story
マヒシュマティ王国はカーラケーヤとの戦争に勝利を収めた。国母シヴァガミ(ラムヤ・クリシュナ)は、民の命を大切にするアマレンドラ・バーフバリ(プラバース)こそ王位を継承するにふさわしいと宣言。息子のバラーラデーヴァ(ラーナー・ダックバーティ)には軍の総司令官を命じた。戴冠式が近づくなか、このことを苦々しく思ったビッジャラデーヴァ(ナーサル)は陰謀を巡らせる。
シヴァガミはバーフバリに王宮を離れるよう伝える。統治する領土を自分の目で見て回り、そこに住む人々を知ってこそ、立派な王になれると考えたからだ。バーフバリは身分を隠し、忠臣カッタッパ(サティヤラージ)を従えて王宮を出発。クンタラ王国で麗しい王女デーヴァセーナ(アヌシュカ・シェッティ)と出会い、密かに恋心を寄せる。そして、下僕としてクンタラ王国で暮らすことにする。
密偵を送り、バーフバリの動向を調べさせていたバラーラデーヴァは、デーヴァセーナの肖像画を見て一目で気に入り、王女を横取りしようと企む。王位継承のことで息子を気遣っていたシヴァガミは、美しい姫を妃にしたいという願いをかなえてやろうと、クンタラ王国へ使いを送り、婚約を急がせた。カッタッパはそれがバーフバリの縁談だと早合点して喜ぶ。
ところが、デーヴァセーナは、これは王女の意向を無視した非礼な求婚と受け止め、縁談を退ける。これは小国による大国への反抗であり、シヴァガミは激怒。デーヴァセーナを捕虜として連れて帰るようバーフバリに伝令を送る。その頃、冷酷非道な盗賊ピンダリがクンタラ王国に奇襲をかけるが、バーフバリはカッタッパと協力して、クンタラ王国を滅亡の危機から救うのだった。
伝令の内容を見たバーフバリは身分を明かし、デーヴァセーナにマヒシュマティ王国への同行を求める。クンタラ王国は国を救ったバーフバリに感謝し、彼に思いを寄せていたデーヴァセーナも了承。ふたりは巨大な帆船でマヒシュマティ王国を目指した…。
アジコのおすすめポイント:
昨年末からロングランヒットを続けている『バーフバリ 王の凱旋』。絶叫上映、爆音映画祭がさらに新たなファンを掘り起こし、その勢いは未だ止まることなし。増え続けるファンたちの要望と配給会社の粘り強い交渉により、めでたく公開が実現したのが本作、オリジナルテルグ語完全版です。本作ではデーヴァセーナが恋心を抱いて歌い踊る「かわいいクリシュナ神」をはじめ、クンタラ国でのバーフバリとカッタッパのユーモラスなやりとり、国を追われた後のバーフバリの夫婦生活や民のために粉石装置を作るシーンなど、戦闘シーンが多いインターナショナル版よりもロマンス度や人情度がアップ。前編の『バーフバリ 伝説誕生』を彷彿とさせます。戴冠式からエンドクレジットに秘められた会話まで、見逃せないシーンがたっぷり。本作も絶叫上映が開催されています。167分じっくりとご堪能ください。
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