story
のどかなノンプラドゥ村の寺院に祀られている、村の守り神オンバク像。ある夜、像の首が切り落とされ、何者かによって持ち去られてしまう。犯人は、この村出身のドン(ワンナキット・シリプット)。彼はバンコクで、冷酷なコム・タン(スチャオ・ボンウィライ)率いる密輸団の仲間になっていたのだった。この事件を災いの前兆と見なした村の長老たちは、孤児のティン(トニー・ジャー)に希望を託す。僧侶プラ・クルから古式ムエタイを学んだ彼は、オンバク像奪還のためにバンコクヘ向かう。
バンコクに着いたティンは、同郷でイカサマ師のジョージ(ペットターイ・ウォンカムラオ)や孤児のムエ(フマワーリー・ヨートガモン)と共に捜索を続けるが、ジョージの裏切りで違法試合のリングに立たされ、各国のファイターたちと闘うことに。が、彼にかなう者はおらず、ティンは「プラドゥの伝説」の称号を得る。それからは、3人で協力してドンの居場所を突き止めるのだが…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
監督が10代の頃に観たパンナー・リットグライの作品から構想20年余り。そのパンナー・リットグライと後継者トニー・ジャー、そして監督との3人の奇跡の出会いから生まれた作品です。CGやワイヤーワークなしで、今までに観たことのないようなアクションを見せてくれます。またブルース・リーやジャッキー・チェン作品へのリスペクトもあり、トゥクトゥクによるカーチェイスも見物です。日本公開版ではエンドロールにメイキングシーンを流しますので、最後まで立たないでお見逃しなく!