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エグザイル/絆

監督:ジョニー・トー
脚本:ツェト・カムユエン、イップ・ティンシン、銀河創作組
撮影:チェン・シウキョン
編集:デヴィッド・リチャードソン
音楽:ガイ・ゼラファ
出演:アンソニー・ウォン、フランシス・ン、サイモン・ヤム 、ニック・チョン、ロイ・チョン、ラム・シュー、リッチー・レン、ジョシー・ホー

2006年/香港・中国
日本公開日/2008年12月6日
カラー/スコープサイズ/ドルビーSRD/109分
配給:アートポート
(c)2006 Media Asia Films (BVI) Ltd.
2006年 台湾金馬奨 観客賞/アクション設計賞
 (ウォン・チーワイ、リン・チャンホン)
2006年 香港映画批評家賞 最優秀監督賞(ジョニー・トー)
2007年 東京フィルメックス アニエス・ベー・アワード


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エグザイル/絆(放・逐/Exiled)

story

 1998年、ポルトガルから中国に返還される直前のマカオ。ある家にブレイズ(アンソニー・ウォン)とファット(ラム・シュー)がウーを訪ねてくる。出迎えた女は「ウーなどいない」と追い払うが、さらにそこへ、タイ(フランシス・ン)とキャット(ロイ・チョン)もやって来る。ブレイズとファットは、組織のボス、フェイ(サイモン・ヤム)の命令でウーを殺すために、タイとキャットはウーを守るためにやって来たのだった。

 ウー(ニック・チョン)はかつて組織を裏切った過去があり、ボスの身体を傷つけて逃走。追われる身となっていたのだが、長年の逃亡生活に嫌気がさし、平穏で安定した暮らしを求めて、妻のジン(ジョシー・ホー)と産まれたばかりの赤ん坊を連れて、マカオへ戻ってきていた。

 お互いを牽制し合いながら、家の外でウーの帰りを待つ4人。そこへ、引越し家財を積んだトラックでウーが戻ってくる。事態を了解したウーは、ブレイズ、タイと共に部屋の中へ。いったんは壮絶な銃撃戦になりかけるが、泣き出した赤ん坊の声に阻まれる。壊れた箇所を修復し、和気藹々と食事をし、全員で記念写真を撮る5人。彼らは共に育ち、共に同じ組織に入り、共に暮らしてきた長年の幼馴染だった。

 死ぬ前に妻子に財産を残したいというウーの願いで、5人は地元の仲介人から仕事を紹介してもらう。その中にはマカオのボス、キョン(ラム・カートン)がいた。キョンの始末を頼んだのは、フェイと手を組もうとしている男だ。5人はターゲットをキョンに決め、レストランでの殺害を実行しようとするが、そこへフェイたちが現れ…。

●アジコのおすすめポイント:

お待たせしました。やっと『エグザイル』の登場です。ジョニー・トーの男気溢れるスタイリッシュな映画が好きな方には、たまらない作品となっております。『ザ・ミッション』と設定は似ていますが、完全な続編ではありません。また、男たちが7年分歳をとっているところもポイント。そろそろ、将来を考え始めた奴らの運命は? 後半に登場するリッチー・レンも、なかなかいい味を出しています。

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