仁寺洞(インサドン)スキャンダル
/神の手を持つ男(Insadong Scandal)
story
骨董街の仁寺洞でギャラリー「秘門」を経営するペ・テジン会長(オム・ジョンファ)は、朝鮮王朝時代の幻の名画「碧眼図(ビョガンド)」を30億ウォンで手に入れる。これを完璧に修復すれば400億ウォンで売れると踏んだ彼女は、神の手を持つ東洋一の修復士イ・ガンジュン(キム・レウォン)を探し出す。かつて文化財盗難の嫌疑で美術界を追われ、今はギャンブルで借金まみれとなっていたガンジュンは断るが、「碧眼図」の修復と知り承諾。1年で修復すると宣言し、作業を開始する。
ペ会長は同業者たちを巧みに脅して協力させ、美術品の密輸で巨万の富を得ていた。そんなある日、陶磁器密売の現場を警察に押さえられてしまう。さらに右腕のチャン室長(キム・ジョンテ)が襲われ、取引で得た金を奪われるという事件が起きる。一方、かつての文化財盗難事件でガンジュンを捕まえた女刑事ハギョン(ホン・スヒョン)は、一連の事件にガンジュンが関わっているとにらみ、先輩のカン刑事(キム・ビョンオク)と共に捜査にあたっていた。
その頃、ガンジュンは正体不明の仲間たちと共謀し、警察を装って私設オークションの競売現場に乱入。競売にかけられていた贋作を引き上げる。さらに「秘門」で開催されている悲運の画家チョン・テス(イ・オル)の回顧展で、遺作の自画像も盗み出す。そして、国内最大の贋作工場ホジン社の社長(コ・チャンソク)や、彼の師匠であり、今は消息を絶っている韓国最高の贋作作家パッカ(ソン・ビョンホ)を探し出し、ある計画を実行しようとしていた。ガンジュンの真の目的は一体何なのか…?
●アジコのおすすめポイント:
欲望渦巻く骨董美術界を舞台にしたサスペンスという斬新なスタイルがうけ、韓国では120万人を動員するスマッシュヒットを放った作品です。主演は兵役に入隊前のキム・レウォン。『Mr. ソクラテス』ではハードなアクションで肉体美を披露していましたが、今度は繊細な腕を持つ修復士に扮し頭脳戦で闘います。登場人物も多彩で、日本人の黒幕役として白竜も出演。名画の修復や贋作の制作過程など、興味深いシーンが次々と登場します。
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