ジャンプ！ボーイズ
（翻滾 [口巴]！男孩/Jump! boys）
story
2003年夏。台湾の地方都市、羅東鎮の公正小学校には、体操選手として放課後に練習を積む子どもたちがいる。そして今、10月に行われるジュニア体操全国大会に向けて、猛特訓の毎日を送っていた。トレーニングは月曜から土曜までの週6日。長いときは1日6〜7時間も練習をする。
メンバーは、7人。母が働く市場で遊ぶ「市場っ子」（リー・チカイ）。父の期待を背負う「ハッタリ君」（ホアン・クーチャン）。甘えん坊で優柔不断な「英才君」（ヤン・ユゥミン）。自宅にもつり輪の練習台を作ってもらい大喜びの「つり輪君」（リン・シンチ）。チーム内唯一の兄弟「2点君」（シェ・シャンシュエン/兄）＆「キャラメル君」（リー・シャンエン/弟）。練習の厳しさに何度も脱走を図った過去のある「キャプテン」（ホアン・ジン）。
指導するのは、アジア大会の元金メダリスト・林育信（リン・ユゥシン）33歳。現役引退後、将来の金メダリストを育成するため、母校で体操のコーチになった。林コーチは、内気な小学生時代に芝居で見た宙返りに憧れて体操の道に入ったという。練習中に頭を打ち、記憶喪失になったことも。また、家業を継ぐため体操から離れた2年半は、不良少年に落ちぶれもした。今の生活があるのは体操のおかげ、子どもたちをオリンピックに通用する体操選手に育て上げるのが自分の使命、と胸を張る。
授業が終わると、すぐに練習が始まる。体の大きな上級生に混じって準備運動を始める、幼稚園児から小学2年生までの7人の小さな男の子たち。パタパタと体育館の中を走り、逆立ち、背筋、ストレッチを入念に行う。仕上げは、林コーチと一対一で行う恐怖のストレッチ。壁に体の側面をペタリとつけて、脚を180度上げるのだ…。
ジュニア体操全国大会での7人の健闘ぶりやいかに？
●宣伝担当者のおすすめポイント：
小さな体操選手7人が泣きながら、がむしゃらに頑張る姿を見ていると、あきらめないこと、夢を持つことの大切さを思い出します。普段は照れくさくて考えないことかもしれませんが、映画は見た後、素直に「自分も頑張ってみよう！」と思えるはずです。最年少のキャラメル君と2点君・兄弟の頑張りと可愛らしさには、思わず笑みがこぼれるはず。子供たちの笑顔から皆さんも元気をもらってください！
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