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更新日:2013.12.31

アジコのつぶやき
2013年12月31日:よい新年をお迎えください!

 台湾ドラマ特集がまだ途中ですが、あっという間に師走も過ぎて大晦日になってしまいました。読者の皆様、今年もなかなか思うように更新ができませんでしたが、ご愛読いただきありがとうございました。2014年はいよいよアジクロも10周年を迎え、節目の年となります。なんだかんだで10年、大きな変化はありませんでしたが、続けて来られただけでもラッキーなのかもしれません。来年こそは、よい方向で変わっていけたらと思っております。年明けはしばらくお休みをいただき、9日頃からの更新予定となります。11日公開予定の新作映画5本も準備していたのですが、間に合いませんでした。台湾ドラマ特集については、宿題記事の他に新作情報なども含めて2013-2014年特集でいきたいと思います。新作といえば、台湾・中国合作で今年大ヒットした歴史ドラマ「蘭陵王」(2月よりBSフジにて放送予定!)にも注目しております。その蘭陵王で主役を演じたウィリアム・フォンが項羽を演じる『項羽と劉邦』も、只今期間限定で上映中(@シネマート六本木)。こちらも見応えのある作品ですので、ぜひご覧くださいませ。それでは、皆さんの2014年が実り多き幸せな1年となりますように!


2013年12月21日:パク・シネちゃんも来日!

パク・シネ

『7番房の奇跡』のパク・シネ
 お待たせしております台湾ドラマ特集。まずは、直近の「美男<イケメン>ですね 〜Fabulous★Boys」で来日したA.N.JELLのイベント特集からご紹介していきます。BSフジでの放送がすでにスタートしておりますが、放送は年内で最終話まで行く模様。来週末26日、27日にはまとめて一挙放送になりますので、ご覧になっている方はご注意ください。タワレコイベント&ファンミレポートについては、原稿チェックがありますので、もうしばらくお待ちください。

 そして、時期を同じくして、パク・シネが本日のファンミーティングのために来日。「美男ですね」の元祖コ・ミナム役を演じたシネちゃんですが、昨日は来年1月25日より公開予定の感動作『7番房の奇跡』PRで記者会見にも登場しました。残念ながら、アジコは『ゲノムハザード』(これも力作!)の試写会と被ってしまい、取材できなかったのですが、オフィシャルのフォトとレポートが届いておりますので、後ほどご紹介したいと思います。


2013年12月9日:リー・カンションとジョニー・トー

 あっという間に師走になってしまいました。早いもんです。先月末は忙しくてフィルメックスにもあまり通えず、かろうじて最終日に『閉ざされたカーテン』と『ピクニック』を観賞。ツァイ・ミンリャン監督のQ&Aは前日に終っていたのですが、なんとこの日も舞台挨拶で登場してくださり、監督のお話を聞くことができました。(ラッキー!)本作で監督引退を宣言しているだけに、もしそれが本当だとすれば、とても貴重な機会でした。「とにかくリー・カンションの顔を撮りたかった」という監督。これまでの作品の集大成でもあり、ある意味すごい挑戦(すごい長回し!)をしている作品ですが、一番印象に残ったのは、鶏もも弁当を食べているリー・カンションの顔。これがとことなく、かわいいんですね。窮乏している設定なんだけど、昔よりちょっとふっくらしているし。とにかく、美味しそうに食べてました。本作は来年、公開予定ですので、楽しみにお待ちください。

 さて、7日よりスタートした「冬の香港中国エンターテイメント映画まつり」。以前なら、それぞれ単独で公開されてもいいような作品が並んでいますので、ご覧になれる方はぜひ劇場へ足を運んでいただきたいのですが、アジコのいち押しはやっぱりジョニー・トー監督の『名探偵ゴッド・アイ』。トー監督の作品は、アクションやノワールものもかっこいいのですが、ラブ・コメディも大好き。思い起せば、アジコが初めてトー監督やラム・シュー、そしてアンディ・ラウに直に遭遇したのが『ダイエット・ラブ』の新宿ロケでした。野次馬として撮影を観ていたら、いつの間にか観衆エキストラに(笑)。撮影後、小さなカメラで夜の新宿の街をパチパチ撮っているトー監督の楽しそうな顔が、とても印象的でした。そんなトー監督の最新ラブ・コメディ『名探偵ゴッド・アイ』は、トー印の面白さがいっぱい。登場する人々も変な人ばっかりで笑えます。サミーが放り投げた靴が、ラム・シューの頭にあたったシーンだけでもご飯が3杯はいけそう。ラブ・コメといえば、昨年の東京中国映画週間で上映された『独身の行方』(『單身男女』)もすご〜く面白かったので、今年、新たに撮影されている『單身男女2』(出演:ルイス・クー、ミリアム・ヨン、ヴィック・チョウ、カオ・ユアンユアン)と共に、いつか日本でも公開されて欲しいものです。(配給会社さん、よろしく!)


2013年11月25日:金馬奨と「加倍奉還!」

チュエン・リン監督

チュエン・リン監督
 一昨日、23日の夜、第50回台湾金馬奨の授賞式が行われました。最多受賞となったのは、ウォン・カーウァイ監督の『グランド・マスター』でしたが、チャン・ツィイーの主演女優賞の他は技術部門での受賞。主要な賞での最多はシンガポール作品の『ILO ILO』。さらに、『ピクニック』でツァイ・ミンリャン監督が監督賞、リー・カンションが主演男優賞を受賞。そしてジャ・ジャンクー監督の『罪の手ざわり』も編集賞と音楽賞を受賞と、23日から開幕した東京フィルメックス上映作品が大健闘しています。いずれも日本での配給が決まっていますが、一足早く、ぜひフィルメックスでご覧ください。『ILO ILO』のアンソニー・チェン監督や『ピクニック』のツァイ・ミンリャン監督も来日予定です。アジコは昨日から映画祭に通っていますが、昨日観たコンペティション作品『見知らぬあなた』はなかなかよい作品でした。これが監督デビュー作なのですが、チュエン・リン監督が小説家ということもあり、贅沢なスタッフ&キャストに恵まれて完成度が高く見応えがありました。ジャ・ジャンクーのプロデュース作品ですが、エンドロールにはウォン・チンの名前もあったように思います。

 さて、表題の「加倍奉還!」何のことかわかりますか? 香港や台湾の芸能ニュースで最近よく見かけるのですが、そう「倍返しだ!」の中国語訳なんですね。「加倍報復!」にはならないんだなあ。堺雅人は深夜番組の悪役の頃から注目していて、悪役でも笑い顔の不思議な人…と思っていたのですが、「新撰組!」の山南さんの頃からキリリとしてきて、あの頃がブレイクと思っていたら、なんとその後に、こんな大ブレイクが待っていたとは! 今やすっかり笑い顔ではなくなり、半沢でも古美門でもこわ〜い顔のビシッとした俳優さんになりました。もっとも、新婚家庭ではニコニコしているのかもね。ちなみに「ジェジェジェ」は「Je Je Je」となってます。


2013年11月17日:「美男<イケメン>ですね〜Fabulous★Boys〜」A.N.JELL来日!

 チャン・グンソクとパク・シネらが主演して大ヒットした「美男<イケメン>ですね」が、日本に続いて台湾でもリメイク。恋愛エピソードが増えて胸キュン度がアップした台湾版「美男<イケメン>ですね〜Fabulous★Boys〜」のA.N.JELLの4人、ジロー(ファン・テギョン)、ルゥルゥ・チェン(コ・ミナム)、ジェイコブ(カン・シヌ)、エヴァン・ヨー(ジェルミ)が、OST日本版と完全版DVD-BOXリリース、そして12/9からのテレビ放送(BSフジ)を記念して、15、16日に来日プロモーションを行いました。15日はタワーレコードとツタヤにて購入者イベント。16日は品川ステラボールにてファン・イベント公演を2回開催。どちらも取材してきましたので、昨年好評だった台湾ドラマ特集の第2弾で詳しくご紹介したいと思います。(夏頃に予定していた特集がずるずる延びてしまいました…アーロン、ショウ・ルオ&レイニーもまとめて順次ご紹介予定です)

 で、A.N.JELLなんですが、まずはルゥルゥ・チェンのかわいらしいこと! ドラマでのボーイッシュなスタイルもかわいかったけれども、今回は髪も伸びてフェミニンなイメージで登場。昨日は髪をふわふわにして、得意のベースギターを披露してくれました。韓台ハーフのジェイコブは一番落ち着いて見えるけれども、実は4人の中では一番若い20歳!15日のイベントでは発言も短く大人しい印象だったのですが、彼、ハングルの方が得意だったんですね。昨日はMCがハングルのできるYUMIさんだったので、思いきりハングルでしゃべっていました(笑)。ソロステージでは、なんとギターの弾き語りで「雪の華」を熱唱。日本語です。歌手ではないので「声が裏返ったらごめんなさい」と前置していたけれど、いえいえ、その素人ぽいところがかえって、恋人に歌を歌ってもらっている雰囲気が出ていて感動しました。ジェイコブ、かっこいいぞ。そして、シンガーとしても大人気のエヴァン・ヨーは自作の「いいよね?」で登場。ステージがすっかり彼のコンサート会場になったところはさすが。ドラマのエンディングで流れるこの曲がアジコは大好きなのですが、この曲はコ・ミナムへのラブレターのつもりで書いたのだそうです。ジェルミもミナムに惚れてたもんね。せつないなあ〜。でも、ジローも大好きと言ってたこの曲を聴くと、とってもハッピーな気分になれるんですよ。そしてジローは…最後まで日本の流行語を連発しておりました(笑)。「ジェジェジェ」がお気に入りみたい。


2013年11月9日:『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』ディーン・フジオカ×堀江貴文

 いよいよ本日より公開の問題作『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』。ディーンの初監督作品、しかも主演ということで、ディーンに馴染みの深い華流ファンには注目なわけですが、ある意味リスキーな作品でもあり、一般的にはどう捉えられているのか、ディーンはこの作品を引き受けるにあたって、どのような気持ちでのぞんだのか…いろいろと気になっておりました。残念ながら、都合で本日の舞台挨拶も昨日のニコニコ生中継前のトークイベントにも出席できなかったのですが、そのトークの模様が届きましたので、ここに転載しておきます。なかなか、興味深い内容になっております。生中継も観たかったな〜。

ディーン・フジオカ×堀江貴文

堀江貴文氏とディーン・フジオカ監督
『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』
ディーン・フジオカ×堀江貴文
ニコニコ生放送直前!禁断トーク!!


