最果てリストランテ(Saihate Restaurant)
story
これはとある場所の小さな、小さなレストランの物語。そのレストランの営業時間は決まっていない。そこは人生でたった1度しか訪れることができない。そこは三途の河を渡る前、最後の晩餐をとるためのレストランなのだ。
そのレストランでは料理の注文をすることはできない。できるのは最後の晩餐の相手を選ぶこと。選べる人の条件はすでにこの世に存在していない人物、一人に限るということ。相手が決まれば料理も自然に決まる。
料理をするのは韓国人のハン(ジュンQ)。給仕は日本人の岬(村井良大)。二人とも記憶をなくしており、自分たちがなぜこのレストランにいるのかわからない。ただ、レストランを訪れる人たちに思い出の料理を振舞い、その料理を口に運んだ人たちは皆、笑顔になり饒舌になる。そして新たな旅路へと向かっていく。
その日、最初に訪れたのは初老の紳士(堀田眞三)だった。彼は戸惑いながらも説明を受け、亡くなった妻を相手に選んだ。メニューは、二人で初めて海外旅行にでかけた時に食べた韓国冷麺。ハンが作った料理は、その時の味とまったく同じだった。
アジコのおすすめポイント:
昨年4月にTOKYO FM ホールで初演されて、好評を博した「フォトシネマ朗読劇 最果てリストランテ」の映画化作品です。脚本の松田圭太がメガホンをとり、脚本も映画のために新たに書き下ろされました。主演も舞台を同じキャスティングで、MYNAMEのジュンQにとっては『新大久保物語』以来の作品。単独では初の映画主演デビュー作品となっています。映画では老夫婦に続いて、小学生の女の子、ヤクザ、お笑い芸人、女の子の母親が登場。そして最後に、ハンを知る女性が現れます。出てくる料理はどれもシンプルなものばかり。食べた時の思いの深さが料理をさらに美味しくしているのだと気づかせてくれます。
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