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ビースト・ストーカー/証人

監督:ダンテ・ラム
脚本:ダンテ・ラム、ジャック・ン
撮影:チョン・マンポー、ケニー・ツェー
編集:チャン・キーハッ
アクション監督:トン・ワイ
主題歌:「可以、可以[口馬]」歌・ニコラス・ツェー
出演:ニコラス・ツェー、ニック・チョン、チャン・ジンチュー、リウ・カイチー、ミャオ・プウ、ウォン・シュッイン、ウォン・サムイン、フィリップ・キョン

2008年/香港
日本公開日/2012年4月7日
カラー/ヴィスタ/35mm/ドルビーSRD/109分
配給:ブロードメディア・スタジオ
(c)2008 Emperor Classic Films Company Limited
2008年 香港電影評論学会大賞 主演男優賞(ニック・チョン)
2009年 香港電影金像奨
 主演男優賞(ニック・チョン)/助演男優賞(リウ・カイチー)
2009年 プチョン国際ファンタスティック映画祭
 主演男優賞(ニック・チョン)/監督賞(ダンテ・ラム)
2009年 アジア大平洋映画祭 主演男優賞(ニック・チョン)
2009年 台湾金馬奨 最優秀主演男優賞(ニック・チョン)
2009年 中国金鳳凰奨 女優賞(ミャオ・プウ)


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ビースト・ストーカー/証人
(証人/The Beast Stalker)

story

 熱血刑事トン(ニコラス・ツェー)は、優秀だが部下に厳しくカッとなると止まらない性格。そのため、部下たちには煙たがられているが、相棒のサン(リウ・カイチー)はそんな彼のよき理解者だった。

 ある日、トンは武装した重犯罪者を激しいカーチェイスの末に追い詰める。車を乗り換えながら逃走する犯罪者の車に銃弾を撃ち込み、身柄を確保したトンだが、車のトランクにはなんと少女の遺体が…。トンの撃ち込んだ銃弾が、中に閉じ込められていた少女の命を奪っていたのだ。

 少女は女検事アン(チャン・ジンチュー)の双子の姉娘イー(ウォン・サムイン)だった。この事件以来、トンは心に大きな十字架を背負い、妹のリン(ウォン・シュッイン)を秘かに守り抜く誓いをたてる。

 3ヶ月後、昏睡状態に陥っていた証人が目覚め、アンが担当する裁判が始まろうとしていた。その矢先、トンの目の前でリンが誘拐されてしまう。犯人は元ボクシング選手のホン(ニック・チョン)。今や凄腕の暗殺者となったホンは、裁判での証拠隠滅をはかる組織に依頼されたのだった。

 ホンには病気の妻(ミャオ・プウ)がおり、自身も失明しようとしていた。アンに拒まれながらも、リンの行方を探すため奔走するトン。仕事のために娘を犠牲にした罪悪感から、組織の要求に揺れるアン。そしてホンは、トンに復讐しなければならない、別の理由に突き動かされていた…。

●アジコのおすすめポイント:

お待ちかね!ニック・チョンを影帝5冠王に押し上げたダンテ・ラム監督の名作『証人』がついに公開されます。日本ではこの変奏版とも言える『密告・者』が先に公開されましたが、その元となったのが本作。登場人物それぞれのドラマが交錯し、ラストには衝撃的な展開が待っています。これは刑事トンの成長物語でもあり、ニック・チョンのみならず、ニコラスのひと皮剥けた演技にも注目です。歌うニコラス・ファンにはラストに流れる主題歌も堪能できます。ニコラスってロッカーだったんだよなあ…と懐かしくもあり。


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