左よりチュウ・ヨウニン監督、ジョセフ・チェン、アリエル・リン、ワン・トンチェン(拡大する)
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2007.5.6
ラフォーレ六本木ミュージアム
(六本木)
2005年の台湾ドラマで、No.1の視聴率を記録したのが『イタズラなKiss 〜惡作劇之吻〜』(原作コミック:「イタズラなKiss」多田かおる/集英社刊)。日本でもBS-iで昨年10月より放送され、4月26日に終了したばかりですが、主演のジョセフ・チェンの写真パネルなどを展示した「ジョセフ・チェン展」開催(4/20-5/7)と、DVD『イタズラなKiss 〜惡作劇之吻〜』の発売を記念し、その名も「イタキス祭り」と題して、監督と出演者たちが来日。ラフォーレ六本木にて、ファン・ミーティングが開かれました。やって来たのは、主演のジョセフ・チェンとアリエル・リン(台湾レポートでもご紹介済み)、池沢金之助役を演じたワン・トンチェン、そしてチュウ・ヨウニン監督。「イタキス祭り」の直前に、同じ会場で記者会見が開かれましたので、その様子をご紹介します。まずは、それぞれのご挨拶から。
アリエル「コンニチハ。ワタシハ、アリエル・リンデス(笑)。大家好」
ジョセフ「皆サン、コンニチハ。ボクハ、ジョセフデス。今日ハ、雨デス。大変デシタカ? エ〜、皆サンニ…会エテ…ウレシイデス。来テクレテ、アリガトウゴザイマス。楽シンデネ(笑)」(拍手)只今、日本語勉強中というジョセフは、丁寧な日本語でご挨拶。
続いては今、台湾・香港で人気絶調のアイドルグループ飛輪海(フェイルンハイ)のメンバーでもある、ワン・トンチェンことジロー(以下ジロー)。
ジロー「皆サン、私ハ、ジローサン。(会場笑)ア〜、スイマセン。今日、皆サンニ会エテウレシイデス。ヨロシク!」(拍手)ちょっとおかしな日本語でしたが(笑)発音はなかなか流暢でした。
数々のヒットドラマを手がける チュウ・ヨウニン監督は新婚さん
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監督「皆さん、こんにちは。私は監督です。私はあまり日本語はできませんが、とにかく今日ここへ来られてうれしいです。自分の作品が日本で放映されるとは、思ってもいませんでした。とてもうれしです。役者も一緒にやって来ましたので、ぜひ応援してください。作品も応援してくださいね」
司会「渋谷のスペイン坂に出ているご自身の大きな看板は見ましたか?」
ジョセフ「見ました。まず展覧会の写真を見たのですが、とても感動したし、うれしかったです。この展覧会を通して、華流ファンの皆さんや、まだ僕のことをよく知らない方にも、僕のことを知っていただけたらと思います。満足していただけたらうれしいです。名古屋でも開かれるそうなので、成功を祈っています。応援ありがとうございます」
司会「日本へはいらしたことはありますか? 日本の感想を教えてください」
アリエル「日本ニ、2回来マシタ。お寿司が好きです(笑)」
ジロー「オイシイ、オイシイ」
司会「ジローさんも、お好きですか?」
ジロー「ダイスキ。スキ、スキ」日本語がポンポン出ます(笑)
司会「監督は『薔薇之恋』のプロモーションで名古屋にいらっしゃいましたが、おいしいものはありましたか?」
監督「名古屋では、うな重を食べました。ご飯の上にうなぎがびっしりのっていて、一口食べたらとても幸せな気分になりました」
司会「ジョセフさんも召し上がったんですよね?」
ジョセフ「食べました。とても特別なうな重(ひつまぶし)で、刻んだウナギが敷かれていて、見るからにおいしそうでした」
司会「ドラマの撮影で一番楽しかった思い出は?」
アリエル「監督が『カット』と言うまでは、緊張してドラマの撮影にのぞんでいたので、無事に終了してご飯を食べる時が一番幸せでした」
司会「一番忘れられないエピソードは?」
ジョセフ「ドラマのタイトルにあるように、キスする場面がたくさんあるんですが、どれも忘れられません。映像で見るとロマンチックですが、撮影する時はなかなか大変なんです。皆、努力しなくてはいけません。キスシーンを撮影する時は、すごく寒かったり、すごく暑かったり…一番ひどかったのは雨の中でした。僕たちは惨めな恋人同士だなあって、よくアリエルと言ってたんです。雨の中での撮影はすごく大変で、キスをしてると口の中に水も入って来るんです。だから二人とも、見えない所で水を出してました。(会場笑)こういう場面だったので、忘れられません」そんな苦労があったとは…今だから話せる裏話ですね。
司会「雨といえば、ジローさんもバイクで駆け抜けるシーンがありましたね。苦労したシーンはありますか?」
ジロー「エ〜ト…ウン(笑)。僕が演じる金ちゃんは、いつも幻想に浸っている役柄なので、一人芝居が多いんです。監督からは、金ちゃんの琴子へ対する思いを、幻想の中でオーバーに表現してくれと指示がありました。また、琴子をバイクの後ろに乗せて、デートの場所に連れていくシーンがありました。これは監督に感謝してるんですが、その日はたまたま雨だったんです。それで、琴子を乗せて走っている時に、思わず昔の恋を思い出しました。実は昔、片思いの女性がいて、彼女をバイクに乗せて雨の中を走ったことがあったんです。そのことを思い出したので、金ちゃんになり切って演じることができました。その恋は実らなかったのですが、昔の恋を思い出す機会を与えてくれた監督や琴子さんに感謝しています。これは今日、初めて披露した秘密で、今まで誰にも話したことがないんですよ」と、これまた貴重な体験談でした。(続きを読む)
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