね。今のところのびやかで満足した生活を送っていると思います。中には、家が欲しいとか車が欲しいとか、物欲のある人も多少はいるかもしれませんが、今は国内外の好きな場所で好きな脚本を書ける、そういった生活を送っています。」
●この映画を撮影した後、6人の関係や監督として変ったことはありますか?
エス「僕たちは同じ大学で勉強してきた同級生で、知り合ってもう11年になります。この映画の為に寝食を共にし、いろんな場所に行って映画について議論を交わしてきました。結局、映画も一緒に撮った訳ですけれども、結果的にはこの映画は成功しました。だからといって、僕たちの関係が特に変ったということはありません。最初から最後まで親友のままです。
今は別々に映画のプロジェクトがあって、それはそれでうれしいのですが、やっぱり何か困った時には友だちに相談するようにしています。この映画を撮った時に、僕たちは『365フィルム』というグループ名を使いましたが、その名前は今後もずっと変ることはありません。」
ディアオ「映画を撮って人生が変ったかというと、まあ、多少人生がよくなってちょっと食べていけるようになったかなあと…。でも、今後もひたすら頑張って働いていきます。」
ヨン「僕たちの友情について少しご説明しますと、大学4年間は一緒にいて、それぞれバラバラになったのですが、この映画のためにまた再結集し、大体1年間くらい、一緒に地方に行ったり寝食を共にしたりして過ごしました。プロデューサーから『6人で監督してみてはどうか?』と言われた時に、ここまで親しい6人じゃなければ、きっと映画なんて一緒に監督できないだろうと思いました。
映画が成功して変ったことはいうと、顔が知られるようになったので、あまりみっともないことはできなくなりました。例えば以前は、朝起きたら顔も洗わないで短パンのまま、その辺にラーメンを買いに行けばよかったのですが、今はちょっと恥ずかしいです。」(場内笑)
トン「この映画の成功は、自分たちが大好きな次の映画を撮るための道を開く、大きな一歩になったと思います。」
ビン「一番の変化は、撮影中に太ったことです。それから前はフリーランスで細かい仕事を集めていたのですが、今は自分の好きな仕事ができるのが一番うれしいです。」
ボール「最後っていいですよね。皆と同じ意見です。」(場内笑)
●映画に出演した後で変ったことはありますか? フォーカスさんはお母さんに家を買ってあげたそうですね。
フォーカス「皆に知られるようになったので、映画館でもデパートでも皆が挨拶してくれて、不思議な感じです。もともと、前からお母さんには家を買ってあげたかったので、それがほんとうになってうれしいです。」
チャルームポン「一番うれしかったのは、たくさん友だちが増えたことです。特に女の子の視線を感じて、モテモテです。」(場内笑)
チャーリー「『ジアップ!一緒に写真を撮って』と言われるのがうれしいです。」
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仲の良さが伺える個性的な6人の監督たちと子役たち。こどもたちは衣装が重くて、ちょっぴりお疲れモード?
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記者会見の後に、女優の本上まなみさんが登場。皆さんに桃の花を贈呈しました。人数が多いせいもあり、監督6人それぞれのお話があまり聞けなかったのですが、アジクロではこの後、監督たちに単独インタビューを行ないました。その時の愉快な様子も、後日お届けしますのでお楽しみに!
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