女帝/エンペラー(夜宴/The Banquet)
story
古代中国、五代十国時代の戦乱期。国と国や骨肉の争いは絶えず、王妃ワン(チャン・ツィイー)の国も例外ではなかった。ある日突然、皇帝が謎の死を遂げたが、それが新帝に即位した弟リー(グォ・ヨウ)の策略であることは、誰の目にも明らかだった。皇太子ウールアン(ダニエル・ウー)の命も危ないと知ったワンは、彼を守るため、夫を殺したリーとの結婚に同意する。
ウールアンは、その昔、ワンと密かに思いを寄せ合っていた。だが、ワンが父に嫁いだため、想いを断ち切るため呉越の地に隠遁し、歌と踊りの世界に生きていた。ウールアンは父の死の知らせを聞くと、襲って来た刺客の手を逃れ、都へ馬を走らせる。
恋焦がれていたワンを手に入れた新帝リーは、夜ごと尽きることのない欲望に溺れ、ワンに命を捧げると約束する。皇太子側につこうとする者を粛清したリーは、ワンにも忠誠を迫る。身を守るため、この世で一番憎い男にひざまずいたワンは、胸の奥で復讐を誓うのだった。
都に戻ったウールアンは怒りに震えていた。父が毒サソリに咬まれて死んだという話は、到底受け入れられなかった。また、あっさりとリーの妻になったワンへの不信感と嫉妬にも苦しんでいた。いいなづけのチンニー(ジョウ・シュン)だけが、一途にウールアンを慕っていたが、ウールアンはそんな彼女の純粋さにさえ疑いの目を向けるのだった…。
●宣伝担当者のおすすめポイント:
中国宮廷を舞台に繰り広げられる愛と欲望の復讐劇に、ハラハラドキドキするとともに、王妃ワンが愛する人に奉げる一途な想いに、胸が切なくなります。チャン・ツィイーの妖艶な美しさや、画面に溢れる映像美、クライマックスの夜宴シーンなど、どこまでも豪華絢爛で贅沢な作品です。
▼監督インタビュー ▼公式サイト 閉じる
|