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エンプレス/運命の戦い

監督:チン・シウトン
脚本:ジェームス・ユン、カーボン・チョン、チュン・ティンナム
撮影:チャオ・シャオティン
アクション指導:マー・ヨクシン、ウォン・ミンキン
編集:トレイシー・ホール、プーン・ホンヨウ、チャン・キーハッ
衣装:ドラ・ン
美術:イー・チュンマン、ラウ・マンホン
音楽:マーク・ロイ
主題歌:「随夢而飛」ケリー・チャン&レオン・ライ
出演:ドニー・イェン、ケリー・チャン、レオン・ライ、グオ・シャオドン、コウ・ジェンハイ

2008年/香港
日本公開日/2009年4月4日
カラー/スコープサイズ/ドルビーSRD/95分
配給:ツイン


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エンプレス/運命の戦い
(江山美人/An Empress and the Warriors)

story

 燕国と趙国は、長い間、戦いを続けていた。ある日、戦には勝利したものの、敵に討たれた燕国の王は、死ぬ間際、側近の雪虎(ドニー・イェン)に戦いの全権を任せると宣言。家宝の飛燕剣を娘の燕飛児(ケリー・チャン)に託し、遠征中の雪虎が戻ったら飛燕剣を渡すようにと告げる。

 雪虎と飛児は兄妹のように育った仲。飛児は雪虎を尊敬し、雪虎は飛児を秘かに愛していた。やがて、家臣たちによって王位継承者の候補が選ばれ、雪虎、飛児、そして王の甥の胡覇(グオ・シャオドン)の名が挙がるが、雪虎は王位を王女である飛児に継がせ、自分は彼女を相応しい人物にすると宣言する。

 雪虎の厳しい指導により、飛児は軍人としての実力を高めて行った。しかし、飛児の王位継承に反対し、それを妬む野心家の胡覇は、彼女を暗殺しようと刺客を放つ。刺客の襲撃により毒矢を肩に受け、絶体絶命の危機にさらされた飛児を救ったのは、山奥で隠遁生活をしている段蘭泉(レオン・ライ)だった。彼はかつて、朔月の名戦士として名を馳せた軍人だったが、今は戦いを嫌い一人森の中で暮らしている。

 飛児を自宅へ連れ帰った蘭泉は、薬草で彼女を治療する。一命をとりとめた飛児は、蘭泉の穏やかな優しさに惹かれ、やがて淡い恋心を芽生えさせる。だが、彼女には王になるという大義があるため、いつかは城へ戻らなければならない。そして、王女の不在を嗅ぎつけた趙国が、再び燕国へ攻め入ろうとしていた…。

●アジコのおすすめポイント:

武侠大作が続いている中華圏映画ですが、本作は女性が主人公。若く美しい王女が国を守りながら、愛に生きようとする姿を清々しく描いています。チン・シウトン監督ならではのアクションシーンも満載ですが、やはりドニー・イェンの生身のアクションは凄い! 秘かに王女を慕っているというところもミソ。そして、王女に愛される男を演じるのは『花の生涯 梅蘭芳』が公開中のレオン・ライ。2人のロマンスシーンは、微笑ましいファンタジーにもなっています。勝ち気な王女役を凛々しくかつチャーミングに演じているケリーは、昨年10月に長年の彼氏とゴールイン。もうすぐママになりますが、これからも歌や演技を続けて欲しいもの。エンディングはもちろん、レオン・ライとのデュエットです。


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