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監督:ホン・サンス
脚本:ホン・サンス
撮影:キム・ヒョング、パク・ホンニョル
照明:イ・ウィヘン
編集:ハム・ソンウォン、ソン・ヨンジ
音楽:チョン・ユンジン
出演:チョン・ウンチェ、イ・ソンギュン、キム・ジャオク、ユ・ジュンサン、イェ・ジウォン、リュ・ドックァン、キ・ジュボン、キム・ウィソン、ジェーン・バーキン(特別出演)

2013年/韓国
日本公開日/2014年8月16日
カラー/ビスタ/5.1ch/90分
配給:ビターズ・エンド

2013年 韓国映画評論家協会賞
 新人女優賞(チョン・ウンチェ)


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ヘウォンの恋愛日記
(Nobody's Daughter Haewon)

story

 カナダへ移住する母(キム・ジャオク)と5年ぶりに会うため、店で待っている大学生のヘウォン(チョン・ウンチェ)は、日記を書きながら、うとうと…店の外で旅行中のジェーン・バーキン(本人)に道を尋ねられ、娘のシャルロット・ゲンズブールに似ていると言われて舞い上がる。

 母と二人で長い散歩を楽しんだヘウォンは、母と別れた後で寂しくなり、ソンジュン(イ・ソンギュン)に電話をしてしまう。大学教授で映画監督でもあるソンジュンとヘウォンは秘密の関係にあったが、別れようと思っていた。ところが、飲みに行った店でクラスメートたちと出くわし、関係がばれてしまう。そこにはヘウォンのBFもいた。

 ヘウォンとソンジュンは南漢山城の遺跡を訪れる。ソンジュンは持参したラジカセで、自分の好きな音楽を聴かせる。「いつまでも一緒にいよう」不倫の関係に苦悩しながらも別れられないソンジュン。だが、彼女がクラスンメートと付き合っていたことを知ると激怒。ヘウォンは怒って帰ってしまう。

 図書館で眠っているヘウォン。母と訪れた古本屋カフェの前で、アメリカで大学教授をしている男(キム・ウィソン)からお茶に誘われ、意気投合する…。

●アジコのおすすめポイント:

どこか不安定で夢見がちな主人公と、彼女に未練たらたらの不倫男を描く本作。ホン・サンス監督ならではの男と女の物語ですが、これまでの、身勝手な男に振り回される女たちではなく、若く美しい女性に主導権があるところが小気味よいかも。冒頭の母との散歩シーンも印象的です。常に外の世界へ飛び出したい主人公と、愛に囚われて同じ所をぐるぐる回っている男が対照的に描かれています。ヘウォンを演じたチョン・ウンチェは、『超能力者』でデビューした新星。ヒョンビンの話題作『逆鱗』や、ホン・サンス監督の最新作『自由が丘8丁目』にも出演している注目の女優です。


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