シャーク 覚醒
(シャーク:ザ・ビギニング/Shark:The Beginnig)
story
20歳で総合格闘技の世界最年少チャンピオンとなったチョン・ドヒョン(ウィ・ハジュン)。久しぶりに、ご馳走を用意した母と妹が待つ自宅に戻ると、中は真っ暗だった。異変に気づいたドヒョンは、二人が殺されているのを見つけて驚愕する。その時、潜んでいた3人組の強盗が次々とドヒョンに襲いかかるが、ドヒョンは怒りで力を抑制することができず、3人を殺してしまう。
2年後、服役中のチョン・ドヒョン選手が上告したというニュースを、高校生たちが聞いていた。そのクラスには、チャ・ウソル(キム・ミンソク)もいた。気弱で生真面目な優等生だ。そこへ、転校生が入ってくる。ボクシング部の全国大会でチャンピオンになった経歴を持つペ・ソクチャン(チョン・ウォンチャン)。ウソルは戦慄する。
3年前、ソクチャンのいじめから逃れて来たウソル。先生がいなくなると、ソクチャンは教室で暴力をふるい、ウソルの姿を見つける。挑発されて、思わずシャーペンを手にしたウソルは、そのままソクチャンの右目を刺してしまった。
裁判で殺人未遂の判決を受けたウソルは、少年刑務所へのバスに乗っていた。空いている席に座ると、隣にドヒョンがいた。刑務所の中にも力の対立があるが、皆、ドヒョンに一目置いていた。そんなある日、ソクチャンが面会でやって来る。失明寸前になったソクチャンはウソルに激しい恨みをぶつけ「出所してからが本番だ!」と彼を脅した。
不安でたまらないウソルは、ドヒョンが一人で黙々とトレーニングをしている姿を見て、助けを求める。ドヒョンは断わるが、「強くなりたい。これ以上、逃げたくない!」というウソルの訴えに心を動かされ、彼を自分の独房に迎え入れる。その日から、厳しいトレーニングが始まった…。
アジコのおすすめポイント:
弱虫だった少年が、思いがけない事件で少年院に。そこでストイックに生きる格闘家と出会ったことから、自分の弱さと向き合い、執拗に追いかけてくる敵と闘うために自分を変えていく青春成長ドラマです。原作は人気ウェブトゥーン「シャーク」。「覚醒」というからには、その後の続編が期待できるようなタイトルになっていますね。監督はチェ・ヨジュン。主人公を兵役から戻ったばかりのキム・ミンソクが復帰作として熱演しています。執念深い敵を演じるのは、悪役で人気のチョン・ウォンチャン。そして、師匠となる格闘家を『殺人鬼から逃げる夜』「イカゲーム」でブレイクしたウィ・ハジュンが爽やかに演じています。
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