MC:それでは早速、お話を伺って行きたいと思います。まず、ご挨拶をお願いします。

ディーン「今日はニコニコ生放送に呼んでいただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします」
堀江「実は僕、発売した頃に原作本を読ませていただいてたので気になって観たかったんですよ。面白かったですよ。特に唇を切るシーンが生々しくてね」
ディーン「ありがとうございます!」

MC:堀江さんは本作の予告編をwebでご覧いただいてTwitter上で言及されたことから、今回の登壇につながったということをお聞きしているのですが、いかがですか?

堀江「元々この事件に興味があったんです。逃げて捕まるまでは興味なかったんですけど、逃げる過程とかを本で読んでから興味を持って…どんな風に映像化されるのか気になっていました」

MC:ディーンさんは映画化の話を聞いた時はどう思われましたか?

ディーン「最初、俳優としてお話をいただいたんですが、当時この事件のことは知らなかったので、後追いで調べていきました。役者として香港や台湾で活動させていただいていますが、良い人の役が多かったので、幅を広げたい気持ちがあったんです。主演のオファーをいただいてから半年間プロジェクトが動かなかったので、その間に役者として自分のやるべきこと、日々役作りや情報を集めたりしていたらエグゼクティブ・プロデューサーの方から監督のオファーもいただいたんです」

MC:堀江さんは監督・主演・主題歌の3役を務めるディーンさんをどう思いますか?

堀江「僕自身、最近プロデュースにも興味が出てきて、今度僕の『拝金』という小説も映画化するんです。今は旧作をリバイバル上映したりしているところが全国で150館くらいのネットワークができていると聞いて、そこで僕もオリジナルの作品を作りたいって思って…映画づくりの環境も少し前とだいぶ変わりましたよね。最近だと機材も安くなって編集環境もよくなり、低予算で作れるようになったことに興味があって。この間上映された、大根仁監督『恋の渦』は数十万円で製作されていて、役者も演技学校の生徒を使って、単館系でヒットしていますよね。SNSでプロモしたりして、面白い時代になったなと思いました」

MC:ディーンさんは香港・台湾・インドネシアなどアジア圏で活動されていますが、当時、海外ではこの事件はどう報道されていましたか?

ディーン「僕自身この事件を全く知らなかったです。なぜこの事件が本になったり、映画のプロジェクトになったのか不思議に思ったので、そこから色々と調べていきました」
堀江「僕は知っていましたけど、あまり見てなかったです。普段からあまりTVとか見ないんで。あと自分が捕まったこともあったんで(笑)刑務所の中で原作を読みました。リアリティがありました」

MC:今、市橋受刑者は獄中にいて、その中からの手記が原作となっていますが、賛否ある題材を映画化するチャレンジのきっかけは?

ディーン「(主演をオファーされてから)半年間プロジェクトが動かなかった間、作る側に立った時の映画の見せ方など考えることができました。映画化にあたって、どういうリスクがあるのか、周りにもいろんな忠告をいただきました。一番原動力になったのは、最初の『疑問』ですかね。殺人は絶対にしてはいけないことで、この事件を美化したり、ヒーローにしちゃいけないと思いました。だけど、この物語を通して反面教師のようなポジティブな方に持っていけたらと思ったんです」

MC:共感というと、ちょっと違うと思いますが、本作を観てどこかしら人間の弱さや落とし穴と感じてもらえるところがあると思います。自分でもこういうことが起こってしまうんじゃないかと感じたところなどはありますか?

堀江「まぁ変な人ですよね。ただ、刑務所にいた経験から思ったのは、ちょっとしたボタンの掛け違いからそうなっているんじゃないですかね。普通の人なのに凶悪犯だったり。子どもの頃の生活環境とか、本気で向かい合ってくれる大人がいなかったりとか、ちょっとしたことがきっかけになっているような気がします」

MC:最後に、本作の見どころについて最後に一言お願いします。

堀江「やはり唇を切るシーンですかね。あそこは生々しくてどのように撮影したのか、後のニコ生で聞いてみたいと思います」
ディーン「あのシーンは原作本でなるほどって思った部分なんです。僕福島出身なんで寒さに慣れていると思ってたんですけど、シナリオハンティングで冬に青森に行った時、顔面が凍るほどの極寒を体感したんです。感覚がなくなって、これ以上北に行ったら死ぬと思って…その時、彼はこれ以上北に進めないけど南に戻ったら捕まる。市橋受刑者がそう思ったかはわからないですが、寒さゆえ感覚がなくて唇を切るという発想が生まれたのかなと自分なりに解釈したんです。そういう風に気になったところを原作から抽出するようにしました」

(2013年11月8日 ニコニコ動画半蔵門スタジオにて)

『I am ICHIHASHI 逮捕されるまで』は11月9日より全国109シネマズ、新宿ミラノ他にて1000円で上映中。11月6日より、同料金でオンライン視聴も始まっています。(ほとんどの動画サイトで鑑賞可)


2013年10月23日:映画祭レポート(4)ガン・アクションから格闘技を巡る人間ドラマへ

 22日はヴィッキー・チャオの初監督作『So Young』と、台湾のリン・チェンシン監督が久々に撮った『27℃−世界一のパン』を鑑賞。リン・チェンシン監督のQ&Aにも参加してきました。最近はドキュメンタリーばかりを撮っていたというリン・チェンシン監督の新作は、実在のパン職人をモデルにしたサクセスストーリー。おいしいパン作りにかける青年の試行錯誤と情熱、そんな彼を支える仲間たちや母、初恋の女性とのエピソードを描いた心温まる物語です。日本にもパン修行にやって来るのですが、なんと歌手の小林幸子がカメオ出演していて驚きました。実際にパン職人経験もある監督もちらっと出演しています。この作品、観たら絶対にあんパンを食べたくなりますよ。

ダンテ・ラム監督

香港のダンテ・ラム監督
 さて、その後は『激戦』のダンテ・ラム監督と、『流れ犬パアト』のアミル・トゥーデルスタ監督のQ&Aを取材してきました。まずは、先日作品を観た『激戦』からご紹介。「東京国際映画祭へは今回が初参加でうれしい」と語るダンテ・ラム監督。ちょっと意外でしたが、たしかに前に参加していたのは東京フィルメックスの方でした。ダンテ・ラム監督といえば、『ビースト・ストーカー/証人』『密告・者』『ブラッド・ウェポン』など、警察と黒社会、そしてその間で揺れ動く人間像を、重層的なドラマと共に派手なガン・アクションやカー・スタント、爆発シーン満載で描く作品が圧倒的に多かったのですが、本作は違います。ボクシングや格闘技は出て来るものの、基本は親子愛や師弟愛、家族愛、そしてどん底から立ち上がる人間の再生を描いた濃密な人間ドラマとなっています。その心境の変化はいかに?という質問も飛び出したQ&Aから一部をご紹介。

 もともとMMA(総合格闘技)が大好きというダンテ・ラム監督。実はかなり前から、MMAを扱った作品を撮りたかったのだとか。ただ、香港ではこの手の作品はヒットが見込めずスポンサーがつかないため、先に刑事アクションものをたくさん作って実績を積み、もうそろそろやってもいいだろう、ということで本作に着手。やっと念願が叶ったのだそうです。MMAについては、監督自身もトレーニングをしているそうですが、主演の2人、ニック・チョンとエディ・ポンはまったくの未経験。そこで、半年間のトレーニングを実施。もともと痩せていたニックは、9ヶ月をかけて肉体改造し、筋肉をつけていったそうです。(その成果はスクリーンで堪能できます)また、試合のシーンでは、本物のMMA選手も参加することにより、リアリティが増したとも語っていました。

 常連のニック・チョンとは11年間で4本合作。信頼関係ができあがっているとか。次回作もニック主演で、来年撮影予定のアクション作品の計画があるようです。そして共演相手には、トニー・レオンを想定している模様。但し、まだストーリーを考えている最中だそうで、実現するかどうかは未定ですが、ぜひトニー&ニックの共演を観てみたいものです。それはさておき、「人間は失敗しても努力すれば再起できる!」という力強いメッセージが込められた『激戦』、爽やかな希望に満ちた余韻が残る力作ですし、エディ&ニックが身体をはったファイト・シーンも迫力満点で見応えあります。本日23日は10:45より、一番大きいスクリーン7で上映がありますので、ぜひ劇場でご覧ください。

アミル・トゥーデルスタ監督

イランの新鋭アミル・トゥーデルスタ監督
 イランの新鋭アミル・トゥーデルスタ監督の第1作となる『流れ犬パアト』は、今年の映画祭の中でも一番の人気作品。やはり日本人は犬や猫好きが多いのでしょう。主演のハンサム犬ボビーは1年かけて見つけたそうですが、意外にも監督自身は犬を飼った経験がないとのこと。それでも、1週間でボビーと仲良くなり、演技指導をしていったそうです。といっても、相手は犬なので気まぐれ。機嫌のわるい時や遊びたい時は放っておいて、ボビーがやる気になっている時に撮影をしていったとか。日本でも犬を扱った作品は多いですが、日本人にとっての犬は「愛しい家族」という感覚ですよね。でもイランでは、犬は「汚いもの」という認識。飼い主を失ったパアトは、放浪の旅でどちらかというと人間の負の部分を垣間見ていきますが、犬と人間と実際はどちらが汚いか、という対比を見せたかったのだそうです。この日、観客席にはイランの巨匠アミール・ナデリ監督もいらしていました。

 というところで、そろそろ今週末公開作品の監督インタビュー2本のアップを急がねばなりませんので、その他のゲスト・レポートは後日特集でまとめてご紹介しますね。


2013年10月22日:映画祭レポート(4)ピーター・チャン監督の中国映画は期待通りの痛快作!

