シャドウハンター
(The Mortal Instruments:City of Bones)
story
NYで育ったクラリー・フレイ(リリー・コリンズ)は、幼なじみのサイモン(ロバート・シーハン)とカフェに行った帰り、導かれるようにナイトクラブへ足を踏み入れる。しかし、そこでクラブに入れてくれた不思議な男が殺されるところを目撃してしまう。しかも、その光景はクラリーにしか見えていなかった。
動揺しながらクラリーは帰宅するが、翌朝目覚めると、最近気になっていた不思議なマークを部屋中に書きなぐっていた。怖くなったクラリーは、サイモンを呼び出してでかける。心配する画家の母ジョスリン(レナ・ヘディ)に恋人のルーク(エイダン・ターナー)が「そろそろ話すべきだ」と忠告するが、ジョスリンはためらっていた。
クラリーがサイモンとカフェで話していると、美しい少年が外から彼女を見つめていた。クラブで男を殺していた少年だ。店を飛び出して彼に詰め寄るクラリーに、その少年ジェイス(ジェイミー・キャンベル・バウアー)は驚くべき話を告げる。彼らはシャドウハンターという妖魔を退治する一族で、昨夜殺したのは妖魔だったというのだ。
その時、ジョスリンから「家にかえってはダメ」という電話が入り、大きな音が聞こえる。慌てて帰宅すると母の姿はなく、家の中は荒らされており、自在に形を変える妖魔がクラリーに襲いかかってきた。そして、間一髪のところを救ってくれたのはジェイスだった。
クラリーはサイモンと共に、シャドウハンターたちの避難所、インスティテュートへ連れて行かれる。そこには、イザベル(ジェマイマ・ウェスト)、アレク(ケヴィン・ゼガーズ)という若いシャドウハンターたちや、彼らの指導員であるホッジ(ジャレッド・ハリス)がいた。実はジョスリンも優秀なシャドウハンターであり、その血をひくクラリーはその記憶を封印されていたのだ…。
●アジコのおすすめポイント:
摩天楼そびえるニューヨークを舞台に、何世紀もの間、魔物たちと闘ってきたシャドウハンターたちの物語を、仲間同士の対立やラブストーリーを交えて描くシリーズの第1弾です。原作はアメリカのベストセラー小説「シャドウハンター 骨の家」。2007年からリリースされているこのシリーズは6作品あり、来月刊行される「City of Heavenly」が完結編。本作の中にはまだ未解決の謎が残されており、クラリーの真の力や恋の行方については、今年撮影予定の次回作「灰の街」を待った方がよさそうです。さて、本作でハリウッドデビューを飾ったのが、『101回目のプロポーズ 〜SAY YES〜』にも出演していたゴッドフリー・ガオ。まだ出番は少ないのですが、レギュラーメンバーで、クラリーの記憶や力を封印した魔法使い役で登場します。
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