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鬼手

監督:リ・ゴン
脚本:ユ・ソンヒョプ
撮影:キム・ドンヨン
編集:シン・ミンキュン
美術:オ・ギュテク
武術監督:キム・チョルジュン
囲碁監修:キム・ソンホ
特撮:ユン・デウォン
音楽:チャン・ヒョクチン
出演:クォン・サンウ、キム・ヒウォン、キム・ソンギュン、ホ・ソンテ、ウ・ドファン、ウォン・ヒョンジュン、チョン・インギョム、チャ・スンジェ

2019年/韓国
日本公開日:2020年8月7日
カラー/シネスコ/5.1chデジタル/06分
字幕:石井絹香
配給:ツイン
(c)2019 CJ ENM Corporation, Mays Entertainment

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鬼手
(神の一手:鬼手篇/The Divine Move 2:The Wrathful)

story

 1988年。両親のいない少年(チャ・スンジェ)は姉のスヨンと共に、プロ棋士であるファン・ドギョン(チョン・インギョム)の囲碁クラブや家の掃除をして暮らしていた。が、スヨンがファンに穢されて自殺。少年はドギョンに囲碁で勝負を挑むが負け「実力をつけてから来い」と言われる。

 少年は姉の小銭入れを形見にソウルへ向かい、囲碁クラブで次々と対局を挑んで勝ち進む。その様子を見ていたホ・イルド(キム・ソンギュン)が少年に声をかけ、賭け碁の先輩が住む山寺へ連れていく。坊主頭にされた少年は、頭の中だけでも囲碁ができるよう修行させられる。

 下山した少年を待っていたのは、ホ師匠を遠隔囲碁で導くイカサマ商売だった。釜山の雑草(ホ・ソンテ)を相手に荒稼ぎしたホ師匠は、少年に印鑑と通帳を渡し「もし一人になったら貫鉄洞のトンを頼れ」と告げる。その直後、雑草の手下が追ってきてホ師匠は殺され、少年は逃げきる。

 数年後、山寺で肉体を鍛え上げながら囲碁の修練を積む青年(クォン・サンウ)がいた。後にグィス(鬼手)と呼ばれるようになる彼は、満を持して下山。ホ師匠に教えられたトン先生(キム・ヒウォン)を訪ねる。トンは囲碁の名手に対局をさせて稼ぐブローカーだった。次々と名人を打ち負かすグィスにトンは大喜び。コンビを組んで稼ぎまくる。

 グィスはかつてホ師匠の片手を奪った長城の占い師(ウォン・ヒョンジュン)や、釜山の雑草を訪れ、命がけの対局を挑んでいく。最終目標は、ファン・ドギョンへの復讐だ。だがその前に、自分と同じように父親を亡くした恨みを抱く青年(ウ・ドファン)が立ちはだかる…。

アジコのおすすめポイント:

囲碁の勝負に復讐劇を絡め、スリリングなアクションに仕立てた『神の一手』。チョン・ウソンが主演した2014年の大ヒット作が、同じ製作チームによりクォン・サンウ主演で新たに蘇りました。天賦の才能を持つ少年が次々と大人たちを負かし、さらなる修行を経て賭け囲碁の世界へ入っていく前半。心身を鍛えて成長し、姉と師匠の仇をとるために冷徹な勝負を進めていく後半。今回の相棒は盲目のジーザスからお調子者のトンに変わっています。さらに、対局相手として霊能者や鉄道オタク、復讐に狂う殺人鬼と、個性的なキャラを揃え、いくつもの見どころが続きます。ラスボスを倒す前には100人斬りの勝負も。監督は巨匠たちの元で助監督をつとめ、腕を磨いたリ・ゴン(イ・ゴン?)。これが長編デビュー作です。クォン・サンウは本作のために体重を増やし、さらに体脂肪を9%近く絞るという肉体改造を達成。見事な腹筋も見せてくれます。対局シーンでは相手に応じた6人6色の囲碁スタイルを表現。あり得ない設定でもリアルに迫ってきます。壮絶な復讐の果てにグィスが得るものとは? 劇場でたっぷりと味わってください。


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