「恋のパラドラ」全8話の出演者&楽曲アーティストが勢揃い(2007.12.11)
12月11日よりインターネットと携帯電話で実験配信されている、週1更新ドラマ「恋のパラドラ」シリーズ。若手俳優や若手アーティストを起用し、毎回約15分全8話のラブストーリーを、前後の回が登場人物でリンクするチェーンドラマとして製作されています。その第3話に、台湾からジョセフ・チェンが特別出演。11日に行われた製作発表記者会見に来日出席しましたので、その時の様子をお伝えします。
製作発表会では、エピソードごとに出演者と音楽を担当したアーティストが登壇してご挨拶。ジョセフは日本語での定番ご挨拶のみで、主に共演者の中園友乃さんがドラマをPRしていました。そして終了後に、エピソードごとの囲み取材が行われました。ジョセフと中園さんの周りには、すぐに多数のマスコミが集まり、15分ほどの質疑応答が行われました。
Q:役作りで気をつけたことは?
ジョセフ「経験したことのない役柄でした。これまではお金持ちの役が多かったので、そういう意味では自分に近い役だったかな(笑)。でも、日本語のセリフがすごく大変だったので、役のことよりも日本語のことばかり考えていた感じ(笑)。海外に留学していると、勉強しながら普通に生活もしなくてはなりませんよね。僕も学生時代は、勉強しながら生活のためにアルバイトもしていたので、そういう意味では、経験をもとに役に入ることができました」
Q:日本で感じた日本ならではのことは?
ジョセフ「皆、歩くのがすごく速いですね(笑)」
Q:お互いに共演した印象は?
ジョセフ「僕より若いのでびっくりしました。若くて元気で活発な女の子、というイメージでしたね。撮影は1日だけで、最初は言葉の問題でコミュニケーションが取れませんでしたが、撮影が進むにつれて、通訳がなくてもジェスチャーでコミュニケーションができるようになりました。今は通訳がなくても、通じ合っていると思いますよ(笑)。ニホンゴ、ダイジョウブデスカ? 一生懸命勉強シマス」
中園「ホームページを拝見していたんですが、すごく人気のある方で、いろんなお仕事をしていらして、私はまだあまりしていないので、そういう方と共演できて光栄だと思いました。監督からは、日本語があまり上手くないと聞いていたのですが、撮影に入ると、すごく一生懸命覚えてきていて、ほんとうに誠実で一生懸命なんだなあと…(隣りのジョセフが喜ぶ)…わかって、尊敬もしましたし、もっといろいろ知りたいと思ったし、大好きになりました」
ジョセフ「(通訳を聞いて笑いながら)ニホンゴ、ムズカシイ。今回のドラマを通じて、日本語がすごく上達したと思います。丸暗記していたので、文法や日本語のセリフを今も覚えていて、自分的にはすごく進歩しました」
Q:一番難しかったセリフと、一番好きなセリフは?
ジョセフ「好きなのは『カタカナジャナクテ、英語ダヨ』。普段の生活の中でも応用できるので便利です。たとえば『ジョセフジャナクテ、店長ダヨ』とかね。難しかったのは…『ツケコムトカジャナクテ』(笑)。これが一番練習したセリフです」
エピソードごとの囲み取材で記者たちに囲まれたジョセフ。
隣りにいる共演者の中園友乃さんの発言にもよく反応して楽しそう。お茶目さがにじみ出てました。
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Q:これからの日本での仕事の予定、またはやりたいことは?
ジョセフ「日本語をもっと長い間、勉強したいです。それと、来年1月にファンミーティング・イベントがあるので、とっても期待しています。プライベートな感じでファンと身近に触れ合えるので、とても楽しみです」
と、うれしい発言もありました。帰国の時間が迫っていたジョセフは、この後、ワゴン車に乗って空港へ。たまたま外にいた記者たちに見送られ、「バイバイ!」と手を振って帰国の途につきました。来月のファンミでは、かなりの日本語が期待できるかもしれませんよ。
第3話「ガテンの恋」で中園友乃(「相棒5」)と共演。
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第3話「ガテンの恋」
story
日本語を勉強するために中国から留学したケビン・チェン(ジョセフ・チェン)が、北町印刷で働くようになってはや2年。亡くなった父の後を継いで、印刷工場を細々と続けている社長みどり(岡まゆみ)と娘の桜(中園友乃)の力に少しでもなれればと、勉強と印刷工の仕事を両立させていた。安月給でも真面目に働くチェンは、工場にかかせない存在だった。そして、口は悪いが本当は優しい桜にずっと片思いをしていた。
そんなある日、みどりが倒れたのをきっかけに、チェンは隠してきた想いを告白するが、恋愛に臆病になっている桜には届かなかった。諦めかけたチェンの想いは、ある男性客(岡慶悟)の訪問がきっかけで通じることになる…。
ジョセフが出演する「ガテンの恋」配信は、12月25日のクリスマスからです。苦労して覚えた日本語にも、ぜひご注目を。
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