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ロケットマン!

監督:チャルーム・ウォンピム
脚本:チャルーム・ウォンピム、ユッタポン・ピーラユッタポン
撮影:タナチャット・ブンラー
編集:チャルーム・ウォンピム、ウィッチ・ワッタナノン
音楽:ティッパノン・ピリヤオラクン
キャスト:ダン・チューポン/プティポン・シーワット(レオ・プット)/パンナー・リットグライ/サマート・ティップタマイ/カニャパク・スワナクート

2006年/タイ
日本公開日/2007年10月6日
カラー/アメリカンヴィスタ/ドルビーデジタル/103分
配給:ワコー、フォーカスピクチャーズ
(c)2006 Sahamongkolfilm International Co. Ltd.
2006年 スパンナホン映画大賞
 最優秀監督賞(チャルーム・ウォンピム)


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ロケットマン!
(Kong Fire Bin/Fire Warriors)

story

 1920年代、タイ東北部の農耕地帯イサーン。ナイホイ(牛飼い)から略奪する牛泥棒を阻止し、貧しい村人に分け与えることを使命とする男(ダン・チューポン)がいた。膨大なロケット弾と己の肉体を武器に、牛泥棒と闘う彼の正体は、誰も知らない。そんな彼のことを、人々は「ロケットマン」と呼んでいた。

 幼少時代、冷酷無比な牛泥棒に両親を殺された彼は、犯人への強い復讐を誓っていた。唯一の手がかりは、その男の胸に刻まれた刺青。花火村で育ち、成人した彼は国中を渡り歩き、ついに仇が北部の小さな街にいることを突き止める。妖術使いで、とてつもないパワーを持つその男、ナイホイ・シン(サマート・ティップタマイ)にロケットマンは闘いを挑む。が、シンの部下・カーンとパエンなどの応戦などから、仇討ちは失敗に終ってしまう。

 ある日、森の中でロケットマンはウェン閣下(プティポン・シーワット)らと出会い、「黒鬼」と呼ばれる妖術使い、ナイホイ・ダム(パンナー・リットグライ)のもとに案内される。今から20年前、シンと共に同じ師匠から妖術を学んだダムによれば、処女である彼の愛娘サオ(カニャパク・スワナクート)の血を、銃弾や弓矢や爆弾に塗ることで、シンの妖術を破れるというのだ。

 一方、ウェン閣下は、牛に代わって農作業にトラクターを導入することをで、大儲けを企んでいた。しかし、牛を愛する農民たちの反応は冷ややか。そこで、ダムやロケットマンと組み、タイ国中の牛を全部消してしまおうと、とんでもない計画を遂行していた。何も知らないロケットマンとサオの間では、ほのかな恋心が芽生えていた…。

●アジコのおすすめポイント:

今回は肉体だけのアクションというよりは、SFXやワイヤーも使用したド派手なアクションも見所。特に大量のロケット花火が一斉に飛び出すシーンは圧巻です。ダン・チューポンのアクションはというと、膝蹴りが得意な模様。注目の師弟対決では、師匠を連弾する場面もありますが、対決シーンを撮影するまでには、かなり気持ちを調整し、御詣りなどもしたようです。そんなダンの裏話は、来日インタビューをご覧ください。相手役の女優さんは新人だそうですが、なかなかの美人。要チェックです。

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