logo


ASICRO CINEMA

新作ラインナップ

ミッキー17(Mickey 17)2025/アメリカ

ミッキー17

公開日:3月28日
シネマート新宿、他全国公開
何度も死んでは甦るミッキーは使い棄て要員?!
名匠ポン・ジュノ監督が描く初のラブストーリー

荒廃した地球を抜け出し移住プロジェクトの宇宙船要員になった男。その仕事は危険な任務ばかり。死んでもコピーで甦るが、手違いで次の自分と遭遇してしまう。韓国のポン・ジュノ監督が原作小説を翻案。ハリウッドと組んで作りあげたSFヒューマンコメディ。ヤバい企業の仕事中に愛を知り、人間としての尊厳を取り戻す。主演はロバート・パティンソン。共演はナオミ・アッキー、スティーブン・ユアン。移住先の星の先住民クリーパーも登場。見慣れると愛らしく、怪獣映画としても楽しめる。異星語の通訳機も大活躍。監督が初めて描く愛の勝利をご覧あれ。
▼詳細データ&おすすめ ▼公式サイト ▼予告編  ▼舞台挨拶

デーヴァラ(Devara: Part 1)2024/インド

デーヴァラ

公開日:3月28日
新宿ピカデリー、他全国公開
鮫を操る勇者が赤海の平和を守り抜く
父と息子の二世代で描かれる壮大な伝説

W杯開催前に盗賊を検挙しようと、密輸業者に扮した警察が州境の密輸拠点へ乗り込むが、有力な村長に仕事を断られる。その海には厳しい掟と壮大な伝説が眠っていた。『RRR』のNTR Jr.が次なる主演作に選んだ30番目の作品。親友でもある監督のコラターラ・シヴァが脚本も書き、海を舞台にした壮大な物語の前編となっている。共演はサイフ・アリー・カーン。NTR Jr.は父と息子の二役を演じ分け、息子の婚約者役で故シュリデヴィの娘ジャーンヴィー・カプールも出演。最新VFXを駆使した海洋アクションが繰り広げられる。ぜひ大スクリーンで堪能しよう。
▼詳細データ&おすすめ ▼公式サイト ▼予告編 ▼舞台挨拶

その花は夜に咲く(Skin Of Youth)2025/ベトナム・シンガポール・日

その花は夜に咲く

公開日:3月21日
シネマート新宿、他全国公開
トランスジェンダーとボクサーの一途な愛を描く
アッシュ・メイフェア監督待望の第2作目

深い愛で結ばれているトランスジェンダー女性とボクサー。性適合手術の費用を稼ぎたい彼女の前に現れた大金持ちが、二人の間に影を落とす。デビュー作『第三夫人と髪飾り』が世界で絶賛されたアッシュ・メイフェア監督の第2作目。中学時代の経験と友人をモデルに、1998年当時の社会での弱者に対する偏見や差別を描き、難しいテーマに挑戦した。主演は自身もトランスジェンダーのチャン・クアン。本作で俳優デビューし全身全霊で挑んだ。共演はヴォー・ディエン・ザー・フイ。日本の井上肇が二人の運命を操るキーマンを演じる。二人の愛の行方を見守ろう。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

私たちは天国には行けないけど、愛することはできる
(私たちは天国には行けないけど、愛することはできる/No Heaven, But Love)2024/韓国

私たちは天国には行けないけど、愛することはできる

公開日:3月14日
シネマート新宿、他全国公開
暴力と偏見に満ちた大人社会の中で出会った
純粋な二人の少女のかけがえのない愛と絆

過度な訓練と部員たちのいじめに悩むテコンドー部の少女。バーガーショップで出会った少女に助けられるが、母親の社会更生プログラムで一緒に住むことになる。境遇の異なる二人の少女が出会い、惹かれ合い、愛を信じる姿を偏見に満ちた当時の社会と対照的に描くラブストーリー。脚本&監督はハン・ジェイ。1999年という世紀末を舞台に、階級差別や性差別、暴力をはねのけ自分たちの愛を守ろうとする強さを描く。主演は『はちどり』の姉役を演じたパク・スヨンと「イカゲーム」のイ・ユミ。まだ若い二人の愛と未来を応援したくなるラストも嬉しい。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