 映画祭通いも中盤となりました。昨日、21日はグルジア映画『ブラインド・デート』、イラン映画『流れ犬パアト』、台湾映画『失魂』の3本を鑑賞。いい人だけでは幸せをつかめなかった中年独身男の皮肉と悲哀を描いた『ブラインド・デート』。表情豊かな名演技を披露するイケメンドッグのパアト(演じる名優犬はボビー!)が覗いた人間社会を描く『流れ犬パアト』。ジミー・ウォングとジョセフ・チェンの怪演が凄いチョン・モンホン監督の『失魂』(その世界は『ブンミおじさんの森』+村上春樹+韓国バイオレンス+台湾映画!)と、これまた全く色合いの違う作品ばかりでしたが、それぞれ楽しめました。『失魂』については、かなり謎が多くまだ未消化なのですが、23日にQ&Aがあるので、その時にあらためてご紹介します。

アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ

左からトン・ダーウェイ、ホアン・シャオミン
ダン・チャオ(皆、見事な変貌ぶり!)

 さて、その前日、20日は東京都写真美術館にて東京・中国映画週間の2作品を鑑賞しました。今回上映される未公開作品は4本だけなので、ほんとうは『北京ロマン in シアトル』(『海洋天堂』のシュエ・シャオルー監督作品)も観る予定だったのですが、さすがに3時間睡眠では身体が持たないと残念ながら断念。その分、気合を入れて観たのが、今年のオープニング作品で、中国で大ヒットを記録したピーター・チャン監督の新作『アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ』です。目下、日本でもロングランヒット中の『きっと、うまくいく』にヒントを得たということですが、それは大学で知り合った3人の青年が成功する物語という部分のみ。友情という部分を除いては、まったく違う展開。で、ありながらも、同じように生きるヒントや勇気がもらえる感動作となっています。

 物語は現代。中国の英語教育システムで大成功した3人が、アメリカの教材会社から訴訟に遭い、ニューヨークでミーティングを開いているところから始まります。そして、時代は80年代の北京の大学へ。この3人がどうやって出会い、どういう風にして成功していったかの30年間が、それぞれの恋模様や別れ、挫折、廃屋のビルを使っての英語塾スタート、再会と発展、株式の導入を経て対立へと進む様を、時代を映す出来事やヒット曲と共に見せてくれます。こういうところ、ピーター・チャン監督はやはり上手いです。ちょっと『ラブソング』を思い出したりして。そして、中国人にとってアメリカ留学のビザを取るのがいかに難しいか、どうやったら取れるのか、などなど興味深いエピソードも。3人の対立の元になる株式についても然り。なぜ、上場しなければならないのか。そういった、ビジネス面でのパワーゲームのお勉強にもなり、ビジネスマンにもおすすめの作品です。

ロスト・イン・タイ

このサボテンが結構、重要な役割を果たします。
 でも、一番面白いのは、やはり3人のキャラクターと友情。田舎出身の純朴真面目な英語教師を演じるのはホアン・シャオミン。祖父も父もアメリカ留学の家系に生まれ唯一留学経験を持つキレ者をダン・チャオ。そんな二人の調整役となる、元詩人志望でアメリカ女性との恋愛経験もある自由で柔軟なハートの持ち主をトン・ダーウェイ。青年時代から徐々に成功し、時代と共に一流のビジネスマンへ成長していく彼らの風貌の変化にも注目です。見どころは尽きないのですが、とにかく本作は一見の価値あり。公開が期待されますが、ぜひいち早くご覧ください。撮影はちょっと懐かしいクリストファー・ドイルが担当しています。

 そして、もう1本。シュウ・チェン(『恋の紫煙2』でミリアムを助けた紳士)監督・脚本・主演で、ホアン・ボー(『101回目のプロポーズ〜Say Yes〜』)とワン・バオチャン(『天下無賊』の純朴青年がネギ餅職人に!)が共演した爆笑コメディ『ロスト・イン・タイ』も超おすすめです。美しいファン・ビンビンもナイスな登場をしてくれますので、ぜひご覧ください。今年は字幕も見やすくなっており、入場者はもれなくパンフレットとソイ・ジョイがもらえます。東京・中国映画週間は23日まで。22日、23日とも両作が上映されますので、気になる方はお見逃しなく!


2013年10月20日:映画祭レポート(3)音楽が映画を物語る?!その2

 残り3本は駆け足でご紹介。18日の1本目はタイ映画『マリー・イズ・ハッピー』。映画祭の作品発表記者会見にて、あのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督がタイ映画の今年の一番と語ったという作品ということで期待しつつも、ツィッターで構成された物語という点に、抽象的な作品ではないかと若干不安も覚えていたのですが、幸いそうではなく、いつも制服(日本の体操服に似ている)を着ている仲良し女子高生マリーとスリが登場して、さまざまなことを経験していく様を、ツイッターのつぶやきと共に描いて行く展開でした。2人が始めた高校の卒業アルバム作りを中心に、マリーのぶっ飛んだ行動とぎこちない初恋、振り回されながらも彼女を見守るスリ。二人の会話がツイッターの会話のように進んでいきます。そして、奔放で自己中心的だったマリーが失恋と親友の死に直面し、混乱して沈黙してしまうところで終っています。なんとも不思議な作品でしたが、マリーとスリの関係が隠れテーマになっており、とても印象的でした。

 続く2本目は台湾映画『高雄ダンサー』。こちらは「朝日のあたる家」が全編に流れる作品。高雄をのぞむ小さな島に住む、素潜り上手の幼い男の子2人と女の子の仲良し3人組の物語で、9年後、島を出る計画を立てた3人の友情はある事件を経て壊れてしまいます。少女イーが好きだったチーは犯罪者となって逃れ、9年後に戻って来た時、待ちくたびれたイーはカンと結婚するのでした。カンのせいで運命が狂ってしまったチーは…という、ドロドロ展開でありながら、子ども時代の童話のような描写や少年時代の輝きがいかにも台湾映画で、爽やかな余韻を残します。バンドを組んだ彼らがよく唱っていたのが、「朝日のあたる家」でした。ただ、キーとなるジャンプカットが少々わかりづらく、力が入り過ぎて空回りしちゃったかなという印象も…。

 3本目の『リゴル・モルティス』は紹介済みなので、4本目。ダンテ・ラム監督の新作『激戦』なのですが、これもなかなかの力作でした。いつものドンパチ・アクションではありません。元チャンピオンから落ちぶれてしまったボクサーのニック・チョンと、父親を立ち直らせるために格闘技大会に出場するエディ・ポンの師弟物語(ロッキー!)に、もう1つのドラマが重なるハートウォーミングな人間ドラマです。やっぱり、ダンテ・ラム監督はドラマをじっくり描いて正解。本作には、あのS&Gの名曲「サウンド・オブ・サイレンス」が効果的に使われています。こちらは、Q&A取材が控えているので、その時にあらためて詳しくご紹介しますね。


2013年10月19日:映画祭レポート(2)美しいホラー作品が香港から上陸!

 昨年とはうってかわり、今年は中華圏の監督たちの来日ラッシュ。映画祭でもたくさんの監督やスタッフ、俳優が来日しています。ただ残念ながら、日本で人気のスター俳優の来日は少ないのですが、スター俳優が初めて監督した作品が上映されており、監督として香港からはジュノ・マックが来日。後半ではあの、ヴィッキー・チャオも来日予定です。ヴィッキーはインタビューを予定していますので、お楽しみに。

ジュノ・マック監督Q&A

ファッションに注目!膝掛けじゃなくてズボンです!
 さて、初日の17日は映画祭のトップ・スクリーニングとなった『リゴル・モルテス/死後硬直』のジュノ・マック監督と、主にサウンドデザインを手伝ったという清水崇監督によるQ&Aから取材をスタートしました。(映画を観たのは昨夜)ジュノ・マック(麥浚龍)といえば、02年にミュージシャンとしてデビューし、07年には自らのファッションブランド「Chapel of Dawn」を設立。映画では『ベルベット・レイン』のウォン・ジンポー監督と組んだ『復讐者の死』(共演は蒼井そら)やパン・ホーチョン監督の『ドリーム・ホーム』などに出演と、多方面で頭角を表わしている新鋭です。見た目もご覧のように先鋭的なのですが、チャリティ活動にも熱心なやさしいハートの持ち主でもあります。

 そんなジュノ・マックが初めて撮った作品は、幼い頃から観て育ったというキョンシー映画へのオマージュ。出演者もかつての『霊幻道士』シリーズに出演した人々(チン・シウホウ、アンソニー・チャン、リチャード・ンなど)を集め、キョンシー映画への愛とリスペクトを込めて作られています。とはいえ、これはジュノ・マックの作品。かつてのコミカルなキョンシーものではまったくなく、清水崇の『呪怨』世界にも通じるシリアスなゴシックホラー・テイスト。構想2年、撮影70日、ポストプロダクションに1年をかけたということで、約600ケ所にも及ぶCGIにより大変美しく仕上がっています。そして、ゴーストそのものではなく、その背景にあるもの、登場人物たちの人間ドラマに大きく焦点があてられているので、泣けるホラー作品となっています。呪怨系ゴーストも出て来ますが、怖いというよりはその蜘蛛の糸のような髪の毛の動きの美しいこと。ゴーストたちもおぞましい顔ではなく、怖さよりも哀しみや美しさに力点を置いた、ジュノ監督ならではの繊細なセンスのよさが光っております。これはもう、リメイクというよりはリボーン作品。日本公開が大いに期待できる1作です。

 呪怨系ホラーは大の苦手のアジコでも、本作ならOK。エンドクレジットにはウォン・ジンポー監督の名前もあったのですが、本作が晴れて日本公開となったら、ジュノ・マックに富川国際ファンタスティック映画祭で主演男優賞をもたらした『復讐者の死』(09)も公開されて欲しいものです。監督の映画祭登場は本日の3回目の上映で終了ですが、毎回のQ&Aにどんなファッションで登場したかも要チェックですよ。


2013年10月19日:映画祭レポート(1)音楽が映画を物語る?!

