いよいよ近づいて来た来日と共に、8月31日発売予定の初ベストアルバム『Initial J』で日本でも歌手デビューを果たすジェイ・チョウ(周杰倫)。自ら作詞・作曲も手がけ、個性豊かなアルバムを作り続けているジェイの音楽性の高さは、デビュー当時から注目を集め、わずか5年にして台湾トップスターの座に君臨しています。
R&B天王として知られている彼ですが、そのルーツはクラシック。歌手にならなければ、ピアノの先生になっていたかもしれないジェイが語る「彼の音楽について」を、クリップインタビューの中からいくつかご紹介します。
「好きな音楽も作る音楽も、ジャンルを限定することはないです。僕にとって音楽はジャンルも国境もないものだから。ただ、中国の歴史的なものがとても好きなので、これまでのアルバムには中国風の音楽が含まれていると思います。僕の曲を聴いて外国の方々が、中国文化への認識を深めてもらえればうれしいです。また、小さな頃から学生時代まで学んできたのはずっとクラシックだったので、今やっているのはポップスですが、クラシックは僕の音楽作りの中で欠かせない一要素だと思っています」
ジェイのアルバムでは常連となっている名コンビ、作詞家の方文山との馴れ初めは?
「方文山とはほとんど同じ頃に会社と契約しました。僕はオーディションがきっかけでしたが、彼は自薦で、自分の作品を投稿して認められたんです。一緒に頑張ってきたという連帯感もあるし、音楽制作においてもすごく息が合っていると思います。仕事以外に、プライベートでもとても仲のいい友人です。彼の詞は彼独自のもので、彼も中国文化に特別な愛着を持っているので、僕も多かれ少なかれ彼の影響を受けていると思います」
プロフィールでよく好きな国としてあげられている日本で、いよいよデビューすることになった心境は?
「すごく楽しみです。日本には何度も行っていて、生活環境などがとても好きなので、ようやくベストアルバムと映画で日本のファンに会えると思うと、ほんとうにうれしいです。外国のアーティストが日本に進出するのは難しいと聞いているので、ちょっと緊張もしていますが、でも自分の音楽には自信を持っているので、日本のみなさんをがっかりさせるようなことはないと信じています」
そして「ぜひ、日本でコンサートをやりたいと思っています!」と語ってくれました。今回は残念ながら、質問状でのインタビューだったのですが、もうすぐ来日するジェイと新しいアルバム、そして俳優デビューとなった『頭文字<イニシャル>D』の公開を楽しみに待つとしましょう。
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