ケナは韓国が嫌いで(韓国が嫌いで/Because I Hate Korea)2024/韓国

ケナは韓国が嫌いで

公開日:3月7日
ヒューマントラストシネマ有楽町、他全国
キム・ジヨンに続くベストセラー小説の映画化!
自分らしい生き方を求めて旅立つ若い女性の物語

格差社会、学歴社会、男性主義…家族にも会社にも恋人にもうんざりした28歳の女性がすべてを捨て、ニュージーランドへ留学。永住するつもりで飛び込んでいく。原作はチャン・ガンミョンのベストセラー小説「韓国が嫌いで」。「82年生まれ、キム・ジヨン」と同じく韓国社会での女性の生きづらさを描いた作品で、『ひと夏のファンタジア』のチャン・ゴンジェが監督している。主演はすっかり大人の女性になったコ・アソン。留学同期をドラマ「スロウトレイン」にも出演したチュ・ジョンヒョクが演じる。果たして、自分らしい生き方は見つかるだろうか。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

デビルズ・ゲーム(悪魔たち/Devils)2023/韓国

デビルズ・ゲーム

公開日:3月7日
新宿ピカデリー、他全国公開
殺人動画を流す連続猟奇殺人犯と彼を追う刑事
心と身体が入れ替わった二人が経験する悪夢の正体

裏サイトで殺人動画を流し若い女性を殺す謎の集団。後輩で義弟を殺された刑事が山中で犯人と揉み合い転落。行方不明から1ヶ月後、警察へ現れた二人の身体は入れ替わっていた?! 悪魔のような殺人犯と執念で逮捕しようとする刑事のぎりぎりの攻防を、入れ替わりというトリックで描く犯罪サスペンス。監督&脚本は本作で長編デビューしたキム・ジェフン。主演は若い殺人鬼をチャン・ドンユン、熱血刑事をオ・デファンが演じる。入れ替わった二人の心理戦が見どころ。二人に翻弄される上司や同僚をチェ・グィファ、チャン・ジェホ、キム・ウォネらが好演している。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

TATAMI(TATAMI)2023/米・ジョージア

TATAMI

公開日:2月28日
新宿ピカデリー、他全国順次
世界選手権で優勝を狙うイランの女子柔道選手
政治的圧力を受けながら彼女とコーチが選んだ道は

ジョージアで行われた女子柔道世界選手権。イラン代表選手とコーチは金メダルを目標にするが、途中でイスラエル代表選手と対戦する可能性があり、政府から棄権を命じられる。男子柔道の実話をもとに、イラン女性にエールを送るべく女性を主人公に描いた作品。監督はイスラエル出身のガイ・ナッティヴとイラン出身のザーラ・アミール。ガイ・ナッティヴは脚本も担当。ザーラ・アミールは女優でもありコーチ役で出演している。主演はアメリカのアリエンヌ・マンディ。試合はすべて自分で演じ、タフなファイターを見事に体現。最後まで目が離せない。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

石門(石門/Stonewalling)2022/日本

石門

公開日:2月28日
新宿武蔵野舘、他全国順次公開
女性の性や生殖に対して立ちはだかる高い石の壁
活路を見出した若い女性は門を出られるのか?

中国の湖南省。アルバイトにせいを出す女子大生が卵子提供の仕事を紹介されるが、検査で妊娠1ヶ月と判明。中絶を望む恋人とは別れ、家族の賠償問題のため赤ちゃんを提供しようと考える。夫婦でもあるホアン・ジー監督と大塚竜治監督が共同で10ヶ月をかけて撮影した作品。主演のヤオ・ホングイとコンビを組んだ女性の性に関するシリーズ3作目。世界の映画祭から賞賛され、台湾や香港では作品賞を受賞している。ホアン・ジー監督の実家や両親も主人公の親として出演。公開を記念して、シリーズの『卵と石』(12) 『フーリッシュ・バード』(17) も上映予定。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

プロジェクト・サイレンス
(脱出:プロジェクト・サイレンス/Project Silence)2024/韓国

プロジェクト・サイレンス

公開日:2月28日
新宿バルト9、他全国ロードショー
崩落したトンネルに閉じ込められた人々に
殺人兵器と化した実験体が遅いかかる!

