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ミラクル7号

監督:チャウ・シンチー
脚本:チャウ・シンチー、ビンセント・コク
 ツァン・カンチョン、サンディ・ショウ・ライキン
 フォン・チーチャン、ラム・フォン
撮影:プーン・ハンサン
アクション指導:クー・ヒンチウ、ユエン・シンイー
編集:アンジー・ラム
音楽:レイモンド・チョウ
VFX:メンフォンド・エレクトリック・アート・アンド・
 コンピューターデザイン
出演:シュー・チャオ/チャウ・シンチー/キティ・チャン/ホアン・レイ/ヤオ・ウェンシュエ/ハン・ヨンホア/ラム・ジーチョン/リー・ションチン/フォン・ミンハイ

2008年/香・中
日本公開日/2008年6月28日
カラー/スコープサイズ/ドルビーSR・SRD/88分
配給:ソニーピクチャーズ エンタテインメント

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ミラクル7号(長江7号/CJ7)

story

 穴だらけのスニーカーで、今日も元気に学校へでかけるディッキー(シュー・チャオ)は小学生。早くに母親を亡くし、学はないけど実直な労働者の父ディー(チャウ・シンチー)と2人暮しだが、「息子には最高の教育を受けさせたい」という父の願いから、お金持ちの子女が集まる名門小学校へ通っている。

 超ビンボーなディッキーは、学校ではちょっと浮いた存在で、高慢な先生たちからは差別され、同級生の心ないイジメを耐え忍んでいた。父親ゆずりの気概と正義感はあるが、成績もひどい。校内で好意を寄せてくれるのは、誰に対しても優しいユエン先生(キティ・チャン)と、学校一の巨体を持つ内気な少女マギー(ハン・ヨンホア)だけだった。

 そんなある日、リッチなガキ大将ジョニー(ホアン・レイ)が、学校に最新のペット型ロボット「ミラクル1号」を持って来た。これみよがしに自慢するジョニーがうらやましくなったディッキーは、自分にもミラクル1号を買って欲しいとダダをこねる。息子の突然のわがままにディーは激怒。ディッキーも「もうビンボーやイヤだ!」と、溜まっていた不満を爆発させてしまう。

 その夜、ディーはディッキーにまともなスニーカーを与えようと、いつものゴミ捨て場にやって来ていた。そこにはなんと、UFOが着陸していたのだが、ディーが気づかない内に飛び去ってしまい、その跡に緑色のゴムボールのようなものが残されていた。ディーはそれを持ち帰り、ディッキーにプレゼントする…。

●アジコのおすすめポイント:

ストーリーもメッセージも単純明解。これまでのシンチー映画とはやや趣が異なりますが、シンチー流のギャグと笑いと涙の世界は健在です。子どもたちの世界を中心に描いているのも新鮮で、なにより主演のシュー・チャオが、ほんとうにかわいらしい! 難しかったであろう少年の演技を自然体で見せてくれます。撮影後、シンチーが実際に親子の契りをかわしたのも納得。宇宙から来たナナちゃんが繋ぐ、泣ける親子愛のドラマ。ぜひ、家族でご覧ください。

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