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神さまがくれた娘

監督:A. L. ヴィジャイ
脚本:A. L. ヴィジャイ
撮影:ニーラブ・シャー
編集:アーントニ
美術:T. サンダーナム
録音:M. R. ラージャクリシュナン
音楽:G. V. プラカーシュ・クマール
作詞:N. ムットゥクマール
出演:ヴィクラム、ベイビー・サーラー、アヌシュカー、アマラー・ポール、ナーセル、サンダーナム

2011年/インド
日本公開日/2014年2月15日
カラー/DCP(5.1ch)/149分
配給:太秦
(c)AP International
2012年 大阪アジアン映画祭 グランプリ/ABC賞
2012年 フィルムフェア・アワード 男優賞(ヴィクラム) 2012年 SIIMAアワード 人気男優賞(ヴィクラム)
2012年 ヴィジャイ・アワード
 男優賞(ヴィクラム)/人気女優賞(アヌシュカー)
 審査員特別賞(ベイビー・サーラー)
2012年 ジャヤ・アワード
 人気監督賞(A. L. ヴィジャイ)/男優賞(ヴィクラム)
 子役賞(ベイビー・サーラー)/人気女優賞(アヌシュカー)
 作詞家賞(N. ムットゥクマール)
2012年 ヴィカタン・アワード
 男優賞(ヴィクラム)/子役賞(ベイビー・サーラー)

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神さまがくれた娘(God"s Own Child)

story

 道路に倒れていた男が意識を取り戻す。チョコレート工場で働いているクリシュナ(ヴィクラム)だ。辺りを見回すが大切な娘のニラー(ベイビー・サーラー)がいない。不安になったクリシュナは、ニラーを探してあてもなく歩き始める。警察にたどり着くが彼の話は要領を得ない。クリシュナは6歳ほどの知能しか持たない障害者だった。

 新米の女性弁護士アヌ(アヌシュカー)は、相棒のヴィノード(サンダーナム)と依頼人を探すため裁判所を訪れていた。凶悪犯に弁護を頼まれそうになったヴィノードは、クリシュナを見つけて事務所に連れて行く。そして、アヌたちはクリシュナとニラー親子の物語を知ることになる。

 南インドの避暑地ウッティーに暮らすクリシュナは、障害を持つ仲間たちとチョコレート工場で働いている。正直者のクリシュナは皆に愛され、心優しい女性パーヌマティと結婚。娘を授かるが、彼女はお産で命を落とす。クリシュナは周囲の協力を得て、男手ひとつで娘を大事に育てていく。

 5歳になったニラーは学校に通い始め、事務局長のシュヴェータ(アマラー・ポール)と仲良くなる。ところが、ニラーが音信普通になっていた姉パーヌマティの娘と知ってショックを受け、資産家の父と話合ってニラーをチェンナイの自宅に連れ去ってしまう。クリシュナはその途中で路上に捨てられたのだった。

 彼の境遇を知ったアヌは、正義感からニラーを取り戻すための訴訟を起こす。相手の弁護士は冷酷無比で知られるバーシャム(ナーセル)だった。

●アジコのおすすめポイント:

12年の大阪アジアン映画祭で上映され、大きな話題となった心温まる&泣ける作品です。知的障害のある父と幼い娘、法廷ものということで、今上映中の韓国映画『7番房の奇跡』を想起するかもしれませんが、ストーリーはまったく違います。愛しあっている微笑ましい親子ということと、周囲の人たちの温かさは共通ですが。主演のヴィクラムの別の姿は、劇中でクリシュナがニラーに語って聞かせる物語の中の王様やヒーローとして登場します。そのなんとも凛々しくかっこいいこと!その分、今回の演技が見事なことがわかります。そしてなんといっても、ニラー役のベイビー・サーラーちゃんが超愛くるしい!お子さんのいる方は、親子で指人形をやってみたくなるかもしれません。


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