政府機関の男が留学する娘を車で空港へ送る途中、濃霧の橋の上で発生した大規模な衝突事故に遭遇。移送中だったあるプロジェクトの実験体も脱走し危険が迫る。閉鎖空間の中で起こる未知の恐怖を描いたパニックスリラー。監督&脚本は気鋭の若手キム・テゴン。『新感染 ファイナル・エキスプレス』のパク・ジュスクと『神と共に』シリーズのキム・ヨンファ監督も共同脚本に加わり、斬新な物語が誕生した。主演は23年末に世を去ったイ・ソンギュン。共演はチュ・ジフン。娘役をキム・スアンが演じる。救出困難な場所からの脱出劇はスリリング。実験体の正体とは?!
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

リボルバー(リボルバー/Revolber)2024/韓国

リボルバー

公開日:2月28日
TOHOシネマズ日比谷、他全国ロードショー
すべてを背負って服役し裏切られた元女刑事
約束の金とマンションを取り戻すため黒幕に迫る

愛人の刑事部長と汚職に加担。購入したタワマンを内見した日に捜査が入り、7億ウォンとマンションの権利を見返りに一人で罪を被り服役した女。ところが出所前に、刑事部長は殺されていた…。復讐のために拳銃を渡され、真相に迫っていく女を描いたリベンジノワール。監督は脚本家出身のオ・スンウク。『無頼漢 渇いた罪』で組んだチョン・ドヨンを主人公に、チ・チャンウクが敵側の薬づけの危険な男、イム・ジヨンが敵側にいながら主人公に惹かれる女を演じる。そのほか、豪華スターや名バイプレイヤーたちがカメオ出演しており見どころたっぷり。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

ジェイラー(JAILER)2023/インド

ジェイラー

公開日:2月21日
新宿ピカデリー、他全国公開
ラジニカーントが史上最凶の顔を持つ男に変身!
最愛の息子を殺されたジェイラーが復讐の炎を燃やす

引退して幸せに暮らしていた元看守。警察官の息子が窃盗団の捜査中に行方不明となり、自殺と断定。家族も脅かされた彼は看守時代の裏の顔を取り戻し復讐を始める…。タミル語映画界のスーパースター、ラジニカーント169作目の主演作。新世代の映像作家ネルソン・ディリープクマール監督と組み、シニアライフから凄腕の仕置人に変身して容赦ない殺戮へと走る姿を描く。刑務所時代の舎弟たちは、ジャキー・シュロフやモーハンラール、シヴァ・ラージクマールなど各言語の映画界で活躍する重鎮たちがカメオ出演。共演陣も豪華で、あっという間の163分だ。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

銀幕の友(我的朋友/All Tomorrows's Parties)2022/中国

銀幕の友

公開日:2月21日
ヒューマントラストシネマ有楽町、他全国
別れの後には新しい出会いがやって来る
映画製作所の受付嬢と詩人の新たな未来への予感

1990年のアジア競技大会閉幕の夜から、映画製作所で働く人々の無料上映会まで。受付嬢と旅から戻った詩人の出会いを描き、ほの温かい余韻を残す24分の短編。監督は内モンゴル出身のチャン・ダーレイ(『八月』)。中国のインディペンデント映画祭とシャネルによるコラボ企画で製作され、シャネルのアンバサダーを務めるジョウ・シュンとワン・イーボーが主人公を演じた。ビッグイベントが終わった寂しさに浸る受付嬢と帰郷したばかりの内気な詩人。それぞれの内面にある孤独が共鳴するかのような二人の出会いは、その後の展開を想像したくなる。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

聖なるイチジクの種(The Seed of the Sacred Fig)2024/仏・独・イラン

聖なるイチジクの種

公開日:2月14日
TOHOシネマズシャンテ、他全国公開
体制か、反体制か。揺れ動くイラン社会の畝りを
家族の物語として描いた社会派サスペンス

革命裁判所で予審判事に昇進した男。反政府デモが盛んなため、護身用ピストルを渡される。妻と娘たちは喜ぶが、娘たちはデモに共感していた。そんなある日、銃がなくなり…。恵まれた家族が、1丁の銃のせいで崩壊していく様を描く社会派ドラマ。イランを脱出して本作をカンヌ映画祭でプレミア上映したのは、モハマド・ラスロフ監督。主人公夫婦を監督が信頼するミシャク・ザラとソヘイラ・ゴレスターニが演じる。若者や若い女性たちによる反政府デモに希望を見出した監督が、彼らを応援し、世界へこの問題を定期。昨年のカンヌで審査員特別賞を受賞している。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

