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建築学概論

監督:イ・ヨンジュ
脚本:イ・ヨンジュ
撮影:チュ・サンヨン
編集:キム・サンボン、キム・ジェボン
美術:ウ・スンミ
建築設計デザイン:ク・スンフェ
音楽:イ・ジス
出演:オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、スジ、チョ・ジョンソク、コ・ジュニ

2012年/韓国
日本公開日/2013年5月18日
カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/117分
配給:アット エンタテインメント
(c)2012 Lotte Entertainment
2012年 青龍映画賞 新人男優賞(チョ・ジョンソク)
2012年 百想芸術大賞 新人女優賞(スジ)
2012年 韓国映画評論家協会賞 音楽賞(イ・ジス) 


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建築学概論(建築学概論/Architecture 101)

story

 忙しいとつい会社で寝泊まりしてしまう、建築士のスンミン(オム・テウン)。いつものように会社で朝を迎えたその日、美しい女性が訪ねてくる。退院する父親と一緒に住むので、チェジュ島にある古い家を壊して、新しく建て直したいという。彼女は設計にスンミンを指名した。

 いぶかしげなスンミンに、「私のこと、覚えてない?」と見つめる彼女は、大学時代に知り合ったソヨン(ハン・ガイン)だった。二人は建築学概論の授業で出会ったのだ。初めてのオリジナル作品になるこの仕事を、スンミンは引き受けることにする。

 15年前、建築学科に通う大学1年のスンミン(イ・ジェフン)は、建築学概論の授業で音楽学科の女子学生ソヨン(スジ)に出会い、一目で恋に落ちた。しかし、恋に奥手なスンミンはなかなか告白できない。浪人中の親友ナプトゥク(チョ・ジョンソク)がいろいろとアドバイスをしてくれるが、ソヨンと親しくなっても一歩踏み出せないでいた。

 スンミンはチェジュ島の家を視察に行く。それは、寂れていながらも、しっかりとした土台の家だった。同行した同僚ウンチェ(コ・ジュニ)の提案もあり、家は壊さずに、新しい設計の家に作り替えていくことになる。家作りの過程で、スンミンとソヨンは昔の感情を思い起こす。二人は、ある小さな誤解で別れたままだったのだ…。

●アジコのおすすめポイント:

韓国での公開当時、恋愛映画初の400万人を超える大ヒットを記録し、初恋ブームを巻き起こした作品です。甘く切ないとは、まさにこの物語。初めて出会った頃の、純粋でみずみずしく不器用な若い二人。15年後、様々な人生経験を経て大人になり、再会した二人。ある事情で別れたものの、大人になってからも惹かれあう二人は、若い頃に置き去りにしたままの同じ思いを心に秘めていたから。15年前と現在が同時進行で描かれるという巧みなストーリー展開で、二人にとって大切なそれが明らかにされていきます。そんな二人の思いの結晶となるのが「家」。監督は建築士出身のイ・ヨンジュ。若い二人を演じるのは、『高地戦』での鮮烈な演技が印象的だったイ・ジェフンとK-POPグループ「MissA」のスジ。親友役で登場するチョ・ジョンソクが、ドラマ「キング」とは正反対の役柄で笑わせてくれます。


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