 今年も東京国際映画祭が始まりました。昨日までに5本の作品を鑑賞しましたが、今回は音楽に物語を語らせているような作品が多いように感じました。順番にざっとご紹介していきます。

 まずは17日の夜に観た中国映画『初恋未満』。こちらは東京・中国映画週間での上映作品。香港が中国に返還される直前の97年に、高校生だった男女6人の物語を当時の流行や世相と共に描いた青春映画で、『あの頃、君を追いかけた』中国版という印象。それもそのはず。これが初監督作となるリュウ・ジュアン監督は、『あの頃、君を追いかけた』に影響を受けて自身の青春時代を描いてみたかったようです。こちらは女性監督なので、チャン・ハンユン演じるシュウシュウ役が監督の反映かな?

 シュウシュウは歌手を夢見る女の子。でも、大好きだった父(ニー・ダーホン)が事故で死に、母と2人で苦労しています。形見のカセットプレイヤーでアニタ・ムイの歌を唱うシュウシュウ。そんな彼女の高校に、転校ばかりさせられている問題児4人組がやって来ます。その中には食いしん坊のデブキャラくんも。シュウシュウはそのうちのイケメン2人から慕われるんだけど、彼女がときめいたのは、やはり歌が得意なチンハン。ところが、いろいろあってチンハンは退学処分になってしまうのですが、仲間たちの後押しでシュウシュウとチンハンはデュエットを組み、憧れの張雨生が所属するプロダクションのオーディションに出場することに。ところが…という物語なのですが、当時の中国の若者たちにとって、香港は憧れの大都会、(北京語が通じる)台湾は芸能界への登竜門だったのだなあと感じました。アーロン・クォックやアニタ・ムイ、張雨生の歌が、彼らの心情を表わすように随所に流れます。

 ちなみに、この日はリュウ・ジュアン(劉娟)監督と主演男優のラン・シュウ(冉旭)による舞台挨拶もありました。リュウ・ジュアン監督はチャン・イーモウ作品の撮影風景などを記録したドキュメンタリー出身の監督。本作はアンディ・ラウが新人監督育成のために主催している「Focus First Cuts」により実現した作品です。2000人のオーディションから選ばれたというラン・シュウは、今後の活躍が期待されるさわやかボーイです。


2013年9月23日:『ラスト・シャンハイ』(28日公開)は初恋ラブストーリーを描く歴史大作

ラスト・シャンハイ1

ラスト・シャンハイ2

(c)2012 Bona Entertainment Company Limited.
 今週末28日よりシネマート六本木他にて、日本初公開となる『ラスト・シャンハイ』(原題『大上海/The Last Tycoon』)。アンドリュー・ラウ監督が製作と撮影を担当し、古惑仔シリーズのマンフレッド・ウォンが脚本、そしてあのウォン・チンが監督としてシリアスドラマにがっつり挑んだのが本作です。主演はチョウ・ユンファ、ホァン・シャオミン、サモ・ハン、フランシス・ン、背景は1930年代の上海。中国版も日本版も、いかにもチャイナ・ノワール風なポスターになっているのですが、これ、黒社会の抗争を描いたドンパチ映画ではありません。ストーリーの軸となっているのは、チョウ・ユンファ演じる主人公ダーチーの初恋ストーリーなのです。

 冒頭で大物となったダーチーが、高い楼閣の上から上海の街を見下ろしています。彼の心にあるのは、一緒になるはずだった初恋の女性ジーチウのこと。映像は過去へ遡り、まだ果物屋で働いていた若きダーチー(ホアン・シャオミン)が親友と共に塀の上にあがり、若きジーチウが剣舞を練習しているところを盗み見しています。女だてらに京劇の真似事など!と父親から罰せられるジーチウ。ダーチーは梨を剥いて彼女を慰め、夢を語り合います。ジーチウは京劇の勉強をするために北京へ。ダーチーは上海で一旗あげて「きっと君を迎えに行く」と愛を誓うのでした。ところが、無実の罪で牢屋に入れられたダーチーは、そこでフランシス・ン演じる謎の男マオと知り合い、その後の人生を左右されてしまいます…。

 親友と上海に出たダーチーは、サモ・ハン扮する大ボスに見込まれ、とんとんと出世。しかし、ジーチウとの恋は叶わず、彼女は北京で京劇スターとして成功。失意のダーチーは、彼を慕う女性と結婚します。でも、心の中にあるのはいつもジーチウ。そんな中、国民党の将軍となったマオから、地下活動を行っている学者に近づくよう頼まれます。その学者の妻になっていたのがジーチウでした。二人は思いがけず上海で再会し、激動する歴史の渦に巻き込まれていきます。

 というわけで、時代背景からもわかるように、これは上海事変前後のお話。悪役は日本軍なので抗日映画ととる向きもあるかもしれませんが、これはあくまで歴史上のこと。たとえて言えば『さらば、わが愛/覇王別姫』とか『ラスト、コーション』とか、そんな歴史に翻弄された愛の紆余曲折が描かれています。モデルとなった人物もいます。ダーチーのモデルは上海灘一の大金持ちとなった伝説的人物ドゥ・ユエシェン(杜月笙)。女性京劇スターとなったジーチウのモデルは、『花の生涯 梅蘭芳』でチャン・ツィイーが演じたモウ・シャオドン(孟小冬)で、2人は1950年に香港で結婚していますが、映画では別な結末が描かれます。

 このラストシーンのチョウ・ユンファの表情が実にいいのです。全編、抑えた演技で、拳銃をかまえるシーンなどは少ないのですが、終盤のある時点からラストに至るまでのダーチーの行動は見所。いくつかの愛が絡まってはほどけ、泣けるラストに歌神ジャッキー・チョンが朗々と歌う名曲「定風波」(今年の香港電影金像奬で最優秀主題歌賞を受賞!)がかぶさり、一気に涙腺崩壊します。その他、哀れな末路をたどるサモ・ハン、久々に最後までにくたらしい悪役を演じたフランシス・ンと、見所はたくさん。ちなみに、チョウ・ユンファの北京語吹替はホアン・シャオミンが担当しているようです。この映画の作品世界は写真上のカットではなく下の方。公開は9/28よりシネマート六本木、プレビ劇場伊勢崎、10/5よりシネマスコーレとなっています。公開が拡がるよう、ご覧になった方はぜひ盛り上げてくださいね。


2013年9月16日:充実した内容でレスリーの魅力を再認識「SO IN LOVE WITH LESLIE」

 この3連休は土・日と監督インタビューが続き、今日はレスリー・イベントの取材。夜中から台風18号の来襲でどうなることやら…と心配していたのですが、でかける14時過ぎには雨も止み、お天気も落ち着いてくれて助かりました。そして、久しぶりの東京国際フォーラム。台風にもめげず、たくさんのファンの方たちがいらしてました。ゲスト来日したディック・リーさんのファンクラブの方たちもいたようです。

 天候のせいか、定刻を10分くらい過ぎた16時10分頃からイベントがスタート。司会は華流イベントでお馴染みの赤平大さんです。いつも、ジェリーのファンミでお会いしているので、ちょっと不思議な感じ。赤平さんによるレスリー紹介の後、インド映画でお馴染みのアジア映画評論家・松岡環さんと、ポップアジア編集長で音楽評論家の関谷元子さんが登場。赤い折鶴に囲まれたスクリーンで、レスリーの作品映像を観ながら、俳優としてのレスリーと歌手としてのレスリーの足跡をたどっていきます。映画は公開当時の懐かしい予告編映像が集めてあり、なかなか貴重。音楽では、唯一の日本語曲「マシュマロ」のMVが流れて、会場が和みました。そして、お二人による思い出話や取材時の印象などなど。日本公演の時だけ履いたという赤いピンヒールの自慢話もあり。会場のファンの皆さんも、ああ、そうだったよねえ…と思い出しながらお話を聞いていたことでしょう。

 続いては中央スクリーンがあがり、国際的なバレエダンサーの西島千博さんが真っ白な衣装を着て登場。素晴らしいダンスを披露します。「夢到内河」では黒い衣装で悪魔的なキャラクターを演じたので「今回は天使のイメージで踊りました」とのこと。もともとレスリーファンである西島さんが、初めてレスリーに紹介されたその日の内に「今度のMVで踊ってくれないか」と依頼があったという驚きエピソードなど、貴重なお話をしてくださいました。「今日はレスリーの歌に合わせて踊りました。レスリーはここにいます」とおっしゃっていた西島さん。実はアジコもそんな気がしながら、観ていました。会場の皆さんもきっと、そう感じていたのではないでしょうか。

 お仕事中の中国から、この日のために1日早く帰国されたというワダ・エミさんは、通訳でお馴染みのサミュエル周さんと登場。『キラーウルフ/白髪魔女伝』のお仕事で、初めてレスリーと会った時の印象やエピソード、アーチストとしての姿勢や繊細で細やかな気配りの人であったことなど、いろいろな側面の話が披露されました。プライベートでも親交があり、母のように慕われていたというワダさんは、亡くなる前日にも電話で話をされていたということで、やはり映画作りのことで悩んでいたんだなあ…とあらためてしんみり。隠し金庫のお話にはびっくりしましたが(笑)、ほんとうに心が許せる間柄であったことが伺えました。

 ステージ中央にピアノが用意されると、シンガポールから駆けつけてくださったディック・リーさんが登場。まずは1曲「Asia Major」。素晴らしい歌声を披露してくれます。それから、レスリーと初めて会った時のエピソードや、新しいアルバムのためにレスリーが好きな映画『カサブランカ』のイメージで曲を作ったというお話に続き、サンディ・ラムとレスリーがデュエットした「From Now On」。そして最後に会った2002年の病気で苦しんでいた様子や、「追」の発注を受けた時のエピソードなど、貴重なお話の後、広東語で「追」を歌ってくれました。前から思っていたのですが、レスリーと同い年のディック・リーさん、ちょっとレスリーに似てるんですよね。特に声が。レスリーの声の方がうんとハスキーだけれども。広島で共演した時の衣装のお話も面白かったです。

 イベントの最後はレスリーのライブ映像集が流れ、コンサートでよく歌われ、いつもファンとの合唱になっていた「月亮代表我的心」を、字幕を見ながら皆で一緒に歌って幕となりました。約2時間10分のイベントでしたが、密度の濃い、レスリーの魅力がたっぷり再認識できる追悼イベントでした。司会の赤平さんが、早速オフィシャル・ブログに感想をアップされているので、ぜひご覧ください。さらに、出演された松岡環さんのブログでは、イベントでのトーク内容など詳細にレポートしてくださっているので、こちらもぜひご覧ください。関谷元子さんもWeb Popasiaに感想を書いておられます。こちらでは、近々お話会を開きたいと書いてありますので、お楽しみに。


2013年9月7日:東京国際フォーラムでレスリーとの懐かしいお話や歌、ダンス、名作の数々を!

