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監督:ファン・ドンヒョク
脚本:シン・ドンイク、ホン・ユンジョン、トン・ヒソン
脚色:ファン・ドンヒョク
撮影:キム・ジヨン
編集:ナム・ナヨン
照明:チョ・ギュヨン
美術:チェ・ギョンソン
衣装:チェ・ギョンファ
ヘアメイク:キム・ドヒ
音楽:モグ
出演:シム・ウンギョン、ナ・ムニ、パク・イナン、ソン・ドンイル、イ・ジヌク、ジニョン(B1A4)、ファン・ジョンミン、キム・スルギ、パク・ナヨン、チャン・グァン(特別出演)、キム・スヒョン(特別出演)

2014年/韓国
日本公開日/2014年7月11日
カラー/ヴィスタサイズ/5.1chサラウンド/125分
字幕:久保直子
配給:CJ Entertainment Japan
(c)2014 CJ E&M Corporation
2014年 春史大賞映画祭 主演女優賞(シム・ウンギョン)
 脚本賞(シン・ドンイク、ホン・ユンジョン、トン・ヒソン)
2014年 百想芸術大賞 主演女優賞(シム・ウンギョン)

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怪しい彼女(怪しい彼女)

story

 老人相手のカフェで働くマルスン(ナ・ムニ)は70歳。口の悪さと頑固さで客とのトラブルが絶えない。このカフェを作ったのは、老人学を研究している大学教授のヒョンチョル(ソン・ドンイル)。マルスンが女手一つで育て上げた自慢の息子だ。マルスンは家でも嫁エジャ(ファン・ジョンミン)の料理や孫ジハ(ジニョン)の教育に口を出していた。

 ストレスのあまり、ついにエジャが入院してしまう。昔の奉行人で、今はカフェの同僚のパク氏(パク・イナン)は長年マルスンに好意を寄せており、「お嬢さんは心のやさしい人」だとかばうが、家族の間ではマルスンを介護施設に入れる話も出ていた。マルスンは一人さびしく夜の街を彷徨う。そこへ「青春写真館」という看板が目に入る。

 オードリー・ヘプバーンの写真に惹かれて店に入ったマルスン。若い頃は歌が上手で、容姿も美しかった彼女は、遺影のつもりで写真を撮ってもらう。店主(チャン・グァン)は「50歳若くしてあげますよ」と、シャッターを切った…。

 翌朝、サウナで目覚めたマルスンはいつも通りにふるまうが、周りの反応がどうもおかしい。バスに飛び乗った彼女は、窓に映った自分を見て驚愕する。そこには、20歳の頃の自分(シム・ウンギョン)がいたのだ。「神様が機会をくれたんだ」と腹を決めたマルスンは、母の失踪で心配している息子たちをよそに、髪型を変え、オシャレな服装に着替えて「オ・ドゥリ」と名乗り、パク氏の家に下宿する。

 ある日、シルバーカフェで熱唱していたドゥリは、テレビ局の音楽番組プロデューサー、スンウ(イ・ジヌク)や、バンドをやっているジハたちの心をつかむ。さらに、ボーカルが抜けて困っていたジハに誘われ、バンドに参加。瞬く間にバンドは注目され、スンウの番組に出演することになる。

●アジコのおすすめポイント:

前作『トガニ 幼き瞳の告発』で社会的にも大きな反響を巻き起こしたファン・ドンヒョク監督が、今回は老人をテーマに愛すべきコメディ映画を作りあげました。主人公を演じるのは、ドラマの子役で注目され、『サニー 永遠の仲間たち』『王になった男』で女優としても成長したシム・ウンギョン。今年20歳の彼女が等身大でありながら、心は70歳という難しい役柄を絶妙に演じています。さらに、吹き替えなしで歌も披露。韓国のナツメロを素晴らしい歌唱力で唱い上げます。息子を演じるのは、コミカルな演技で定評のあるソン・ドンイル。今回は抑えた演技で真面目な孝行息子を演じて泣かせます。さて、20歳のおばあさんは一体どうなるのか? 若い頃の夢はかなうのか? 人気スターのキム・スヒョンがあっと驚く場面でカメオ出演をしているので、ファンの皆さんはお楽しみに。


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