グッド・バッド・ウィアード
(良い奴、悪い奴、変な奴/Good Bad Weird)
story
時は帝国主義の列強が対立を極める1930年代。満州は無政府状態の混乱の中にあった。そんな中、賞金ハンターのパク・ドウォン(チョン・ウソン)はある男(キム・パンジュ)に雇われ、スーツケースを日本軍高官に渡すよう指示される。「ところで、パク・チャンイを知ってるか? 何かあったら、奴に任せておけ」
中国大陸の果てしない荒野を疾走する大陸横断列車。馬に乗った盗賊のボス、パク・チャンイ(イ・ビョンホン)は手下たちを連れ、列車を襲撃しようとしていた。乗っていたのは、列車の中で任務を終えたパク・ドウォン。そして、こそ泥を企むユン・テグ(ソン・ガンホ)。パク・チャンイらの襲撃で列車が混乱する中、どさくさに紛れたユン・テグは、金目のものが入ったスーツケースと取り間違え、パク・ドウォンが渡したスーツケースを持ち去る。
スーツケースの中に入っていたのは、日本軍が残したある場所を示す「宝の地図」だった。それが何なのかさっぱりわからないパク・ドウォンは、いつもの市場に立ち寄るが、日本軍が彼を追っていることを察知して、アジトへ逃げ帰る。そして、地図の解読を相棒のマンギル(リュ・スンス)に頼むのだった。
一方、大切なスーツケースを奪われたパク・ドウォン、そして、実は同じ男から「宝の地図」を盗み出すよう依頼されているパク・チャンイは、血眼になってユン・テグの居場所を探しあてる。凶暴なパク・チャンイの一味にアジトを破壊され、危機一髪のユン・テグを助けたのは、パク・ドウォンだった。
2人は砂漠をさすらいながら、地図の示している地点をめざす。そんな2人の跡を、日本軍、現地のゲリラ一族、そしてパク・チャンイたちも追っていた。果たして宝物の正体とは? そして、実は互いに深い宿命の因縁を背負っている3人の対決の行方は?
●アジコのおすすめポイント:
チョン・ウソン、イ・ビョンホン、ソン・ガンホと、人気・実力ともトップの豪華韓流スター3人がずらりと揃った痛快アクション活劇です。ゴビ砂漠などを有する中国大陸北部は、まさに土埃舞い上がる西部劇の舞台にうってつけ。かつて中国映画にも『双旗鎮刀客』(90年/監督:何平)といった中国製ウェスタンがありましたが、本作はまさに韓流ウェスタン。馬に跨がって列車を襲う一味。長いライフル銃をかまえる賞金ハンター。そして、軍のオートバイを乗り回す奇妙な男。と、この3者が繰り広げる宝探し騒動に、日本軍やらゲリラの部族も加わり、大混乱のまま物語が進みます。さらに、この3人にはもう1つのビハインド・ストーリーがあり…と、見所は満載。一体、どんな結末になるのやら?と、最後までたっぷり楽しめます。
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