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ラ・ワン

監督:アヌバウ・シンハー
脚本:アヌバウ・シンハー、カニカー・ディッローン、ムシュターク・シェイク、デヴィッド・ベヌロ
撮影:ニコラ・ペコリーニ、V.マニカンダン
編集:サンジャイ・シャルマー、マーティン・ウォルシュ
美術:サーブ・シリル、マーカス・ウーキー
特殊効果:ジェフ・クライザー
音楽:ヴィシャール=シェーカル
出演:シャー・ルク・カーン、カリーナー・カプール、アルマーン・ヴァルマー、アルジュン・ラームパール、シャーハナー・ゴースワーミー、トム・ウー
特別出演:アミターブ・バッチャン(声の出演)、ラジニカーント、サンジャイ・ダット、プリヤンカー・チョープラー

2011年/インド
日本公開日/2012年8月4日
カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/156分/ヒンディー語
配給:パルコ
2012年 アプサラ映画製作者連盟賞
 特殊効果賞(Redchillies.VFX)
2012年 国際インド映画アカデミー賞 優秀技術賞
 美術:サーブ・シリル/音楽:「チャンマック・チャーロー」
 ヴィシャール・ダドラニー、シェーカル・ラウジヤーニー
 /音響効果:アムリト・プリータム・ダッター、
 ラスル・プークッティー/特殊効果:Redchillies.VFX
2012年 フィルムフェア・アワード
 特殊効果賞(Redchillies.VFX)
2012年 インド国民映画賞
 シルバーロータス賞(特殊効果スタッフ)
2012年 ジーシネ・アワード
 批評家選出賞(シャー・ルク・カーン)
 技術賞(Redchillies.VFX)


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ラ・ワン(Ra-One)

story

 英国バロン社のジェニー(シャーハナー・ゴースワーミー)は、ある新技術を開発する。それは、デジタル世界で作られたデータを現実世界で物質化するという画期的なものだった。

 同じバロン社でゲームデザインを担当するシェカル(シャー・ルク・カーン)は、美しい言語学者の妻ソニア(カリーナー・カプール)、ゲーム好きな一人息子プラティク(アルマーン・ヴァルマー)と幸せに暮らしていた。だが、仕事でもパッとせず、日常生活では少々ドジなため、息子から「かっこ悪い」と思われており、ヒーローより悪者が好きな息子のために新しいゲームを開発する。

 ついに、そのゲーム「Ra-One」が完成する。タイトルはゲームに登場する最強のラスボスの名前「ラ・ワン」で、叙事詩「ラーマーヤナ」の魔王ラーワンと開発名をかけたものだ。その特徴は、ハートと呼ばれる装置を入れた状態で倒さないと絶対に死なないことだった。

 完成披露パーティが開かれ、関係者は絶賛。ソニアとプラティクも招待されていた。息子への名誉挽回を果たしたシェカルは、早速プラティクにゲームを試させる。ルシファーの名前でログインし、見事ラ・ワンに勝利したプラティク。しかし、ラ・ワン(アルジュン・ラームパール)はルシファー抹殺のため暴走を起し、エンジニアのアカシ(トム・ウー)の身体を使って実体化する。

 息子の危機を救うため、シェカルは自分そっくりなヒーロー「Gワン」(シャー・ルク・カーン二役)を作って対戦させるが、負けてしまう。さらに、実体化したラ・ワンに殺されてしまうのだった。父の奇妙な死に疑問を持ったプラティクは研究室を調べ、ラ・ワンが現実世界で自分を狙っていることに気づく。そこへラ・ワンが現れるが、その窮地を救ったのは、実体化して復活したGワンだった…。

●アジコのおすすめポイント:

インド映画に新時代到来!10年の『ロボット』大ヒットを受け、キング・オブ・ボリウッドのシャー・ルク・カーンが主演した近未来VFX大作です。しかも、こちらはノーカット156分版での上映。『ロボット』のテーマが男女の「愛」だとすれば、『ラ・ワン』は妻や息子への家族愛を描いたファミリームービー。世界中に浸透するヴァーチャル・ゲームの世界を舞台に、現実とゲームが交錯して進行するロールプレイング・ゲーム仕立てとなっております。主演のシャー・ルク・カーンは、ラジニカーントと同様に、ゲームデザイナーと彼が開発したヒーロー「Gワン」の二役を好演。ラ・ワンが魔王ラーワンなら、こちらはヒンディー語で「生命(ジーワン)」を表わすという凝り用。さらにラジニカーント扮するチッティも余裕のカメオ出演と、お楽しみが満載です。もちろん、歌とダンスも盛り沢山。楽曲の中にはレディー・ガガをプロデュースしたエイコン(AKON)の曲もあり。家族揃って楽しめる本作は、夏休みにぴったりかも。


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