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監督:チョン・グンソプ
脚本:チョン・グンソプ
撮影:イ・ジョンヨル
照明:キム・スンギュ
編集:スティーブ・M・コー、パク・キョンスク
美術:キム・ソンギュ、キム・ヒジン
音楽:アン・ヒョンジョン
出演:オム・ジョンファ、キム・サンギョン、ソン・ヨンチャン、チョ・ヒボン、ユ・スンモク、チョン・ヘギュン

2013年/韓国
日本公開日/2014年9月13日
カラー/16:9 ビスタ/ドルビーデジタル/120分
配給:アルバトロス・フィルム、ミッドシップ
(c)2013 Next Entertainment World Inc. & MIIN Pictures Co., Ltd.

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悪魔は誰だ(モンタージュ/Montage)

story

 15年前の誘拐事件で、幼い娘を失ったハギョン(オム・ジョンファ)。事件の担当刑事チョンホ(キム・サンギョン)は、事件が訴訟時効を迎えるにあたり、ハギョンのもとを訪ねる。しかし、犯人逮捕を願いながら長年に渡り情報を集めていたハギョンは、やりきれない怒りをチョンホにぶつける。

 その気持ちはチョンホも同じだった。時効まで残り5日となった日、事件現場を訪れたチョンホは、そこに手向けられた1輪の花を見つける。事件現場の監視カメラを調べると、深夜に何者かが花を置く姿が写っていた。チョンホは、それらの手掛かりを元に捜査を再開。時効まであと数時間のところで、犯人を視界に捕らえる。

 ハギョンも独自の調査を進めていた。しかし、必死の追跡も及ばず、再び犯人を取り逃してしまう。結局、事件は時効を迎え、責任を感じたチョンホは刑事を辞める決意をする。時を同じくして新たな誘拐事件が発生。誘拐されたのは、ハギョンが住む地域の名士ハン・チョル(ソン・ヨンチャン)の孫娘ポミ(ホ・ジョンウン)。孫を遊ばせていた時に電話が入り、目を離した隙にいなくなってしまったのだ。

 その後、家族の元に身代金を要求する電話が入る。その内容は、15年前に起こった事件とまったく同じものだった。刑事たちはチョンホに捜査協力を依頼する。

●アジコのおすすめポイント:

実在の未解決事件を描いた『殺人の追憶』から10年。ソン・ガンホと共に刑事役を演じたキム・サンギョンが、断り続けて来た刑事役に再び挑んだ作品です。監督&脚本は本作で長編デビューを果たしたチョン・グンソプ。時効までの15年に渡る被害者家族の苦しみと、犯人側の背景も描き、時効を経て犯人へたどり着くまでのドラマをスリリングに描いています。主人公の母親を演じるのは、スリラー作品への出演が続くオム・ジョンファ。同じ「時効」をキーワードに、連続殺人事件の犯人が自叙伝を出す『殺人の告白』で真犯人役を不気味に演じていたチョン・ヘギュンが、本作では人間味のある刑事役を演じています。


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