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監督:キム・ヨンファ
原作:ホ・ヨンマン「第7球団」
脚本:キム・ヨンファ
撮影:パク・ヒョンチョル、チョン・デソン
編集:キム・ジノ
美術:ヤン・ホンサム
特殊効果:ホン・チャンピョ
視覚効果:チャン・スンジン、カン・ジョンイク、
     キム・チュンフン
アクション指導:ホン・ユイチャン
音楽:イ・ジェハク
挿入歌:「BYE」歌・テヨン(少女時代)
出演:リンリン(ゴリラ)、シュー・チャオ、ソン・ドンイル、キム・ジョンテ、キム・ヒウォン、キム・ウンス、チョン・インギ、キム・ガンウ、オダギリジョー、ピョン・ヒボン、キム・ヨンゴン

2013年/韓国・中国
日本公開日/2014年5月24日
カラー/ビスタ/5.1ch デジタル/133分(日本語吹替版)
配給:ギャガ
(c)2013 Showbox/Mediaplex and Dexter Films
2013年 韓国映画評論家協会賞
 技術賞(視覚効果:チャン・スンジン)
2013年 青龍映画賞 技術賞(チャン・スンジン)
2014年 アジア映画大賞 視覚効果賞(チャン・スンジン)

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その名は、ミスターGO!(Mr. GO)

story

 吉林省大地震で祖父(ピョン・ヒボン)を亡くした少女ウェイウェイ(シュー・チャオ)は祖父のロンパサーカス団を引き継ぎ、高利貸しのリン(キム・ヒウォン)たちによる執拗な取立てにも負けず、一座を守っていた。そんな彼女の唯一の家族は、バットの素振りが得意なローランドゴリラのリンリンだけだった。

 ある日、リンリンの噂を聞き付けた韓国プロ野球界の辣腕エージェント、ソン・チュンソ(ソン・ドンイル)がサーカス団を訪れ、リンリンを昨シーズンの最下位チーム、トゥサン・ベアーズにスカウトする。リンたちから借金返済のため、リンリンと子どもたちを売ると脅されていたウェイウェイは、やむなく彼の提案を受け入れる。

 かくして、リンリンは彼と会話できるウェイウェイと共に韓国へ行き、ソンのマンションで同居することに。記者会見が開かれ、リンリンは「ミスターGO」として球界入りする。そして迎えた初打席。剛速球を弾き飛ばした打球はフェンスを越え、バックスクリーンを破壊。代打の切り札としてミスターGOの快進撃が始まる。

 彼の人気は絶大で、敵チームのファンも声援を送るほど。ミスターGOの片手スイングは世界の注目を浴び、日本の中日ドラゴンズや読売ジャイアンツからもトレード契約の話が持ち上がる。しかし、中年ゴリラであるリンリンは膝を傷めており、身体が悲鳴をあげようとしていた。

 一方、高利貸しのリンたちは、サーカス団に残っていた凶暴なマウンテンゴリラのレイティンを命がけで手なずけ、ゴリラ投手ゼロズとしてライバル球団に売込んでいた…。

●アジコのおすすめポイント:

『カンナさん大成功です!』『国家代表!?』のキム・ヨンファ監督が、人気漫画家ホ・ヨンマンの作品を元に、4年の歳月をかけて創りあげたスーパーゴリラと人間との絆を描く、心温まる物語です。プロ野球の世界を舞台に、最下位チームの救世主としてスカウトされたローランドゴリラの活躍がフルCGで描かれるのですが、まさにそこにゴリラがいるようなリアル感。ゴリラと一緒に育った少女が唯一言葉を理解し、ゴリラを守っていると思っていたのが、実は…というラストのくだりはホロリとさせられます。醜い野球ビジネスの世界で翻弄される素朴な1人と1匹は、どうなっていくのか?! 主人公の少女を演じるのは、『ミラクル7号』でデビューしたシュー・チャオ。当時9歳だった彼女ですが、本作では15歳の等身大の女の子をはつらつと演じ、韓国のベテランたちと堂々と共演しています。そのほか、いろんなスターたちがゲスト出演しているところも見どころ。今回は日本語吹替版での公開ですが、家族皆で楽しめる作品です。


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