雨音にきみを想う
(摯愛/Embrace Your Shadow)
story
香港の雑踏から離れた郊外に暮らすウィンイン(フィオナ・シッ)。彼女は全身麻痺で24時間看護が必要な兄のフェン(チャン・コッキョン)と、5歳になる彼の娘シウヤウ(チャン・チンユー)の世話に追われるという、貧しく辛い生活を強いられていた。だが、何より彼女を苦しめているのは、体温が下がると血管が収縮して身体が硬直してしまう、兄と同じ遺伝性の病におかされていることだった。
ある日、彼女の目の前に、チョッカン(ディラン・クォ)という青年が現れる。彼は幼稚園の帰りに迷子になってしまったシウヤウを、家まで送り届けてくれたのだ。チョッカンはフェンの勧めで、その夜、夕食をご馳走になる。数日後、チョッカンはフェンに電動車椅子をプレゼントするため再び現れ、フェンたちを外へ連れ出した。
ウィンインたちの住む家の2階を倉庫として借りたチョッカンは、深夜に出入りするようになる。不可解な行動を取る彼に対し、当初は警戒心を抱いていたウィンインだったが、彼と同じ時間を共有することで、次第に心を開き、やがて惹かれあうようになる。だが、チョッカンには誰にも言えない秘密があった。彼は組織にも一目置かれる、一匹狼の泥棒だったのだ。
楽しかった日々も束の間、フェンは自分を捨てた前妻と復縁できないことを確信すると、自分のせいで皆が不幸になってしまうという罪悪感から、自殺してしまう。やりきれない悲しみの中で、病気の恐怖をより強く感じ始めるウィンイン。その一方で、チョッカンは組織の人間から、フーを殺害すると多額の報酬金がもらえるという話を耳にする…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
ディラン・クォ初主演映画の本作。彼の哀愁漂う完璧な美、フィオナ・シッの爽やかな美しさに子役の女の子の可愛らしさ。みんな素敵です。ぜひ劇場でご覧下さい!
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