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深海 Blue Cha Cha

監督:チェン・ウェンタン
脚本:チェン・ウェンタン、チェン・チンフォン
撮影:リン・チェンイン
美術:タイ・ターウェイ
音楽:シンシン・リー
キャスト:ターシー・スー/リー・ウェイ/ルー・イーチン/レオン・ダイ

2005年/台湾
日本公開日/2006年8月19日
カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD/108分
配給:コミックリズ、ワコー
(c)Green Light Film Ltd.
2005年 台湾金馬奨
 最優秀オリジナル映画音楽賞(シンシン・リー)


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深海 Blue Cha Cha(深海/Blue Cha Cha)

story

 台湾南部の美しい港町・高雄。フェリー乗り場からひとりの美しい女性がフェリーに乗り込んだ。刑務所を出所したばかりのアユー(ターシー・スー)だ。彼女は入所時に姉のように慕っていた女性、アン(ルー・イーチン)の元を訪ねる途中だ。

 心に病を抱えるアユーは、飲まないと危ないと医者に言われ、欠かさず薬を飲み続けている。行く宛てのない彼女は、「面倒を見てあげる」というアンの言葉だけを頼りに、彼女を訪ねてきた。アンは彼女を家に迎え入れ、自ら経営するクラブでアユーに仕事を世話する。クラブでは、ほの暗い照明の中、チャチャのリズムで女たちが踊っている。

 アユーの美しさに惹かれたクラブの客チェン(レオン・ダイ)が、大金を払ってアユーを店の外に連れ出した。会うのはいいけど好きになってはいけないというアンのアドバイスにも関わらず、アユーはチェンに夢中になり、ついにはトラブルを起こす。アユーを庇ってチェンを怒鳴ったアンは、上客をひとり失くした。

 アンの世話で、アユーは工場で簡単な仕事に就くことになった。単調な流れ作業をこなす仕事で、ひとりでデスクに向かう。作業指導をする先輩のシャオハオ(リー・ウェイ)は、話しかけても俯いたまま振り向かない彼女にちょっと腹を立てつつ、美しいアユーに興味を持つ。二人は次第に打ち解け、同棲するようになるのだが…。

●宣伝担当者のおすすめポイント:

男性を愛することに依存してしまう主人公の弱い部分や、どうしても抜けられないスパイラルを描きつつ、それを受け止めてくれる友人、誰もが元気になれるCha-Cha の曲、そして全てを包み込む深い海を背景に、ゆっくりと過ぎていく日常を描き、素敵な余韻を残してくれる秀作です。デビュー作『夢幻部落』で第59回ヴェネチア国際映画祭批評家週間最優秀新人作品賞を受賞した、チェン・ウェンタン監督の女性を描く力は折り紙つき!

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