コメント部隊(/Troll Factory)2024/韓国

コメント部隊

公開日:2月14日
シネマート新宿、他全国順次公開
権力者の不正を暴く記事を発信する記者と
情報操作で稼ぐ若者たちとの駆け引き

取材して発信した記事が誤報とされ、関係者が自殺。停職に追い込まれた記者に「報道は真実で自分たちが誤報にした」と名乗る若者たちが近づいてくる。情報操作の闇を描いた社会派スリラー。原作は国家情報院の情報操作事件を題材にした同名小説。アン・グクジン監督が脚本も手がけた2作目で、ソン・ソックが主人公の記者を演じる。対する若者たちはキム・ソンチョル、キム・ドンフィ、ホン・ギョン。フェイクニュースも溢れるネット社会で、情報操作まで行われていると思うと恐ろしい。物凄いスピードでコメントを打ち込む無責任な若者たちも不気味だ。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり(富都兄弟/Aban Adik)2023/マレーシア・台

Brother ブラザー 富都(プドゥ)のふたり

公開日:1月31日
ヒューマントラストシネマ有楽町、他順次
富都のスラムで育った真面目な兄とやんちゃな弟
身分証を求める二人に起こった突然の悲劇

クアルンプールの富都にあるスラムで兄弟のように育った二人。身分証がないため聾唖の兄は真面目に働き、弟は危険な仕事にも手を出す。ところが、弟の父親が見つかった日に事件が起こり…。身分証がないせいで最下層の生活から抜け出せない人々を、二人の兄弟を通して描いた問題作。プロデューサーのジン・オング初監督作品。主演は台湾のウー・カンレンとマレーシアのジャック・タン。言葉にできない叫びを見事に表現したウー・カンレンは数々の主演男優賞を受賞。渾身の演技は涙なくしては観られない。美しい映像で描かれる厳しい現実を直視しよう。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件(金手指/The Goldfinger)2023/香・中

ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件

公開日:1月24日
TOHOシネマズ日比谷、他全国公開
トニー・レオン&アンディ・ラウ20年ぶりの競演!
黄金時代の香港で巨万の富を得た男の光と影

70年代、香港に密航してきた男が親族と争う男に頼まれ詐欺に成功。味をしめた二人は金の力で株価を操作。80年代バブルの波に乗り大企業にのしあがっていくが、汚職を摘発するICACのエリート捜査官に目を付けられていた。天才詐欺師と執念の捜査官の攻防を描く金融エンタテインメント。『インファナル・アフェア』の脚本家、フェリックス・チョンが脚本・監督を手がけ、トニー・レオンとアンディ・ラウの20年ぶりの共演が実現した。黄金時代の香港を再現し、当時活躍したスターたちが大挙出演。金像奨で6冠に輝いた。香港が一番輝いた時代を堪能しよう。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦
(九龍城寨之圍城/Twilight of the Warriors: Walled In)2024/香港

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦

公開日:1月17日
新宿バルト9、他全国ロードショー
九龍城砦に込められた香港魂に胸が熱くなる!
新旧豪華スターで描く熱血バトルと男たちの絆

80年代の香港。密航してきた青年が黒社会に騙されて九龍城砦に逃げ込み、街を仕切る男に助けられる。だが、過去の因縁が発覚し…。構想から8年の歳月を経てソイ・チェン監督の手で映画化された3部作の第1弾。香港が栄華を極めた80年代から、返還前に取り壊しが決まった九龍城砦を背景に、親世代の因縁に巻き込まれた若者たちの闘いを描く。出演はルイス・クー、レイモンド・ラム、テレンス・ラウ。そのほか新旧豪華スターたちが競演。壮大な九龍城砦のセットに当時の生活が再現され、熱い香港魂がこめられた泣けるアクション映画に仕上がった。香港ファン必見!
▼詳細データ&おすすめ ▼公式サイト ▼予告編 ▼イベント

満ち足りた家族(普通の家族/A Normal Family)2024/韓国

満ち足りた家族

公開日:1月17日
TOHOシネマズ新宿、他全国ロードショー
弁護士と医者、対照的な兄弟の家庭が覆される
家族晩餐の夜に起こった子どもたちの恐るべき事件

兄は道徳より利益を優先する敏腕弁護士。亡くなった前妻の娘と子どもを産んだばかりの若い後妻と豪邸で暮らす。弟は善良で道徳心の厚い医師。認知症気味の母の介護は年上の妻に任せ、息子と暮らしている。月に1度は共に食事をする決まりだが、ある日…。ヘルマン・コッホのベストセラー「The Dinner」を韓国流に翻案したホ・ジノ監督の最新作。設定を変えることで韓国社会の問題があぶり出される。兄役はソル・ギョング、妻をクローディア・キム。弟役をチャン・ドンゴン、妻をキム・ヒエが演じ、子どもたちに関わる事件が2つの家族を揺るがしていく。
▼詳細データ&ポイント ▼公式サイト ▼予告編 ▼舞台挨拶

