コンサート初日の8日、コンサート終了後に簡単な記者会見が開かれましたので、ご紹介します。取材陣が揃ったところで、取材用の控え室へケンが晴れやかな笑顔で入って来ました。まずは、終了後の感想を聞かれ、
ケン「皆さんにエンジョイしていただけていたらうれしいです。ありがとうございます」
Q:今回、ジャズに初挑戦した理由は?
ケン「実は今日歌った歌は、僕が毎日のように聴いている曲なんです。皆さんに違う自分を見せたかったので、ポップス以外にも挑戦してみたいと思い、ジャズを歌いました」
Q:ジャズで好きなアーティストはいますか?
ケン「たくさんいます。キース・ジャレットやジョン・コルトレーン、日本にも好きなアーティストがいます」
Q:コンサートのために、日本に長く滞在して準備されたそうですが、どんな風に過ごしたのか教えてください。
ケン「2月19日に来日して、皆さんが先ほどご覧になった和太鼓の練習をしました。今回は日本のアーティストの皆さんと初めて一緒にやるので、皆さんのことをもっと知りたいと思って一緒に過ごしました。和太鼓は、手がしびれるほどやりました(笑)。今日のステージには満足しています」
Q:コンサートグッズで「クマのケンちゃん」(カステラ焼き!)というのがありましたが、あれはご存じでしたか?
質問の通訳を聞きながらケンが笑い出し、
ケン「今、知りました(笑)。今回はコンサートに重点を置いていたので、グッズにはまったくタッチしていません。日本のスタッフにお任せていました。今、その話を聞いたので、僕も欲しいです(笑)」
Q:ファンの間でクマと呼ばれているのはご存じでしたか?
ケン「聞いたような気もします。この2年ほどで、さらに逞しくなったので(笑)」(記者爆笑)
Q:コンサートのタイトルは「Getting Real」ですが、ケンさんにとってのリアルとは? ケンさんはリアリストですか? それとも、ロマンチスト?
ケン「今回のタイトルは、自分が努力してアイドルから本当の自分になっていく、というのを見せたたいと思ってつけました。選曲もタイトルに合わせ、すべてライブで歌っています。聴き飽きないような選曲になっていると思います。実生活では、とても現実的な人間です。昔、つき合っていた彼女が花を欲しがっていて、生花を送るのはもったいないと思ったので、鉢植えの花を贈りました。水さえあげれば、いつでもまた咲きますから。そういう風に現実的なプレゼントをしています」
Q:和太鼓以外で、今回一番の課題だったことは?
ケン「和太鼓以外では、特に苦労したことはありません。この何年間かの積み重ねの成果でしょう。基本的には、自分の思い通りにできました。和太鼓はそれまでに見たり触れたりしたことがなかったので、とても大変でした。この数年間は武術の練習をしていたので、体力的にはついていけるようになりました。2年前だったら、そこまでの体力はなかったでしょう」
Q:日本に滞在していた3週間の間、練習以外にやっていたことは? コンサートで流れた写真を撮ったりしていたのですか?
ケン「主催者からの要望で、僕が撮った写真を背景のスクリーンでスライドにして出したいというのがありました。最近はあまり写真を撮っていなかったのですが、時間がある時に、自分で歩いた所や宿泊していた所の近くを撮影しました。暇な時間があれば、あちこちに行って撮影してました。とても寒かったので、大きなマスクに大きな眼鏡をかけて撮ってました。もし、どこかで大きなマスクと大きな眼鏡で写真を撮っている人を見かけていたら、それは僕だったかも(笑)」
「怪しいですね(笑)」という質問者の反応に「不是怪叔叔[口阿]!」(変なオヤジじゃないよ)と笑って返していました。
ここで質疑応答は終わり、いよいよ決定した待望のF4ジャパンツアーについて、司会者からコメントを求められます。
司会「ご自分のパートではどんな演出をしたいですか?」
ケン「実は4人揃って日本でコンサートを開くというのは、こちらへ来てから知りました(笑)。日本ではまだやっていなかったのでとてもうれしいのですが、自分がどういう風にするかはちょっと悩んでます。今考えているのは、簡単なダンスの練習をしたいなと。その時には、披露したいと思います。これまでは、あまりダンスに関わることはなかったのですが、この2年間の武術の勉強を通じて、自分の体の動き方について自信がついてきたので調整してみます」
司会「最後に、秋のコンサートに向けての意気込みをお願いします」
ケン「ヨロシク、オネガイシマス!(記者爆笑)今、言えるのはこれだけです(笑)」
自分のコンサートの途中なのに、10月の話はまだ早いと思いましたが(笑)、10月まではまだまだ間があるので、きっと4人で、これまでとは違った新たなステージを用意してくれることでしょう。取材が終わって階下へ降りてみれば、すでに「クマのケンちゃん焼き」は売切れていました。9日の楽屋で食べることができたでしょうか(笑)。 尚、この会見の生の様子は、文化放送デジタルラジオの「アジアン・プラス」で3/17に放送予定です。
(2008.3.8 コンサート終了後、東京国際フォーラムの控室にて)
レポートを読む ▼コンサートレポート | ▲記者会見
|