レスリー・チョン

写真提供:PROMAX
 今年は故レスリー・チョン(張國榮)の10周忌。命日の4月1日には香港で追悼ライブが開催され、日本でも開催されたライブビューイングはここでもご紹介しましたが、レスリーの誕生月(9月12日)となる今月16日(月・祝)、日本でも独自の追悼イベントが開催されます。タイトルは「SO IN LOVE WITH LESLIE」。場所はレスリーが4度の来日公演を行った思い出の場所、東京国際フォーラム。出演してくださるのは、レスリーと縁のある方たちです。

 日本のメディアとしては、最後のインタビュアーとなった関谷元子さん(音楽評論家、ポップアジア編集長)と「レスリー・チャンの香港」を執筆された松岡環さん(アジア映画評論家)は貴重なお話を聞かせてくださいます。また、レスリーの「夢到内河」PVに出演した世界的バレエダンサー、西島千博さんはダンスを披露。そして、映画『君さえいれば/金枝玉葉』の主題歌「追」を作曲したディック・リーが、シンガポールから駆けつけて歌を歌います。(さらに、世界で活躍するデザイナーのワダ・エミさんも登壇決定!とっておきのお話を披露してくださる予定です。)

 その他にも、レスリーが主演した映画の予告編やプロモーションビデオを、ファンの皆さんと一緒に観賞。ファンの皆さんから寄せられた思い出メッセージ(公式ページにて募集中)も披露される予定です。レスリーへの想いを抱き続けている方にも、先日のウォン・カーウァイ特集で初めてレスリーを知ったという方にも、レスリーの足跡がたどれるまたとない機会。ぜひ、9月16日は東京国際フォーラムへお運びください。

So in Love with Leslie
・出演:ディック・リー、西島千博、ワダ・エミ、関谷元子、松岡環 ほか(予定)
・日時:9/16(月・祝)15:30開場/16:00開演
・会場:東京国際フォーラム ホールC
・料金:7600円(全席指定・税込)
・チケット一般発売:8月16日(日)より発売中
・お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337
・販売:チケットぴあ(Pコード:624-765)、ローソンチケット(Lコード:71358)
    CNプレイガイド(0570-08-9999)、イープラスサンライズプロモーション東京


2013年9月2日:まだまだ暑いですが…9月になりました。

 あっという間に9月がやって来ました。いよいよ、秋の映画祭シーズン到来!というわけで、本日は8月31日より開催中の「あいち国際女性映画祭」でプレミア上映された『English Vinglish』の女性監督ガウリ・シンデーさんを取材予定です。『English Vinglish』は、幸せな家庭に暮しながらも英語が話せないことを家族にからかわれ、コンプレックスを持っている料理上手の女性が、姪の結婚式で一足早くニューヨークに行くことになり、家族がやって来るまでの4週間でこっそり英語をマスターしちゃう!というサクセス・ストーリー。ボリウッド映画界伝説の大女優スリデヴィが、15年ぶりにスクリーンにカムバックしたことでも話題の作品です。彼女が作る美味しそうなお菓子や料理、毎日着替える美しいサリー姿も必見。さらに、英語学校で出会うユニークな仲間たち、フランス男性からの熱い求愛、と見所たっぷりの作品です。公開は来年なのですが、いろんなお話を聞いてまいりますね。

 映画祭といえば、今年の東京国際映画祭のコンペティション審査委員長は、チェン・カイコー監督に決まりました。チェン・カイコー監督といえば、話題の新作がまだ日本では公開されていないので、映画祭に期待したいところです。その他、いろいろ、まずはファンミ関係の更新を急ぎますね。『あの頃、君を追いかけた』のギデンズ・コー監督にもインタビューをしましたので、お楽しみに!


2013年8月25日:いろいろ取材中ですが…今日が試合です!

 昨日はジョセフ・チェンの除隊後初ファン・ミーティングを取材。約1年ぶりのジョセフですが、白っぽいシャツに脱色ジーンズというカジュアルな出立ちで爽やかに登場。「皆さん!お久しぶりです!」と相変わらずかわいく元気な日本語を連発。チャーミングさはそのままでしたが、兵役中は普段よりも日常がスローで考える時間がたっぷりあったようです。その内面の変化は、きっとこれからのお仕事で発揮されていくことでしょう。…と、ジョセフ・レポは後で詳しくご紹介しますが、ファンミ後の囲み取材を終えた後は、六本木のシネマートへ直行。特集上映で来日中のパン・ホーチョン監督の舞台挨拶も取材してきました。(監督の東京来日はほんとに久しぶり!)

 で、今夜も六本木へでかける予定なのですが、あ!今日は試合の日ではないですか! 前にここでご紹介した、ブルース・リーを彷佛とさせる若きボクサー、井上尚弥くんですよ。タイトルマッチ「田口良一 v.s. 井上尚弥」の試合は、今夜19時からフジテレビ「ダイヤモンド・グローブ・スペシャル」にて、オリンピック金メダリスト村田諒太のデビュー戦と共に放送予定です。興味のある方はぜひ、ご覧ください。(録画セットしてでかけよう…くすん)


2013年8月12日:熱中症にご注意を!

ジェリー・イエン

(c) Digital Adventure
 暑い毎日が続いておりますが、皆様、お元気でしょうか? 試写会と取材以外はなるべく日中の外出をひかえているアジコですが、先週末土曜日はかなりの酷暑でした。外出前、試しに南向きベランダに温度計を置いてみると…な、ナント!50度越してるではないですか!(湿度は30くらい)今頃、日比谷公園で並んでいるであろう皆さんは大丈夫か?!…と心配になってしまいました。そう、この日はジェリー・イェンの1年半ぶりのファン・ミーティングの日。取材はお昼の部ということで、日傘にマイ扇子と水を持参して、日比谷公会堂へ出かけたのでした。

 しかし、ファンの皆さんはそんな暑さもなんのその、それ以上の熱気で会場を埋め尽くしていました。そして、涼しげな短髪で登場したジェリー(「若くなった気分」と本人)は、いつもの太陽のような笑顔で「台湾はもっと暑い」と話していました。日本語もずいぶん上手くなっていたような…流行語も覚えたようで、『花漾』の自分を見ながら「ワイルドだろ?」とか「じぇじぇじぇ」を(通訳の周さんに確認しながら)披露していました。そんなこんなのレポートは今週中にアップいたしますので、お楽しみに。司会は今回もお馴染みの赤平大さん。いつものように、ブログにもこの日の様子をアップしてくださっています。

 そして、下でもご紹介している10月26日公開予定の『花様 〜たゆたう想い〜』の前売券が10日より発売されています。シネマート六本木またはシネマート心斎橋で購入すると、ジェリーまたはジョセフの場面ポストカードが特典として付いてくるようです。数量限定なので、欲しい方はお早めに。この後もジョセフ・チェンのファン・ミーティングが続きますが、まだまだ暑い日々も続きます。そして、場所によっては(実験のように)本日の最高気温より高くなるスポットもありますので、くれぐれも熱中症には気をつけて、楽しい夏をお過ごしください。


2013年7月26日:台湾映画話題作『花様(かよう)〜たゆたう想い〜』日本公開決定!!

花様

(c)2012 South Island Film Inc.
 華流ファンの皆様、お待たせしました! その魅力的なキャスティングと海洋時代劇という設定で、撮影時から大きな期待を集めていたゼロ・チョウ監督の台湾映画『花漾』が、『花様〜たゆたう想い〜』という邦題でついに日本でも公開決定しました。ゼロ・チョウ監督といえば、レイニー・ヤンとイザベラ・リョンが共演した『Tattoo -刺青』や『彷徨う花たち』で、その映像美が評価されている台湾の女性監督。今回は、4人の若い男女が繰り広げるせつない恋模様を、海に浮かぶ灯篭、花街を艶やかに照らす灯などの鮮やかな色彩と共に描き、華麗かつ幻想的な作品となっています。

 4人の男女を演じるのは台湾映画界を支える若手人気俳優たち。ドラマ「ブラック&ホワイト」や昨年の東京・中国映画週間で上映された『愛』も印象的だったアイビー・チェン、『マジック・キッチン』以来8年ぶりの映画出演、しかも海賊役というジェリー・イェン、『あの頃、君を追いかけた』の公開も控える台湾映画界のミューズ、ミシェル・チェン、そしてこれが映画初出演作となった華流ドラマの人気スター、ジョセフ・チェン。これまではアイドル人気が先行していた4人ですが、ゼロ・チョウ監督の元で映画俳優としての魅力を開花させています。さらに、香港の実力派俳優サイモン・ヤムとサンドラ・ンが彼らをサポート。その熟練された演技が作品に重厚さを添えています。

 昨年末の台湾公開時は、アイドル映画としてではなくドラマ性の高い芸術作品として評価された本作。10月の日本公開に先立ち、9月に福岡・博多で開催されるアジアフォーカス・福岡国際映画祭2013(9/13〜23)のエンジョイ・アジアムービー特別上映にて、ジャパン・プレミア上映が決定しています。上映に合わせ、ゼロ・チョウ監督も来日。東京でのプロモーション活動の後、映画祭での上映時にはQ&Aを行う予定です。一方、主演したジェリー・イェン(8/10)と、この7月に兵役を終えたばかりのジョセフ・チェン(8/24)も、それぞれ8月にファンミーティングの開催が予定されています。ファンの皆さんの熱い要望が実現させた今回の日本公開。10月までおおいに盛り上がりましょう。

