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監督:クク・ドンソク
脚本:クク・ドンソク
撮影:ソン・ジョンイン
編集:イ・ユンヒ
照明:カン・テヒ、チョン・ヨンミン
音楽:パク・キホン
出演:ソン・イェジン、キム・ガプス、イ・ギュハン、イム・ヒョンジュン、カン・シニル、チョ・アン 

2013年/韓国
日本公開日/2014年11月8日
カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/95分
字幕:崔 樹連
配給:CJ Entertainment Japan
(c)2013 CJ E&M Corporation

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殺人の疑惑(共犯/Blood and Ties)

story

 ダウン(ソン・イェジン)は父のチョン・スンマン(キム・ガプス)と2人暮し。父は宅配便で働きながら、娘を「俺の心臓」と呼んで大切に育てて来た。大学院へ通うダウンは新聞記者になるため、先輩のジェギュン(イ・ギュハン)たちと模擬面接に励むが、不採用が続いていた。

 世間では、もうすぐ時効を迎える15年前の「ハン・チェジン君誘拐殺人事件」が話題になっていた。事件を元にした映画『悪魔のささやき』も公開され、面接でもよく質問されるため、ダウンは先輩たちと一緒に映画館へ行く。

 ところが、映画の最後に流れた犯人の肉声を聴いて、ダウンは戦慄する。父の声とそっくりなのだ。しかも、父の口ぐせである「最後まで、絶対諦めるな」という言葉も同じだった。その日から、ダウンはネットで事件を調べ、父の持ち物や素行を秘かに調べ始める。

 そんなある日、シム(イム・ヒョンジュン)と名乗る男がダウンに近づき、父へのメモを渡す。シムはスンマンに金を要求し、家にまで押し入ってきた。父の秘密が気になるダウンは、母子手帳から母の名前を知り、警察志望のジェギュンに頼んで、父と母の過去について調べてもらうのだが…。

●アジコのおすすめポイント:

未解決の凶悪事件を元にした作品が多い韓国。本作も実在の事件から着想され、もしも犯人が自分の大切な家族だったら、しかも自分も知らない内に関係していたら…という恐怖を描いたサスペンスドラマになっています。主演は大作『海賊』が控えているソン・イェジン。父親をドラマや舞台でも活躍するベテラン、キム・ガプスが演じています。監督は本作が長編デビューとなるクク・ドンソク。日本で9月に公開された『悪魔は誰だ』に通じる面もありますが、こちらは父と娘の絆による別の悲劇が描かれています。

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