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監督:キム・ソンホン
脚本:イ・ジホ、キム・ソンホン
撮影:キム・チョルジュ
編集:キョン・ミンホ
照明:パク・ジョンファン
音楽:イ・サンフン
出演: キム・チャンワン、ペ・ソウン、ソ・ゴヌ、ノ・ヒョンジョン、パン・ミンジョン、ヒョンソ、ハン・ダウン

2013年/韓国
日本公開日/2014年5月17日
カラー/デジタル上映/97分
配給:KRコンテンツグループ

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整形外科医(ドクター/Doctor)

story

 その朝、美容外科クリニック院長のチェ・インボム(キム・チャンワン)は、若い妻のスンジョン(ペ・ソウン)が笑ったように見えて激昂する。しかし、出かける時は「お前はおれの全てだ」とやさしく手を撫でるのだった。

 インボムが出かけた後、従順さを装っていたスンジョンは浮気相手のキム・ヨングァン(ソ・ゴヌ)を自宅に呼び出す。二人の激しいセックスを、出かけたはずのインボムが覗いていた。金づちを手に乗り込もうとした時に玄関のベルが鳴り、スンジョンの母(ノ・ヒョンジョン)がやって来る。

 インボムは、逃げ出したヨングァンを車で追跡。彼がヘルスクラブでコーチをしていることを知る。そのままクリニックへ行くが苛立ちが収まらず、スンジョンの母を訪れて殺害。その夜、帰宅したインボムはスンジョンに暴力をふるい監禁してしまう。彼女は、彼が理想の女性に整形して作り上げた女だったのだ。

 翌朝、機嫌よくクリニックへやってきたインボムを見て、看護師長(パン・ミンジョン)は彼が双極性障害を持っているのではないかと疑う。不安になった彼女は手術の予定をキャンセルするが、インボムはすでに妻の代わりとなるターゲットを見つけ、手術を開始する…。

●アジコのおすすめポイント:

ひとりの女性を偏愛する整形外科医のおぞましい所業が描かれるホラースリラーです。キム・ギドク監督の『絶対の愛』は、いつまでも愛されたい女が恋人に飽きられないよう顔を変えていく話でしたが、本作はいつまでも同じ女性を愛したい男が女たちを作り変えていくお話。さすが、整形大国ですね。主演はドラマや映画で、やさしいおじさまから悪役まで幅広い役柄をこなすキム・チャンワン。(今、放送中の「馬医」では左議政を演じてますね!)若い頃にロック歌手としてデビューしたキム・チャンワンですが、現在もDJをやったり、キム・チャンワンバンドでアルバムをリリースしたりと、音楽界でも活躍を続けています。本作のエンディングがロックなのも、バンドメンバーのイ・サンフンが手がけているから。そんな多面性のあるキム・チャンワンならではのサイコパス演技をお楽しみください。


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