『花様〜たゆたう想い〜』(花漾/Ripples of Desire)12年/台湾
監督:ゼロ・チョウ
出演:アイビー・チェン、ジェリー・イェン、ミシェル・チェン、ジョセフ・チェン、サイモン・ヤム、サンドラ・ン
story:300年前の中国外洋。双子の姉妹・小雪と小霜が漂着したのは流嶼島だった。妓楼、花漾楼の女主人に拾われた2人は、ある秘密を胸の奥底に押し隠し、芸妓としての道を歩む。しかし花漾楼にやって来る男たちによって、彼女たちの愛と運命はまるで海面に浮かぶ花の様に、次第にたゆたい始める…。
提供:クロックワークス/アジア・リパブリック6周年
配給:クロックワークス (▼公式サイト
*10/26よりシネマート六本木、11/16よりシネマート心斎橋にて公開予定


2013年7月9日:日台合作映画『一分間だけ(仮題)』製作記者会見

 7月5日に台北で開催された日本と台湾の合作映画『一分間だけ(仮題)』の製作発表記者会見の模様が届いたので、ここでお知らせいたします。(以下、リリースより抜粋)

「只要一分鐘」制作記者会見

●作品概略
原作は多くの女性たちの共感と感動をよんだ原田マハのベストセラー小説「一分間だけ」。忙しい日々の中で働く女性と、愛犬の生涯を描いた感動の物語で、主人公が編集者として第一線で働きながら、愛犬が癌になり仕事と恋愛と闘病生活の日々を送り、様々な葛藤や試練とぶつかりながら、本当に大切なものは何かを見つけ成長していく女性の姿を描いている。

●映画化の背景
台湾を代表する映画監督アン・リーの弟で、映画プロデューサーのガン・リー(李崗)が本作のストーリーに惚れ込み、映画化が決定。監督は台湾ドラマ界で活躍する新鋭女性監督チェン・フイリン。今最も勢いがあり国内外から注目が集まるなか、本作で映画監督デビュー。原作にある働く女性の女子力や、愛犬との感動ドラマはそのままに、「カワイイ」台湾アンティークや、台湾の情緒ある風景などが描かれる予定。

●注目のキャスティング
雑誌出版社の第一線で働き、編集担当から編集長にのし上がっていくキャリアウーマンの主人公を演じるのは、2008年台北映画祭にて『ビバ!監督人生!!』で最優秀女優賞受賞したチャン・チュンニン。日本では現在、花王「アジエンス」のCMに出演中。クランクインに向けては、実際の雑誌出版社で同行営業を行ったり、映画撮影を共にする犬と実際に共同生活を行うなど、徹底した役作りで撮影に挑む。そして、仕事に忙しい彼女のために料理や家事をする彼氏役には、台湾を代表する肉体派アジアスター、ピーター・ホーが、自身初めてとなる家庭的な男性役を演じる。さらに、国際派女優として活躍の場を広げる池端レイナが、日本の有名デザイナーの娘でありモデル役として出演。雑誌の一大プロジェクトという物語の重要な役所に関わっていく。

●7月5日 製作発表記者会見のコメント

チャン・チュンニン
4年ぶりに台湾の映画に出演し、非常に緊張しております。監督及びスタッフの皆様に心より感謝しております。去年は色々なことを経験しましたが、愛というものについて、永遠に勉強し続ける必要があると思い、本作にぜひ出演させていただきたいと思いました。

ピーター・ホー
デビューしてから随分歳月を重ねましたが、やっと洋服を脱がなくてもいい脚本と巡り合い、まさに嬉しいです。石の上にも三年、ついに肉体をセールスポイントとする俳優からアップグレードできました。家庭的な男性の役柄ですので、小麦色の皮膚がダメと言われて、美白の化粧品を使っています。クランクアップしたら、女々しい男になるかもしれません。(笑)

池端レイナ
「みなさま、こんにちは。池端レイナです。今日はとても嬉しいです。みなさまのことを心より感謝しております。宜しくお願いいたします。」と中国語でスピーチ。

監督:チェン・フイリン
私はこれまでにテレビドラマやミュージックビデオをいくつも撮ってきました。しかし、今回ははじめて映画を撮影することになり、とても緊張しています。ガン・リーから一年前に原作の小説を読ませていただいたとき、私は中国での映画撮影真っ最中でした。私がこの物語に感動する気持ちを持っているだろうと、ガン・リーは思っていたようです。しかし、そのとき私は一度お断りさせていただいたのです。私は一度も犬などのペットを飼ったことがなく、原作にある犬を飼っている人の気持ちがあまり理解できなかったからです。しかし私は、この小説を読みおわってから、更にそれからの一年の間に、私をはじめ数々の友達が何かを失った経験や別離を経験し、ひとつ悟ったことがありました。我々はいつも別れを経験した後に、それを大切にする気持ちを学ぶのです。どうして我々は、ものごとに対して大切にする気持ちを、別れる前に学べないものなのか。私は、この映画のなかの主役の男女の気持ちを、自分のことのように理解することができるようになり監督を引き受けさせていただくことにしました。そして、このような愛と命の経験を映画を通して見る人に伝えたいと思います。

製作総指揮:ガン・リー
今回の映画は準備段階から今まで3年かかりました。原作は「一分間だけ」という日本のベストセラーで、雑誌編集者の女性と犬を描かれた物語です。台湾では皇冠出版社が出版を手がけていました。私は、台湾ではこのような題材が好まれると感じ映画化に踏み出しましたが、日本のプロデューサーとの出会いなくして映画化へは到達できなかったと思い、この機会に恵まれたことに感謝しています。ペットを題材にする映画は台湾ではじめてなので、これをきっかけに台湾映画市場を開拓することが期待できると思います。この作品は日本でも配給します。日本の題材を台湾風に書き直して、日本の要素もうまく取り入れたこの作品に、日本の役者さんにも出演してもらって、いろんな面で新しいチャレンジをしています。この作品が映画業界に新しい風として吹き込まれることを心から祈っております。

作品データ
・タイトル:『一分間だけ(仮題)』
・原作:「一分間だけ」原田マハ(宝島社)
・監督:チェン・フイリン
・製作総指揮:ガン・リー、吉田正大
・出演:チャン・チュンニン、ピーター・ホー、池端レイナ、ほか
・日本配給:ティ・ジョイ
・日本公開:2014年 全国公開

 撮影は台湾にて8月末までに行われ、日本公開は2014年が予定されています。完成が楽しみですね!


2013年7月7日:『10人の泥棒たち』キム・スヒョンのライブ・ビューイング舞台挨拶

キム・スヒョン舞台挨拶

ライブ・ビューイング舞台挨拶のキム・スヒョン(6.30.'13)
 2週間の限定公開予定だった『10人の泥棒たち』が、好評につきTOHOシネマズ六本木にて期間限定で続映中です。ということで、ちょうど1週間前の日曜日に来日したキム・スヒョンが、全国の劇場を繋いだライブ・ビューイング舞台挨拶に登場したので、簡単にご紹介したいと思います。

 満席の観客席の中、大歓声で迎えられ爽やかに登場したキム・スヒョン。ドラマ「ドリームハイ」と「太陽を抱く月」で彼のファンになった方も多いことでしょう。今回は初めての映画出演作。10人の泥棒の中では一番の若手を演じ、途中で捕まってしまいますが、チョン・ジヒョンを相手にキスシーンも演じて話題となりました。開口一番のご挨拶は、流暢な日本語にびっくり。

 映画初出演の感想は「素晴らしい大先輩たちと一緒に仕事ができたことが、とても大きかった」とのこと。「子どもの頃からいつも観ていた先輩たちとの共演で、とても緊張したけれど、たくさんのことを勉強できた」そうです。また、ガム役を演じたキム・ヘスクについては「韓国では国民のお母さんというイメージなのですが、今回は役名もガムだし、泥棒を演じられて、とても不思議でした。でも、楽しい役柄でしたね」

 そして、気になるチョン・ジヒョンとの共演については「とても胸がときめくような共演でした。劇中で激しいキスシーンがあります。(場内ざわざわ)おかげで緊張しましたが(やや小さな声で)初めてなので、いい勉強になりました(場内笑)」「人生でも役立ちそうですよね」と司会のミンシルさんが突っ込みます(笑)。また、自分の出演が終った後は、映画の現場でカチンコがやってみたくて、カチンコ担当をやらせてもらったこともいい経験になったようです。監督のチェ・ドンフン監督に関しては、「とても頭の切れる賢い方で、僕からすると天才」との印象。映画製作にも興味を示しているスヒョンくんですが、もし、この映画でザンパノ以外の役を演じるとしたら?の問いに「イェニコールの役をしっかり演じて切ってみたいですね」とびっくり発言。妖艶なセクシーさを出すためには「血が出るほどの練習が必要ですが、一度頑張ってみたいです」と笑いもとっていました。

 そして、フォトセッション後のメッセージでは「現在、韓国で公開中の『隠密に偉大に』という作品にも、ぜひ期待してください」と次回作の宣伝も。韓国で興行成績を更新した『10人の泥棒たち』を上回る勢いで大ヒットばく進中の次回作『隠密に偉大に』は、これからアジア各地やアメリカ・カナダでのプロモーション予定。日本での公開も決まっているので、楽しみに待つとしましょう。舞台挨拶中、客席のファンに向かっていつも両手を振っていたスヒョンくん。たまに日本語が飛び出したり、時おり見せる不思議なリアクションもおかしかったのですが、それは、この日の夜に開催された初ファン・ミーティングでも全開でした(笑)。その様子は、またあらためてご紹介したいと思います。


