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バーフバリ 伝説誕生

監督:S.S. ラージャマウリ
原案:V. ヴィジャエーンドラ・プラサード
脚本:S.S. ラージャマウリ
撮影:K.K. センティル・クマール
編集:コータギリ・ヴェンカテーシュワラ・ラーヴ
美術:サーブ・シリル
アクション監督:ピーター・ヘイン
音楽:M.M. キーラヴァーニ
出演:ブラバース、ラーナー・ダッグバーティ、アヌシュカ・シェッティ、タマンナー、ラムヤ・クリシュナ、ナーサル、サティヤラージ

2015年/インド
日本公開日/2017年4月8日
カラー/アメリカンビスタ/ドルビーデジタル/138分/テルグ語
字幕:藤井美佳
配給:ツイン
(c)Primeworks Studios Sdn Bhd
2016年 インド・ナショナル・フィルム・アワード
 最優秀作品賞/
 特殊効果賞(スリニヴァス・モーハン、Arka Mediaworks)


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バーフバリ 伝説誕生(Baahubali:The Biginning)

story

 古代インド。高貴な女性(ラムヤ・クリシュナ)が赤子を抱いて必死で逃げている。背中に矢を受けながらも、追ってくる兵士を勇敢にかわし、大きな滝つぼに出た彼女は川に流されてしまう。意を決した彼女はシヴァ神に願いを告げ、赤子を高く掲げたまま水没した。そして赤子は無事、下流に住む人々に救われる。

 赤子はシヴドゥと名付けられ、村人たちに育てられる。シヴドゥは少年の頃から、天高くそびえる滝の上の世界へ行ってみたいと思っていた。そして、青年になったシヴドゥ(ブラバース)は、育ての母サンガ(ロヒニ)が願掛けしていた大きなリンガを、滝の下へ移動させるほどの力持ちになっていた。その時、滝の上から1枚の仮面が落ちてくる。

 仮面は美しい女性の顔をしていた。その幻の女性に魅せられたシヴドゥは、彼女の姿をした女神に導かれ、ついに滝の上の世界まで登りつめる。そこにいたのは、女戦士のアヴァンティカ(タマンナー)だった。戦いに明け暮れる彼女に「なんて女だ」と呆れながらも、傷ついて川で休むアヴァンティカにこっそり刺青をしてからかうシヴドゥ。やがて、二人は恋人同士となる。

 しかし、アヴァンティカには重要な使命があった。彼女の一族は、マヒシュマティ王国の暴君バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)に25年も幽閉されているデーヴァセーナ王妃(アヌシュカ・シェッティ)を救おうとしていたのだ。シヴドゥはアヴァンティカのためにその任務を負い、マヒシュマティの城内に潜入。苦労の末、王妃を助け出す。ところが、シヴドゥの姿を見た人々は皆「バーフバリ!」と彼を讃えるのだった。

 囚われていた王妃も、息子マヘンドラがいつか救いに来ることを信じていた。シヴドゥは王妃の息子だったのだ。シヴドゥは、父バーフバリ(ブラバース二役)の剣を持っていた奴隷のカッタッパ(サティヤラージ)から、王国を築いた祖父と父の王子時代に起こった蛮族との戦い、さらに王位継承をめぐるバラーラデーヴァとの争いの話を聞かされる…。

アジコのおすすめポイント:

ハエに転生した青年が恋人を悪から守る『マッキー』で日本でも注目されたS.S. ラージャマウリ監督による、壮大なスペクタクル・ファンタジーアクション大作です。生後まもなく刺客に追われ、川に流されたマヒシュマティ王国の王子が村人に育てられ、運命に導かれるように実母の救出に向かうというのが前編のストーリー。父の運命を聞かされるまでが描かれ、女戦士とのロマンスも挿入されています。そして、その出生の秘密とその後の展開は、後編のお楽しみ。スピーディな展開にSFXを駆使したファンタジックな映像、歌と踊りの華麗なシーンやスペクタクル感溢れるアクションシーンもふんだんに盛り込まれ、あっという間に物語の虜に。公開前から期待されていた本作が、あの『きっと、うまくいく』や『PK』を抜いてインド歴代No.1のメガヒット作品になったのも納得です。主演はテルグ語映画界のスター俳優、ブラバース。宿敵となる暴君を「ビースト・ボディ」で人気のラーナー・ダッグバーティ、女戦士をナチュラル美人のタマンナーが演じています。インドでは4月28日に待望の後編『Baahubali2:The Conclusion』が公開予定。この完結編を楽しむためにも、前編は見逃せません。期間限定公開なので、劇場情報をチェックしてお早めにおでかけください。


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