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シークレット・スーパースター

シークレット・スーパースター
(Secret Superstar)

製作:アーミル・カーン、アレン・リウ、
   キラン・ラオ、プラサード・シェッティ
監督:アドヴェイト・チャンダン
脚本:アドヴェイト・チャンダン
撮影:アニル・メヘタ
編集:ヘマンティ・サルカル
衣装:プリヤンジャリ・ラヒリ
美術:パラヴィ・バッガ、スマン・ロイ、マハパートラ
音楽:アミット・トリヴェディ
作詞:カウサル・ムニール
出演:ザイラー・ワシーム、メヘル・ヴィジュ、ラージ・アルジュン、アーミル・カーン、ティルス・シャルマ

2017年/インド
日本公開日/2018年8月9日
カラー/シネマスコープ/5.1ch/ヒンディー語/150分
字幕:
配給:フィルムランド、カラーバード
(c)Aamir Khan Productions Private Limited 2017


2018年 スター・スクリーン・アワード
 新人女優賞(ザイラー・ワシーム)
 助演女優賞(メヘル・ヴィジュ)
2018年 ジーシネ・アワード
 新人監督賞(アドヴェイト・チャンダン)
 音楽監督賞(アミット・トリヴェディ)
 助演女優賞(メヘル・ヴィジュ)
 悪役男優賞(ラージ・アルジュン)
2018年 フィルムフェア・アワード
 審査員選出最優秀女優賞(ザイラー・ワシーム)
 最優秀助演女優賞(メヘル・ヴィジュ)
 最優秀女性プレイバックシンガー(メグナ・ミシュラ)
2018年 国際インド映画アカデミー賞
 最優秀助演女優賞(メヘル・ヴィジュ)
 最優秀女性プレイバックシンガー(メグナ・ミシュラ)


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story

 歌うことが大好きな少女インシア(ザイラー・ワシーム)は学校でも人気者。彼女がギターを抱えて歌い出すと皆が聞き惚れ、インシアに思いを寄せるチンタン(ティルス・シャルマ)はいつも彼女を応援していた。そんなチンタンがインシアに歌謡コンテストのチラシを渡す。決勝はムンバイで、優勝するとノートパソコンが貰える。歌手を夢見るインシアは母親(メヘル・ヴィジュ)に相談する。

 母のナジマは無邪気で優しいが教養がなく、権威的な父親ファルーク(ラージ・アルジュン)からたびたび暴力をふるわれていた。父は弟のグドゥ(カビール・サジッド)だけを可愛がり、インシアには勉強しろと厳しかった。父親の機嫌をみてコンテスト出場を頼もうとするが失敗。傷心のインシアに、母はノートパソコンをプレゼントする。

 インシアは自分が歌う姿をYouTubeにアップすることを思いつく。母の提案もあり、父親にばれないようブルカを被って歌うことにした。名前は「シークレット・スーパースター」。ブルカを被って歌う少女の動画はたちまちインド中で人気となり、新聞やTVでも話題となった。有名だが若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマール(アーミル・カーン)はメールまで送ってきた。

 しかし、父親にばれて音楽を禁止され、やけになったシンシアはノートパソコンを壊してしまう。相変わらず母に暴力をふるう父を見て、離婚して欲しいと願うインシアは、離婚訴訟で負けたシャクティに会いに行くことにする。相手の弁護士を紹介して欲しかったのだ。チンタンの協力で学校を抜け出したインシアは、一人でムンバイへ行くのだが…。

アジコのおすすめポイント:

天性の歌声を持つ少女が歌手を夢見て家庭内の困難に立ち向かい、自分の道を切り開いていくサクセスストーリーです。並行して、家庭内の男女差別やDV問題も描かれており、暴力をふるわれても権威的な夫から逃れようとしない母親の自立の物語にもなっています。監督はアーミル・カーンの元マネージャーでもあったアドヴェイト・チャンダン。本作が監督デビュー作で、アーミルは出演だけでなくプロデューサーとしても彼をバックアップしています。主演は『ダンガル』でアーミルの娘役を演じて女優デビューしたザイラー・ワシーム。今回は少女らしい可憐な姿で頑張る様子を見せてくれます。母親を演じるのは『バジュランギおじさんと、小さな迷子』でパキスタンに住む少女の母親を演じたメヘル・ヴィジュ。二人を助けることになる音楽プロデューサーはアーミルとは真逆の破廉恥男で、演じるのが難しかったようですが、さすがアーミル。成り切って演じています。今後の活躍が気になるザイラー・ワシームちゃんですが、なんとこの6月に引退宣言をしたそうです。残念無念。


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