2013年6月26日:ブルース・リーと井上尚弥くん

 すっかり月イチゴロー化してしまっているつぶやきですが、やっと時間が取れるようになったので、溜まっている宿題をどんどんアップして、次へ進めていきたいと思っているところです。さて、先週末から始まった「ブルース・リー祭り」第一弾は、アメリカのドキュメンタリー作品『アイ アム ブルース・リー』。渡米してから亡くなるまでの貴重な映像が満載で、とても興味深い作品です。中でも特に印象に残ったのが、最初と最後に出て来るオーディション(面接?)の場面。「子役をやっていたそうだね?」みたいなインタビューを受けているのですが、その時のブルースのなんと堂々としていること! アメリカ人相手に少しも臆することなく、英語で切り返す姿がかっこよく、この頃からすでにスターオーラがある人なんだなあと実感しました。そして、アクションシーンをあらためて見てみると、メリハリのある動作もさることながら、動きに無駄がなく超絶スピーディ。どこから攻めてきても、的確にパンパンと跳ね返し、押し返し、隙き間を狙う。これはもう、天性のものなんだろうなあと(訓練もずいぶんしたのでしょうが)思ってしまいました。

 そのブルース・リーを彷佛とさせる若者を、最近、テレビで見ました。先日の日曜深夜、たまたまつけていた「グラジオラスの轍」(CX/日/25:10-)で特集されていた「モンスター・井上尚弥」。若干20歳のボクシング界の新星、井上尚弥くんです。最初はボクサーとは思えないイケメン君だなと思って見ていたのですが、その彼が「怪物」と呼ばれる由縁は、その変幻自在なパンチ力。相手の動きを素早く読取って、直感でパン!パン!とくり出すスピーディな動きはまさに「Don't think. Feel!」。その秘密は、幼い頃から続けているお父さんとのスパーリングにあるようです。歴代のチャンピオンたちが「規格外」と絶賛する彼は、プロに転向してから3戦3勝で目下、ライトフライ級1位。そしてこの夏、チャンピオンベルトに挑戦します。受けて立つのが、現チャンピオンの田口良一選手(26歳)。この彼がまた、言われなければボクサーとは思えない今風のイケメンくん。(オリンピックを見ても思ったけれども、最近のスポーツ選手は美男美女が多いですね!)彼も苦労人のようなので、どちらも応援したくなってしまいました。この夏のタイトルマッチ「田口良一 v.s. 井上尚弥」にも注目です。(昨日の記者会見で対戦は8/25に決まったようです)

 さて、目下絶賛上映中の『グランド・マスター』は、そのブルース・リーが通っていた道場の師匠イップ・マンの物語。この秋にも、もう1本のイップ・マン映画が公開予定ですが、いずれも監督たちの個性が出た作品になっていると言えるでしょう。ブルース・リーの精神も取り入れたというウォン・カーウァイ版の『グランド・マスター』は月末までの公開。まだ未見の方は、ぜひ劇場でその美学を味わってください。


2013年5月16日:特集上映「ウォン・カーウァイ・スペシャル」であの『大英雄』が!

 インド映画に続いて、韓国映画も話題作ラッシュが続く中、『セデック・バレ』も応援するべく記事作りを頑張っている最中ですが、ここへ突然、飛び込んで来たのが『楽園の瑕・終極版』と「ウォン・カーウァイ・スペシャル」の公開&開催情報です。いよいよ5月31日より公開となる最新作『グランド・マスター』公開に続き、過去のウォン・カーウァイ監督作品がデジタルリマスター版DVD&ブルーレイでリリースされることになり、それを記念してのこの企画。監督自らオリジナル版に修正・再編集して映像と音声をデジタル・リマスターした『楽園の瑕 終極版』(08)が、7月下旬よりシネマート六本木と心斎橋で上映決定!(レスリーの出演場面が増え、アクションよりドラマに比重を置いた作品になっているとか)そしてさらに、デジタルリマスター版リリースを記念しての監督&製作作品7本を上映。そのラインナップは、『恋する惑星』『天使の涙』『ブエノスアイレス』『ブエノスアイレス 摂氏零度』『花様年華』と続き、『楽園の瑕』の裏バージョンとも言えるジェフ・ラウ監督の『大英雄』とエリック・コット監督の『初恋』を上映。あの超豪華珍作『大英雄』をスクリーンで観ることができるなんて! しかも、今回は過去にビデオでリリースされていた北京語吹替版ではなく、オリジナル広東語版での上映です。7月下旬、日本初公開となる『楽園の瑕 終極版』と『大英雄』、これは見逃せませんよ!


2013年4月18日:香港電影金像奨で9冠達成!気になる映画『寒戦』とは?

寒戦

超・話題作『寒戦』は今秋日本公開予定!
 ちょいとご紹介が遅れました、先日4月13日に恒例の第32回香港電影金像奨が発表されました。そこで今回なんと、作品賞、監督賞、主演男優賞などなど、主な賞を全部で9つも獲得したのが、ロングマン・リョン(梁樂民)&サニー・ロク(陸劍青)による監督第1作目の『寒戦』(Cold War)です。本作はまず、昨年の釜山国際映画祭でオープニング作品に選ばれ、11月に香港で初公開。2012年の香港ナンバーワン・ヒットを記録しています。あの名作『インファナル・アフェア』以来の傑作、10年に1本の脚本と大絶賛されているこの作品の凄さたるやいかに?と大変気になるところですが、早くも日本配給が決まっており、この秋にシネマート新宿にて公開予定です。待ち遠しいですねえ。

 ちなみに、気になるこの2人の新人監督、ロングマン・リョン(梁樂民)は美術監督として10年のキャリアを持つ人。サニー・ロク(陸劍青)は長年様々な作品の助監督を務め、脇役として映画にもちょくちょく出演。写真を見ると「ああ、見たことあるある」というお顔でした。

『寒戦』(Cold War)12年/香港
監督:ロングマン・リョン&サニー・ロク
出演:アーロン・クォック、レオン・カーファイ、チャーリー・ヤン、ラム・カートン、チン・ガーロッ、アーリフ・リー、エディ・ポン、テレンス・イン、アンディ・オン、アンディ・ラウ(友情出演)
story:警官の誘拐事件が発生。身代金要求を巡って、行動班を指揮する副長官(レオン・カーファイ)と保安管理班の副長官(アーロン・クォック)が対立しながらも捜査にあたり、ついに「寒戦」作戦が敢行される…。
配給:ツイン
*シネマート新宿、他で今秋公開予定

 尚、シネマート六本木では、本作の公開前に『インファナル・アフェア』をもう一度堪能しよう!と、5/3より「インファナル・アフェア トリロジー」と題して、シリーズ3作品を一挙上映予定です。今年の香港国際映画祭で特集されたアンドリュー・ラウ監督の最高傑作、そして昨年日本で「ダブルフェイス」としてドラマ化された『インファナル・アフェア』を、ぜひスクリーンにてご覧ください。(詳細は公式サイトへ)

●第32回香港映画金像奨 受賞者発表!

・作品賞:『寒戦』
・監督賞:ロングマン・リョン、サニー・ロク(『寒戦』)
・脚本賞:ロングマン・リョン、サニー・ロク(『寒戦』)
・主演男優賞:レオン・カーファイ(『寒戦』)
・主演女優賞:ミリアム・ヨン(『恋の紫煙2』)*2012年東京国際映画祭にて上映
・助演男優賞:ロナルド・チェン(『低俗喜劇』)
・助演女優賞:ダダ・チャン(『低俗喜劇』)
・新人賞:アレックス・ツイ(『寒戦』)
・撮影賞:アンソニー・プーン(『聴風者』)
・編集賞:コン・チーリョン、ウォン・ホイ(『寒戦』)
・美術監督賞:イー・チュンマン、エリック・ラム(『大上海』)
・衣装デザイン賞:イー・チュンマン、ジェシー・ダイ(『大魔術師』
・アクション監督賞:ジャッキー・チェン、ホー・チュン(『ライジング・ドラゴン』
・音楽賞:ピーター・カム(『寒戦』)
・主題歌賞:「定風波」 作詞/クリス・シュン 作曲/レオン・コー 歌/ジャッキー・チュン(『大上海』)
・音響効果賞:キンソン・ツァン(『寒戦』)
・視覚効果賞:セシル・チェン(『寒戦』)
・新人監督賞:ロイ・チョウ(『狼たちのノクターン<夜想曲>』
・中国台湾合作賞:『一九四ニ』
・終身成就賞:ン・シーユン
・プロフェッショナル精神賞:呂麗樺、高天宙


2013年4月7日:出演者と観客の熱い思いがこもったコンサート その2

 さて、お次はJYJの日本復活ライブ「2013 JYJ Concert in Tokyo Dome The Return of the JYJ」をご紹介。残念ながらスケジュールが調整できず、アジコが駆けつけた時はすでに、ユチョンの素敵な歌声が流れる最中でした。なんとか記者席にたどり着くと、ジェジュンのソロ・コーナーがスタート。今回のライブは最初と最後がJYJとしてのパートで、間はソロパートが順番に何回か入れ替わるという構成。ソロ・アーチストとしての活躍も目覚ましい3人の個性を前面に打ち出し、それをJYJというユニットで包み込むというスタイルのようでした。

 舞台は彼らがたどって来た時間をイメージした時計のデザイン。メインステージからアリーナ後方まで花道が伸び、中央と後方にも丸いステージを設置。さらに中央からは、メインステージへ続く花道が左右にも伸びており、アリーナ席の方々はどこにいても近くでパフォーマンスが堪能できるよう工夫されていました。後半には3台のトロッコが左右から登場し、通路をゆっくり周回して、トロッコに乗った3人がサインボールを投げるというサービスもありました。

 ロック・テイスト溢れる激しいボーカルを披露したジェジュン。見事なダンスと歌でマルチ・パフォーマーとしての力量を見せつけたジュンス、そして俳優としての人気が増しているユチョンの軽快な新曲発表 と、それぞれのステージの魅力は言うまでもありませんが、達者な日本語によるおもしろトークもまた3人の魅力のひとつ。男性からの歓声もキャッチして盛り上げたり、お笑いギャグを取り入れたり。ジュンスのダジャレやおやじギャクもまだまだ健在。そして、何よりも今回心に響いたのは、最後のMCで語った3人のこれまでの苦しかった思いと決意。やっと新たなスタートに立ち、これからもっと日本で頑張っていく!という真摯な姿勢が頼もしく感じられました。これからが楽しみなJYJです。

JYJ

(c)C-Jes Entertainment. All Rights Reserved.

