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きっと、またあえる

きっと、またあえる(Chhichhore)

監督:ニテーシュ・ティワーリー
脚本:ニテーシュ・ティワーリー、ピューシュ・グプタ、
   ニキル・マルホートラ
撮影:アマレンド・チョウドリー
編集:チャール・シュリー・ロイ
美術:ラクシュミー・ケールスカル
衣装:ローヒト・チャトゥルヴェーディー
音響:シャジット・コイェーリ、
   サヴィター・ナンブラト・カージー
振付:ボスコ・マーティス&カエサル・ゴンサルベス
音楽:プリータム
出演:スシャント・シン・ラージプート、シュラッダー・カプール、ヴァルン・シャルマ、プラティーク・バッバル、ターヒル・ラージ・バシン、ナヴィーン・ボリシェッティ、トゥシャール・パーンデー、サハルシュ・クマール・シュクラ、ムハンマド・サマド

2019年/インド
日本公開日/2020年8月21日
カラー/スコープサイズ/ヒンディー語・英語/143分
字幕:藤井美佳
配給:ファインフィルムズ
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2019年 ニッケルオデオン・キッズチョイス賞
 作品賞/女優賞(シュラッダー・カプール)
2020年 ETCボリウッドビジネス賞 10億ルピー超えヒット賞

きっと、またあえる

story

 ボンベイ工科大学の学生寮。真夏の夜に、水の入ったバケツを抱えたセクサ(ヴァルン・シャルマ)がアニ(スシャント・シン・ラージプート)の部屋を訪れる。4号寮恒例の水かけ祭りが始まったのだ。学生たちはすぐにバケツを持って大集合!…懐かしい思い出に顔が緩む、現代のアニ。

 アニことアニルット・パタクは、受験を終えたばかりの一人息子ラーガヴ(ムハンマド・サマド)を、別れた妻マヤ(シュラッダー・カプール)の家へ送っていった。アニの好きなおかずを持って帰宅したラーガヴ。受験結果を気にする彼に、アニは合格を信じて入学後の話ばかり。それはラーガヴにとって大きなプレッシャーだった。

 そして結果発表の日。不合格に絶望したラーガヴは、高層階の部屋のベランダから身を投げる。病院にかけつけるアニとマヤ。重傷を負ったラーガヴの命は助かったが、脳挫傷があり深刻な状況に陥っていた。意識不明の息子を励ますため、アニは負け犬だった学生寮の話を始める。

 入学したアニに割り当てられたのは、悪名高い4号寮だった。セクサと名乗る、頭の中がセックスでいっぱいの先輩に迎えられ、同期のマミー(トゥシャール・パーンデー)と新入の洗礼を受ける。だが、心配していたようなイジメや体罰はなく、皆、陽気で気のいい連中だった。そして、アニはハレー彗星級の美人女子学生マヤと出会う。

 ラーガヴの意識が戻った。アニの話が聞こえていたようだ。息子に自分の話を信用してもらうため、アニは疎遠になっていたセクサことグルミート・シンの所在を調べて連絡する。海外で商談中だったセクサはすぐに予定変更。帰国して病院へかけつけてくれた。

 そうして、かつての負け犬寮の仲間たち、デレク(ターヒル・ラージ・バシン)、アシッド(ナヴィーン・ポリシェッティ)、マミー、へべれけ(サハルシュ・クマール・シュクラ)たちも次々と病院へやって来た。

 彼らが語るのは、寮対抗の複合競技大会GC(ゼネラル・チャンピオンシップ)の物語。ラギー(プラティーク・バッバル)率いる連続優勝の3号寮と万年ビリで「負け犬」と呼ばれる4号寮との壮絶な闘いが始まる。

アジコのおすすめポイント:

90年代前半の名門工科大学、学生寮と現代の2つの時代を交互に描き、2つのストーリーを友情&スポ根をまぶして紡いでいく青春ドラマです。邦題が似ている名作『きっと、うまくいく』を彷彿とさせますが、主人公の謎を追っていく前作とは異なり、本作の主な舞台は学生寮と寮対抗のスポーツ大会。受験戦争の悲劇を隠しテーマに、負け犬でも落ちこぼれでも思い出深い学生生活が送れるし、深い絆で結ばれた得難い友人ができる、失敗しても大丈夫、と前向きなメッセージを送っています。監督は『ダンガル きっと、つよくなる』でメガヒットを記録して注目されたニテーシュ・ティワーリー。受験に失敗した息子のために、インド工科大学ボンベイ校出身の監督自身が経験したことや寮で起こったこと、見聞きした生活を描いており、すべての人物にモデルがいるそうです。中心となるのは『PK』で注目されたスシャント・シン・ラージプートと『サーホー』にも出演しているジュラッダー・カプールのカップル。負け犬寮の仲間たちも皆個性的で、特にセクサ役のヴァルン・シャルマは太めながらキュートです。学生時代と親世代を演じるため、30代前半の俳優たちがキャスティングされており、まったく違う風貌の2世代の姿が楽しめます。この2世代が共演するエンディング・ソング「Fikar Not」は必見!(公開1週目と2週目には歌詞カードのプレゼントもあり!)残念ながら、主演のスシャント・シン・ラージプートさんは6月14日に急逝されてしまいましたが、未公開の作品もあるのでスクリーンでまたあえることを祈っております。

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*松岡環さんのブログ「アジア映画巡礼」に『きっと、またあえる』の詳細解説がたっぷり掲載されています。 ▼公式サイト