チームの要となるスキッパー役を担当した吹石さんは、
吹石「小さなことからこつこつと、東京でも皆で練習し、青森へ行っても、暇さえあれば自主連して、撮影の合間にストーンを投げたり、フォームの確認をし合ってました。それでチームワークがよくなった気がします。やっている時はほんとうにリアルに団結していたので、それが映画の中に映り込んでいると思います」
なるほど。そして、韓国チームの代表選手でもあり、エンジェルズのコーチ役を演じるキム・スンウはというと
キム「監督の『うまく撮ってあげるよ』という一言を信じてやりました。完成した映画を観て『うまくやれてるじゃないか』と言ってくださる方が多いんですが、それはすべて監督のおかげと感謝しています」
監督「韓国でキム・スンウさんに『ちゃんと練習してね』と言ってたんですが、青森に着いて、最初に投げたのを見た時に、おや?と思ったんです(笑)。ところが、やっぱりたいしたもんで、3日間くらいで大急成長を遂げて、カーリング指導の先生がびっくりしてました。ぜひ、日本にスカウトしたいと言ってました」
大学では体育学科出身だけに、スポーツ万能の才能を発揮したようです。キム・スンウと言えば、韓国の芸能人野球チームでも大活躍していますしね。
主人公の妹役を演じた関めぐみさんは
関「カーリングについての知識がまったくなくて、ルールも知らなかったので、最初は戸惑ったんですけど、ビデオを見たり、皆で練習を重ねていくうちにだんだんはまって、空いてる時間に滑ってみたり…すごく楽しくできました」
最終的には、皆でカーリングを楽しんだ模様。「これではまっちゃったという方は?」という司会の言葉に、占部房子さん以外は全員さっと挙手。それを見て、占部さんもちょっとずつ手をあげたところがかわいかったです。(韓流スターのカン・スヒョン・ファンを演じる占部さんは、映画でもすごくキュート)
カーリング・エンジェルズ(左より占部房子、吹石一恵、関めぐみ、枝元萌)とキム・スンウ
口をとんがらせた占部さんは子どもみたいでかわいい。
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エンジェルズのユニフォームは「実用的な方か?可愛く映る方か?で言えば、やっぱりいずみは可愛いく映る方を選ぶよねってことで、ミニスカートに否応なしに決定」したとか(笑)。撮影中は相当寒かったようです。映画ではあまり映らないけど、背中にはそれぞれ色違いのスパンコールの刺繍が入ってました。
最後に監督からの「皆で作り上げた映画を、どうぞかわいがってやってください。宜しくお願いします!」というメッセージで、舞台挨拶は終了しました。あっと驚く結末も楽しい『素敵な夜、ボクにください』は、24日より公開中です。出演者たちの努力の結晶を、ぜひスクリーンでご覧ください。
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