今日の海が何色でも(Solids by the Seashore)2023/タイ

今日の海が何色でも

公開日:1月17日
ヒューマントラストシネマ渋谷、他全国順次
芸術を愛するイスラム女性と自由なアーティスト
防波堤を侵食する荒波に二人の心が溶け合っていく

イスラム教徒が多く住むタイ南端のソンクラー。美しい砂浜は高潮で削られ、護岸用の岩が複雑な模様を生み出す。自然保護活動をしていたアーティストが創作で滞在することになり、歴史的建物を管理する女性と出会う。対照的な生き方をする2人の女性が、美しい自然や芸術を通じて惹かれ合う様を描いた作品。海岸侵食問題を扱っていたパティパン・ブンタリク監督の長編デビュー作で、現地での体験を元に映画化されている。主演はキャスター出身でイスラム系ジャーナリストのアイラダ・ピツワンとラウィパ・スリサングアン。美しい海と波の音が印象的。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

トラブル・ガール(⼩曉/Trouble Girl)2023/台湾

トラブル・ガール

公開日:1月17日
シネマート新宿、他全国ロードショー
主演のオードリー・リンが最年少で金馬奨受賞!
ADHDの娘と母親の教師をめぐる愛憎と絆

多動症で孤立する少女。父親は海外赴任で若い母親は娘の扱いに手を焼く。数学教師の青年が少女を支えるが、台風の日、少女は母親が先生と不倫していることを知り…。多動症の娘との関係に悩む母親と、二人を支える教師との微妙な関係を描いた問題作。ADHD(注意欠如・多動症) をテーマにした本作で長編デビューしたのはジン・ジアフア(靳家驊)監督。『アメリカからきた少女』のオードリー・リンが、2作目の本作で複雑な役柄を演じ、金馬奨や台北映画祭で主演女優賞を獲得した。母親はアイヴィー・チェン、香港から来た教師をテレンス・ラウが演じている。
▼詳細データ&ポイント ▼公式サイト ▼予告編 ▼監督取材

[an error occurred while processing this directive]

#彼女が死んだ(彼女が死んだ/Following)2024/韓国

#彼女が死んだ

公開日:1月10日
シネマート新宿、他全国ロードショー
人気インフルエンサーを観察する男が
殺人事件の犯人に仕立て上げられていく…

観察が趣味の不動産仲介士。人気インフルエンサーの行動が気になり、ついに部屋に忍び込むことに成功するが、2度目の訪問で彼女が殺されているところを発見してしまう!? 過度の趣味が身の破滅を招く恐怖を描いたサスペンスドラマ。監督はキム・セフィ。主演はピョン・ヨハン。インフルエンサーをシン・ヘソン、事件を追う女性刑事をイエルが演じている。どんな事もカメラに映ってしまう時代。SNSと記録映像から真犯人に迫っていく過程は興味深い。真実の暴露とデマの流布は表裏一体。アクセス数のためフェイク配信する輩がいることにも気をつけたい。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

カルキ 2898-AD(KALKI)2024/インド

カルキ 2898-AD

公開日:1月3日
新宿ピカデリー、他全国ロードショー
新鋭監督が描く壮大なSFアクション三部作序章
6000年後の未来に復活する救世主の母を救え

マハーバーラタの世界から6000年後。地球最後の文明都市は空中に浮かぶコンプレックスに支配されていた。空に箒星が現れ、神の子を宿したアンマの出現に革命軍は期待する。彼女を守る二人の男も復活していた…。インドの若き新鋭ナーグ・アシュウィン監督による壮大なるSFアクション叙事詩の幕開け。主演はプラバース、ディーピカー・パードゥコーン。インド映画界のレジェンド、アミターブ・バッチャン。『スター・ウォーズ』や『デューン/砂の惑星』を彷彿とさせる新たなインド映画のスペクタクル・サーガ。豪華なカメオ出演者たちにも注目したい。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