●2013 JYJ Concert in Tokyo Dome The Return of the JYJ(2013.4.2 18:00-21:00/東京ドーム)

・JYJ(Mission/Ayyy Girl/Be The One)
・ジュンス(Breath/Lullaby)
・ジェジュン(Only Love)
・ユチョン(Friend/古い歌)
・ジェジュン(One Kiss/Glomourous Sky) *band紹介
・ジュンス(Uncommited/みんな空の下)
・ユチョン(最愛/彼女と春を歩く)
・ジェジュン(All Alone/Mine)
・ジュンス(Tarantallegra)
・JYJ(In Heaven/The Boy's Letter/Get Out) *ダンサー紹介
・JYJ(You're/チャジャッタ) *3台のトロッコでボール投げ
・JYJ(レイニーブルー/Fallen Leaves)
・アンコール JYJ(Be My Girl/Be My Girl)


2013年4月6日:出演者と観客の熱い思いがこもったコンサート その1

 暖かくなったかと思うと急に寒くなったり…と気まぐれな春の天候に振り回されておりますが、それでも確実に春がやって来ている今日この頃。早々に満開となった桜も今は葉桜となり、それもまた美しいと眺めております。皆様のところはいかがでしょうか?

 さて、先月末の3月31日、そして4月2日とたて続けに話題のコンサートを観賞しました。アジクロミュージックでもご紹介した、「繼續寵愛10年 MISS YOU MUCH LESLIE」と「2013 JYJ Concert in Tokyo Dome The Return of the JYJ」です。片や香港のビッグスター、レスリー・チャン(張國榮)の10周忌記念コンサート、片や困難を乗り越えてやっと日本芸能界への再起を果たしたJYJの復活コンサート。奇しくもどちらも、主役と応援する人々の思いが結集した熱いコンサートとなりました。その様子を少しばかり、ご紹介したいと思います。

 まずは、香港コロシアムで行われた「繼續寵愛10年 MISS YOU MUCH LESLIE」。レスリーのヒットナンバーをタイトルに掲げたこのコンサートは、レスリーが親しかったアーチストたちがゲスト出演。それぞれが趣向を凝らしてレスリーの世界を再現し、数々のヒット曲と共に披露していきます。合間にはレスリーが主演した映画の監督たちや共演者たち、友人たちがレスリーへの思いを語るコメント映像が挿入されていました。また、妻のカリーナ・ラウ(劉嘉玲)と共に親友として親しくしていたトニー・レオン(梁朝偉)が、レスリーと映像で会話するという面白い演出もありました。

 レスリーといえば、アジコにとっても心の殿堂入りをしている偉大なアーチスト。かつて『さらば、わが愛/覇王別姫』で日本映画批評家大賞の主演男優賞を受賞し、チェン・カイコー監督と共に来日した時の様子が懐かしく思い出されます。その頃から香港エンタメにはまったアジコには、新旧懐かしい顔ぶれのゲストたちの歌を聴くのも楽しい一時でした。(トニーにも歌って欲しかった…)中でも一番グッときたのは、今やアニタ・ユン(袁詠儀)の夫であるジュリアン・チョン(張智霖)が『君さえいれば/金枝玉葉』の主題歌「追」を歌った時。思わずうるっとしてしまいました。

 今回はライブシネマを体験してみようというのもあり、初めて映画館での観賞でしたが、大きなスクリーンで観るコンサート映像はやはり迫力があり臨場感もありました。今や劇場で世界のコンサートが同時に観られる時代になったのですねえ。ただ、残念だったのは字幕がなかったこと。同時生中継なのでしかたありませんが、テレビ放送では字幕(中華圏では必須)や曲名が出ていたようです。これらの映像は、すでにYoutubeでアーチストごとにアップロードされているので、コンサートタイトルで検索してみてください。(以下、ランダウンです)

●繼續寵愛10年 MISS YOU MUCH LESLIE(2013.3.31 22:15-23:15/香港コロシアム)

・オープニング(ジャッキー・チュンの「給朋友」とフローレンス・チャンの言葉)
・アンソニー・ウォン/黄耀明(「玻璃之情」「這麼遠、這麼近」)
・ヒンズ・チャン/張敬軒(半身男女スタイルで「風華絶代」)
・ジョーイ・ヨン/容祖兒(「大熱」「我」)
・グラスホッパー/草[虫孟](「怪[イ尓]過[イ分]美麗」「偸情」)
・ジュリアン・チョン/張智霖(「今生今世」「追」)
・ジュリアン・チョン&ヴィヴィアン・チョウ(「當愛已成往事」)
・ヴィヴィアン・チョウ/周慧敏(「如果[イ尓]知我苦衷」)
・Taichi/太極樂隊(メドレー「Miss You Much/側面/拒絶再玩/無心睡眠」)
・レオ・グー/古巨基(「由零開始」)
・ウィリアム・ソウ/蘇永康(「無需要太多」)
・ウィリアム・ソウ&アンディ・ホイ(「沈黙是金」)
・アンディ・ホイ/許志安(「當年情」)
・トニー・レオン/梁朝偉(レスリーとの対話)
・カレン・モク/莫文蔚(「只怕不再遇上」)
・ケリー・チャン/張慧琳(メドレー「黒色午夜/Stand Up/不覇的風/少女心事/H2O/Monica」)
・商天娥(杜自持のピアノ伴奏で「儂本多情」)
・ジャッキー・チュン/張學友(「一片痴」「為[イ尓]鐘情」)
・群星合唱(「風繼續吹」)


2013年3月10日:早いもので9周年!ありがとうございます。

 黄砂と共に春もやって来たような陽気の東京ですが、皆様の所はいかがでしょうか? もっとも、有毒物質を含んでいるかもしれない黄砂は困りますが…。それはさておき、早いものでアジクロは9周年を迎えました。昨年は8周年より3.11の方が印象深くてそのまま過ぎてしまいましたが、これまでお付き合いいただいた読者の皆様にはいつも感謝しております。ありがとうございます。来年の10周年で一区切りとなりますが、パワーアップを目指して頑張りたいと思っておりますので、これからもよろしくお願いいたします。

 まずは、なかなか時間がなくて、つぶやきたい時につぶやけないでいるこのコーナーを元気にしたい。毎日更新したい!という思いとは裏腹に、すっかり「月イチゴロー」状態になっておりますが、つぶやきたいことはたくさんあるので、せめて週イチくらいのペースにしていきたいと思います。ということで、明日は先日プロモーションで来日した『セデック・バレ』のウェイ・ダーション監督と主演のダーチン(大慶)の記者会見の様子を少しご紹介しますね。


2013年2月18日:なぜか、くまモン登場!の秘密

くまモン

(2012年1月に熊本で撮影)
 またまた、ご無沙汰してしまいましたが、宿題が多過ぎてせっせと作業に励んでいる日々です。邪魔しているのは睡魔か?食い気か?…さて、先日アジクロピープルにて、韓国エンターテインメント・ナビゲーターの田代親世さんをご紹介していますが、もうご覧になっていただけたでしょうか? 韓流の元祖とも呼べる田代さんですが、実は最初にはまったのは香港映画(チョウ・ユンファ!)ということで、中華圏にも詳しく、台湾ドラマなどもご覧になっています。おすすめ韓国ドラマや韓流スターはもとより、台湾ドラマや韓国ドラマと台湾ドラマの違いなどもお話いただいて盛り沢山ですので、ぜひご覧くださいませ。

 そして、すでにご覧になった方は「あれ?」と思われたかもしれません。田代さんの後ろにくまモンのポスターがあったり、ジュンベアーにくまモンが抱かれていたり! 実は、今回の取材でお邪魔した田代さんの所属事務所シャベールの社長様が熊本出身。そのご縁で、くまモンの宣伝やグッズを担当しておられたのです。それで、事務所はくまモングッズでいっぱいなのでした。そして実は、アジコも熊本出身。ということで、田代さんとの取材の後、社長様ともローカルな話題でおおいに盛り上がったのでした(笑)。

 ジュンベアー&くまモンのツーショット、アジコ的には貴重な1枚が撮れたと自負しております。くまモンについては今回のインタビュー記事と共に、田代さんのブログ「田代親世の恋する韓流LIFE」でも紹介されていますので、こちらもご覧ください。(くまモンのファンはこちらもどうぞ:くまモンのグッズ販売サイト


2013年1月21日:新年すっかり明けましたが、おめでとうございます!

ブラッド・ウェポン

(c)2012 Emperor Motion Picture Limited.
 新年のご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが、読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか? 東京では突然の大雪が降ったりして、まだ街中が冷凍庫状態ですが、明日あたり、また降りそうでこわいです。以前はガスストーブとエアコンを併用していたアジコですが、今年は手頃なファンヒーターを見つけたので、エアコンと併用しています。一見、昔のストーブみたいなデザインで、なかなかかわいいやつです。

 おっと…それはともかく、まず年頭からのお詫びで情けないのですが、巻頭で香港映画特集をやっておきながら、ダンテ・ラム監督の新作大作『ブラッド・ウェポン』のご紹介を失念しておりました! 慌てて素材を取り寄せ、やっとご紹介することができました。なんとか、大阪・名古屋での公開には間に合いました。全国順次公開のようなので、すでに上映が終わった東京地区の皆様にはDVDリリースか再上映をお待ちいただくとして(もちろん、ご覧になった方もおられると思いますが)、これから上映地区の方々はぜひ劇場でご覧ください。ダンテ・ラム監督、アクションとドラマをやや盛り込み過ぎかな〜と思うことも多かったのですが、今回の作品はドラマの部分がわかりやすく泣ける展開となっております。ヨルダンやマレーシア、死海でのロケなども新鮮です。そして、ニコラス&ジェイのダブル主演も魅力的!これまでのイメージを覆す突破演技が観られますので、ファンの方以外にもおすすめです。公式インタビューもいただいているので、続けてご紹介しますね。

 その他、近々アジクロピープルも更新予定。テレビやイベントなどでご存じのあの方にご登場いただきますので、お楽しみに。 2013年は巳年。アジコも一皮剥けたいと思っております。本年もどうぞ、よろしくお願いいたします!


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