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監督:シージ・レデスマ
脚本:シージ・レデスマ
撮影:サシャ・パロマレス
編集:ベンジャミン・トレンティノ、ハンナ・エスピア
美術:キップ・オエバンダ
音響:ジュネル・ヴァレンシア
出演:イェン・コンスタンティーノ、フェリックス・ローコー、マット・ヴァレナ、アレックス・メディーナ

2013年/フィリピン
日本公開日/2014年10月25日
カラー/1:2.35/81分
字幕:横関千恵
配給:ピクチャーズデプト
(c)2013 Cinema One Originals
2014年 大阪アジアン映画祭
 長編コンペティション部門 グランプリ

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SHIFT〜恋よりも強いミカタ〜(SHIFT)

story

 鮮やかな赤色に髪を染めたエステラ(イェン・コンスタンティーノ)は、新しい仕事を探していた。夢はミュージシャンか写真家になること。だが、そんな理想とは裏腹に、大手企業の下請けコールセンターで、派遣社員として夜勤で働く日々。焦る彼女は遅刻して、タクシーを急かせる。

 彼女が揃ったところで、新しいセールスチームの顔合せが始まった。自己紹介代わりに「頭に浮かべると笑顔になれるもの」を話すことになり、つい「退職届」と答えてしまうエステラ。慌てて「お金」と言い換えたものの、リーダーはエステラの最近の勤務態度が気になっており、トップセールスを誇るトレヴァー(フェリックス・ローコー)を彼女のお目付役にする。

 中性的なハンサムで仕事にも前向きなトレヴァーは、エステラの強がりな態度も難なくいなし、2人はすぐに意気投合。仕事だけでなく、互いの恋愛観や価値観も共有するようになり、深い友情が生まれていった。トレヴァーには交際11ヶ月目の彼氏がいたが、上手くいっていない様子で、エステラと過ごす時間の方が増えていた。

 一方、エステラは時々垣間見るトレヴァーの男らしさに、いつしか友情以上の気持ちを抱くようになる。2人は仕事の日だけでなく、休日も買い物や個展へ一緒にでかけ、帰宅した後もSNSのチャットでおしゃべりを楽しんでいた。エステラの想いは次第に深まっていくのだが…。

●アジコのおすすめポイント:

今年の大阪アジアン映画祭でグランプリを受賞した本作。それは、現代のフィリピンをカラフルでポップな映像で描き、決して叶うことのない、せつない思いが交錯するラブストーリー。日本でも馴染みの深いコールセンターを背景に、夢を持ちながら大きな一歩を踏み出せないでいる女性と、恋の遍歴を重ねるゲイ男性との交流と揺れる感情を描いています。監督は、自身もコールセンターでの勤務経験があり、その頃の体験を元に描いたというシージ・レデスマ。映画監督という夢に一歩踏み出して映画学校に通い、本作で見事な長編デビューを飾りました。主人公を演じるのは、シンガーソングライターとして活躍し、本作が本格的な女優デビュー作となったイェン・コンスタンティーノと、フィリピンの伝説的俳優ベンボル・ローコーを父に持ち、ドラマでも活躍するフェリックス・ローコー(注目のイケメン俳優!)。ラストの面接シーンでは、監督自身がエステラに質問します。さて、自分ならどう答えるか? 自分はどうなりたいのか? 夢を追いかけるあなたにオススメの作品です。


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