お坊さまと鉄砲(The Monk and The Gun)2023/ブータン・仏・米・台

お坊さまと鉄砲

公開日:12月13日
新宿武蔵野館、他全国順次公開
民主化に移行したブータンでの模擬選挙の日
山の村の高層が大切な儀式のために銃を集める

2006年、国王が退位し民主化へ向かうブータン。ウラ村では選挙を理解するため模擬選挙が行われる。変化を悲しむ高僧は若い僧に満月の日までに銃を2丁探してくるよう指示するのだが…。初めての選挙で揺れる村を背景に、若い僧侶とアメリカ人の銃コレクターが繰り広げる騒動をユーモラスに描いた人間ドラマ。社会の変化の中で真の幸せのために必要なものは何かを問いかける。監督は『ブータン 山の教室』のパオ・チョニン・ドルジ。世界の映画祭で絶賛され、アカデミー賞のブータン代表にも選出された。幸せに生きる人々にとって、選挙がもたらすものとは?
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

市民捜査官ドッキ(市民ドッキ/Citizen Of A Kind)2024/韓国

市民捜査官ドッキ

公開日:12月13日
シネマート新宿、他全国順次公開
振込詐欺集団の元締めを捕まえる!
実話を元にしたおばちゃんたちの無謀な追跡劇

店を火事で失くしクリーニング工場で働くシングルマザー。偽の融資話に騙され全財産を失くすが警察は頼りない。そこへ、犯人から情報提供の電話がかかってくる…。2016年に起こった実話を元に、内部通報から自分たちで現場に乗り込み、振り込め詐欺の黒幕逮捕に至ったおばちゃんたちの活躍を描く。監督はパク・ヨンジュ。主人公はラ・ミラン。組織から逃げたい青年をコン・ミョン。青島に乗り込む同僚をヨム・ヘランとチャン・ユンジュが演じる。日本でも問題となっている闇バイトの実態が描かれ興味深い。無謀な素人捜査にはハラハラするが、最後は痛快だ。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

JAWAN/ジャワーン(JAWAN)2023/インド

JAWAN/ジャワーン

公開日:11月29日
新宿ピカデリー、他全国ロードショー
シャー・ルク・カーンの魅力が200%満載!
奇想天外な社会派ヒューマンアクションの誕生

瀕死の状態を山の民に救われた記憶喪失の男。30年後、ムンバイの地下鉄が謎の男と6人の女たちにジャックされ、身代金4000億ルピーを要求。そのお金は70万人の貧しい人々に配られた。彼らの正体は?キング・オブ・ボリウッドのシャー・ルク・カーンを主演に、彼の大ファンでもあるタミル語映画界の若手、アトリー監督が全編を変幻自在なシャー・ルク・カーンで埋め尽くしたアクション大作。昨年のインドでNo.1ヒットを記録。歴代世界興収でも5位となっている。共演はナヤンターラ、ディーピカー・パードゥコーン。宿敵役はヴィジャイ・セードゥパティ。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

コール・ミー・ダンサー(Call Me Dancer)2023/アメリカ

コール・ミー・ダンサー

公開日:11月29日
新宿シネマカリテ、他全国順次公開
ストリートからモダンバレエへ
プロダンサーとして生きるマニーシュの世界

マニーシュ・チャウハンは18歳でボリウッド映画を見てダンスに目覚め、ストリートダンスのオーディション番組に出演。注目されてダンススクールへ入学し、恩師となるイェフダ・マオールと出会う。彼からクラシックバレエの基礎を学び、年齢の壁を超えてプロダンサーへの道を模索するマニーシュの姿とゆるぎない情熱を捉えたドキュメンタリー。監督はダンサー出身のレスリー・シャンパイン。ダンスシーンもふんだんに盛り込まれ、マニーシュの強靭でしなやかな肉体と動きに魅せられる。Netflixの伝記映画でも自身を演じたマニーシュの真のドキュメンタリー。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

盗月者 トウゲツシャ(盗月者/The Moon Thieves)2023/香港

盗月者 トウゲツシャ

公開日:11月22日
渋谷HUMAXシネマ、池袋HUMAXシネマズ
失われたムーンウォッチに魅せられた時計職人が
香港ー東京を舞台に泥棒仲間たちと疾走する

腕利きの時計修理工の青年。裏では贋作作りにも関わり、そのせいで窃盗チームに入れられる。東京でオークションにかけられるピカソ愛用の時計が目的だが、忍び込んだ金庫には憧れのムーンウォッチが!CMやMVで腕を磨いたユエン・キムワイ監督が若手俳優たちと作り上げた痛快泥棒アクション。主演は人気グループMIRRORのイーダン・ルイ、アンソン・ロー。ギョン・トウがヒール役で特別出演。泥棒仲間としてルイス・チョン、マイケル・ニンとミュージシャン系の俳優が集まった。有名時計店の東京ロケもあり、個性を生かした演技のアンサンブルも秀逸。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

