2009.8.27 新宿バルト9
いよいよ29日より日本での公開が始まった『グッド・バッド・ウィアード』。直前にキム・ジウン監督と主演のグッド役チョン・ウソン、バッド役イ・ビョンホンの3人が来日し、27日は東京、28日は大阪と、4つの劇場をハシゴして合計9回ものプレミア舞台挨拶を敢行しました。東京では27日、新宿バルト9で10時の回の舞台挨拶を取材することができました。さらに11時20分より、同劇場のチケットカウンター真上にあるテラスにてミニイベントが開催されましたのでご紹介します。
左よりチョン・ウソン、イ・ビョンホン、Ryo、キム・ジウン監督
ウソン「オハヨウゴザイマス。チョン・ウソンデス。いつも暖かく迎えてくださるので、皆様とお会いするのが待ち遠しいです。また、お会いできてうれしく思います」
ビョンホン「皆さんおはようございます。またお会いできましたね。ついに『奴奴奴』が日本で公開されることになり、ほんとうにうれしいです。私の映画人生において意味のある作品がまた1本生まれました。どうぞ、楽しんでご覧ください」
監督「オハヨウゴザイマス。キム・ジウンです。ついに、日本に来ることができました。韓国で公開されてから1年くらいになりますが、日本の観客の皆さんにこの作品を紹介できて、とてもうれしいです。日本の皆さんは静かに映画をご覧になりますが、この映画はロックコンサートに来たつもりで、大きな声で笑ったり拍手をしたりして、騒ぎながら楽しんで観てください」
残念ながらスケジュールの都合で合流できなかったウィアード役のソン・ガンホからは、メッセージ(右欄参照)が届いており、監督のご挨拶の前に司会の方が代読しました。
続いて、日本公開版のエンディング曲「鬼ごろし」を担当したOrange Range の Ryo さんが登場。3人に花束を贈呈します。このエンディング曲についてRyoさんは
Ryo「映画のイメージもありますが、Aメロ、Bメロとサビに対してフックを、ボーカルもそうなんですけど、すべてにフックを入れてやり、ガシャーといく感じに仕上がったので、すごくマッチングはいいんじゃないかなと思います」
この曲を聴いたそれぞれの感想は?
ウソン「とても軽快なロックのリズムだと思いました。映画にはクラシックな面もありますが、それがロックの音楽とよくあって、映画に新しいリズムを与えてくれたと思います」
ビョンホン「映画音楽というのは、製作段階から参加して、過程を見ながら作って行くということだけでも大変な作業だと思いますが、今回は作られた映画をご覧になり、そこからまた新しい音楽を作るということで、さらに大変な作業だったと思います。映画の感情的な部分をうまくいかして、ぴったりあったエンディング曲を作ってくださいました。Ryo さんはほんとうに立派なミュージシャンですね」
監督「先ほど音楽にフックを入れたとおっしゃった表現がとても印象的だったのですが、1回や2回でなく数10回もフックを受けたような気になりました。この映画はほんとうにわくわくする軽快でかっこいい映画なんですが、その最後をRyoさんの音楽が素敵に飾ってくれました。ありがとうございます」
皆さんからお誉めの言葉をいただき恐縮しながらも、Ryoさんはかなりうれしそうでした。そんなRyo さんが観た『グッド・バッド・ウィアード』は?
Ryo「もともと、アクション映画は大好きだったんですけど、主役の3人のイメージがガラッと変えられて、アクション映画として記憶に残る作品だったので、正直楽しかったです。また観たいですね。何度も観たいです」
さて、実際にこの映画を演じた2人の感想は?
ウソン「1つ1つに神経を集中させ、これほど神経を尖らせて撮ったアクション映画はなかったと思います。途中で手首を骨折する事故もありましたが、撮影を中断するわけにもいかず、そのまま強行して撮ったことも記憶に残っています。苦労はしましたが、実際に映画が完成してみると、私たちが表したかったことがそのまま映画の中に表現できていたので、それまでの苦労が報われました」
ビョンホン「韓国で公開された後に、インタビューで映画の感想を聞かれ、遊び終えてすっきりした気分だとお話ししたことがあります。ほんとうに長い時間、楽しく爽快な感じで遊ぶことができた、とても楽しめた作品になりました。韓国の劇場ではじっと観ているということはなく、ほんとうに楽しそうに、まるで遊びながら映画を観ているような観客が多かったですね」(続きを読む)
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