ジョイランド わたしの願い(Joyland)2022/パキスタン

ジョイランド わたしの願い

公開日:10月18日
新宿武蔵野館、他全国順次公開
仕事を禁じられた妻とトランスジェンダーを愛した夫
伝統社会に押しつぶされた若い夫婦の悲劇

家父長制の根強いラホールの家族。心優しい次男がやっと仕事を見つけ、妊娠を期待される妻は家庭に。だが、夫はトランスジェンダーのダンサーに夢中になり、仕事を禁じられた妻も心を病んでいく。監督は本作で長編デビューを飾った新鋭サーイム・サーディク。カンヌ国際映画祭でプレミア上映され2冠。世界でも旋風を巻き起こした。本国では保守派の圧力で上映中止となるも、抗議活動や世界からの支援の声で撤回された。主演はアリ・ジュネージョー。妻役をラスティ・ファルーク。トランスジェンダーのアリーナ・ハーンが出演したことでも話題となった。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

ジガルタンダ・ダブルX(Jigarthanda Double X)2023/インド

ジガルタンダ・ダブルX

公開日:9月13日
新宿ピカデリー、他全国ロードショー
極悪ギャングのボスが真のヒーローへ
殺人目的の映画撮影が辿る数奇な運命と奇跡

無実の殺人罪で逮捕された警官がギャングのボス殺しを条件に釈放される。映画好きのボスに映画撮影で近づいた男は、彼の日常を撮影していくのだが。クリント・イーストウッドが大好きなボスとの出会いで映画に目覚めた男が、予想外の事態に巻き込まれていくアクションコメディ人間ドラマ。監督はタミル語ニューウェーブ映画の鬼才、カールティク・スッバラージ。主演は人気振付師から俳優・監督に転向したラーカヴァー・ローレンスと、売れっ子監督から性格俳優に転向したS・J・スーリヤー。後半に大きな社会的テーマを盛り込んであり、泣かされること必至。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編

香港、裏切られた約束(因為愛所以革命/Love in the Time of Revolution)2024/香港

香港、裏切られた約束

公開日:8月30日
アップリンク吉祥寺、京都 (9/6) 他全国順次
2019年に起こった市民や若者たちの抗議活動
今だから伝え続けたい監督の強い信念と希望

雨傘運動から香港で続いた抗議活動。2019年の逃亡犯条例改正案に反対する大規模なデモは、日本でも大きく報道された。本作の監督トウィンクル・ンアンは独学で映画を勉強し映画監督をめざすが、2019年に練習のつもりで集会やデモを撮影。催涙弾に遭い、当事者感覚に目覚める。そして撮り溜めた映像をドキュメンタリーとしてまとめたのが本作。当時の真実を世界に伝えようと公開に踏み切った。4組の視点からまとめてあり、『香港画』『時代革命』『理大囲城』とは異なる映像、新たな証言も含まれ興味深い。家族と別れ亡命中の監督の使命感を感じよう。
▼詳細データとおすすめポイント ▼公式サイト ▼予告編


cinema information

ミュージカル『KANO 〜1931 甲子園まで2000キロ〜』絶賛公演中!(2023.4.1-2024.3)
2015年に日本公開された台湾映画『KANO ーカノー 1931海の向こうの甲子園』(製作:ウェイ・ダーション 監督:マー・ジーシアン)がなんと、日本のミュージカルになって登場。主人公の近藤兵太郎の出身地、松山市がある愛媛県の「坊っちゃん劇場」にて、日台野球交流100周年記念ミュージカル「KANO 〜1931 甲子園まで2000キロ〜」として2023年4月1日より公演が続いている。脚本は羽原大介。演出は錦織一清。音楽監督は岸田敏志。さらに、8月4日〜15日は台湾スペシャルステージを開催。7月に台北で開催された記者会見では、ウェイ・ダーション監督も出席。8月公演の初日にも駆け付けた。映画では永瀬正敏が演じた近藤兵太郎役は、台湾スペシャルでは大浦龍宇一が演じる。また、台湾人キャスト3名も出演。
*チケット、その他の詳細は坊ちゃん劇場公式サイトへ。(ライブ配信もあり!)
更新日:2025.3.29
back numbers
2004200520062007
2008200920102011
2012201320142015
2016201720182019
2020202120222023
2024
back to cinema top

comming soon movie

アジア関連映画(公開予定)
--------------------
*2025年4月公開
--------------------
1980 僕たちの光州事件 (韓国)
ウリリは黒魔術の夢をみた
(フィリピン)
--------------------
A LEGEND/伝説(中国)
ベテラン 凶悪犯罪捜査班
(韓国)
RRR ビハインド&ビヨンド
(インド)
バーラ先生の特別授業(インド)
--------------------
私の親愛なるフーバオ(韓国)
--------------------
来し方 行く末(中国)
青春 -苦-
青春 -帰-

(仏・ルクセンブルグ・蘭)
--------------------
*2025年5月公開
--------------------
未完成の映画
(シンガポール・独)
新世紀ロマンティクス(中国)

韓国テレビドラマコレクション 韓国テレビドラマコレクション2025
放送中の最新作から名作までを網羅。

(2530円/ キネマ旬報社)

インド映画完全ガイド インド映画完全ガイド
注目のインド映画話題作から最新作・俳優たちを紹介!

(2160円/世界文化社)

中国俳優&ドラマ完全データ名鑑2025 中国俳優&ドラマ完全データ名鑑2025
中国時代劇&ドラマ最新版

(2310円/ 扶桑社)

映画祭&特集上映

アジア映画に詳しい雑誌

中華電影データブック完全保存版 中華電影データブック完全保存版
俳優スタッフから作品まで網羅!待望の本!

(3780円/キネマ旬報社)

中国時代劇で学ぶ中国の歴史 中国時代劇で学ぶ中国の歴史2025
この1冊で、今日からあなたも中国歴史ツウ!

(1760円/ キネマ旬報社)

ASIAN POPS MAGAGINE ASIAN POPS MAGAGINE 173号
新春 注目の華流スター
(640円/アジポップ編集部)

cinema journal シネマジャーナル107号
年刊第7号「映画祭レポート大特集」
(900円/テス企画)

●映画祭公式サイト
・沖縄間太平洋国際映画祭
 (2025.2月)
・大阪アジアン映画祭
 (2025.3/14-23)
・沖縄国際映画祭
 (2024.4/10-21)
・香港国際映画祭
 (2025.4/28-4/8)
 夏期国際映画祭
 (2024.8/14-26)
・Short Short Film
 Festival&Asia 2024

 (2024.6/4-17)
 オンライン会場
 (4/25-5/24・6/1-30)
・福岡アジア映画祭2024
 (2024.9/7-8)
・関西クィア映画祭2023
 (2023.9/15-18・22-24)
・レインボー・リール東京
 〜東京国際レズビアン&
 ゲイ映画祭〜

 (2023.7.15-17・21-23)
・SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
 2024
(2024.7/13-21)
・釜山国際映画祭
 (2024.10/2-11)
・山形国際ドキュメンタリー
 映画祭2025

 (2025.10/9-16)
・ゆうばり国際
 ファンタスティック映画祭

 (2024.10/24-27)
・2024上海・日本映画週間
 (2024.6/14-23)
・東京国際映画祭
 (2024.10/28-11/6)
・香港映画の新しい力
 MAKING WAVES 2024

 (11/1-4/9-11/15-17)
・東京フィルメックス2024
 (2024.11/23-12/1)
・東京ドキュメンタリー映画祭
 (2024.12月)

●アジア情報ウェブマガジン
・アジア映画巡礼
・シネマジャーナルWEB
・銀幕閑話
・アジアンパラダイス
・WEB POPASIA

●アジアの映画が観られる映画館
・シネマート新宿・心斎橋
・新宿武蔵野館
・K's cinema
・新宿シネマカリテ
・キネカ大森
・ヒューマントラストシネマ渋谷
・ヒューマントラストシネマ有楽町
・渋谷ユーロスペース
・シアターイメージフォーラム
・恵比寿ガーデンシネマ
・新宿ピカデリー
・ポレポレ東中野
・アップリンク吉祥寺

●アジアの映画が豊富なお店
・TSUTAYA
・YesAsia.com
 (アジア各地の映画・音楽)